事業の概要
- 人材サービス事業アルバイトタイムスは、求人情報誌『DOMO』の発行や、求人情報サイト『DOMO NET』、『JOB』、『TSUNORU』の運営・販売を通じて、企業と求職者を結びつけ、広告収入を得ています。特に非正社員向けの『DOMO』は無料情報誌として広く流通しています。
- 採用管理システム提供『ワガシャ de DOMO』という採用管理システムをサブスクリプションモデルで提供し、利用料収入を得ています。これにより、企業の採用業務の効率化を支援しています。
- RPO事業企業の人材採用に関する業務を外部委託(アウトソーシング)として請け負い、プロのリクルーターが採用プロジェクトのマネジメントを行うことで収入を得ています。これは、企業の採用課題解決をサポートするサービスです。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 人材サービス事業この事業は、求人情報誌『DOMO』の発行や、求人情報サイト『DOMO NET』、『JOB』、『TSUNORU』の運営、採用管理システム『ワガシャ de DOMO』の提供、RPO事業などを含みます。最新年度の売上高は36.27億円、営業利益は7.64億円と、グループの主要な収益源となっています。
- 販促支援事業連結子会社の株式会社リンクが担う事業で、フリーペーパーの取次や、主婦・学生に特化した広告宣伝・販促支援活動を行っています。最新年度の売上高は5.34億円、営業利益は0.51億円で、グループ全体の売上を補完する役割を担っています。
2025-02 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| InformationProvision | 事業 | 36 | 8 | 21.1% |
| SalesPromotionSupport | 事業 | 5 | 1 | 9.5% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社グループは、当社及び連結子会社3社によって構成されており、人材サービス事業と販促支援事業を基軸として事業を運営しております。 ※当連結会計年度より、株式会社WHOMを連結子会社化したことに伴い、従来の「情報提供事業」 というセグメント名称では事業実態との乖離が生じてきたため、「人材サービス事業」へとセグメント名称を変更致しました。なお、本変更はセグメント名の見直しによるものであり、従来の事業内容および対象となる子会社に実質的な変更はありません。 人材サービス事業では、求人情報誌『DOMO(ドーモ)』発行及び求人情報サイト『DOMO NET(ドーモネット)』、正社員採用に特化した求人情報サイト『JOB(ジョブ)』、新卒採用に特化した『TSUNORU(ツノル)』、採用管理システムを提供する『ワガシャ de DOMO』の運営・販売、フリーランス・副業人材を中心としたプロのリクルーターを活用したRPO(Recruitment Process Outsourcing)事業等を行っております。販促支援事業では、当社子会社である株式会社リンク(当社100%出資)が行うフリーペーパーの取次等により構成されております。主な事業活動における各社の位置付けをセグメント別に記載すると次のとおりであります。 (1) 人材サービス事業当社は、求人情報誌及び求人情報サイトの運営・販売、採用管理システムの販売、RPO事業等を行っております。求人情報誌としては、主にアルバイター・パートタイマー・派遣社員・契約社員といった非正社員向けの無料求人情報誌『DOMO』を発行しており、『DOMO』は、静岡東部・中部・西部版(静岡県内)を発行しております。求人情報サイトとしては、非正社員向け求人情報サイト『DOMO NET』、正社員転職・就職サイト『JOB』、新卒採用に特化した求人情報サイト『TSUNORU』を販売しております。また、採用管理システムを提供する『ワガシャ de DOMO』を展開しております。RPO事業においては、採用課題のある企業の課題解決を担うべく、企業に最適なリクルーターのマッチングやその後の採用プロジェクトマネジメントまでをフォローしております。当社グループでは、クライアント(広告主)から出稿された広告を情報誌として編集・発行・流通させる、あるいはインターネットやモバイル上で発信することにより、その対価として広告収入を得ております。無料情報誌(フリーペーパー)につきましては、当社が街中に設置する配布用什器(ラック)から読者が無償で入手しております。また、『ワガシャ de DOMO』はサブスクリプション型課金モデルとして利用料収入を得ており、RPO事業においては、企業から人材採用に関する業務がアウトソーシングされ、プロのリクルーターが稼働することで収入を得ております。 (2) 販促支援事業当社の商品である『DOMO』は無料の情報誌であったため、有料誌のように書店などを通じて読者に流通させることはできず、独自に流通網を開拓・維持することが必要でした。当社の連結子会社である株式会社リンクは、その業務で蓄積されたフリーペーパーの流通ノウハウを事業化し、スーパー、駅、ショッピングセンター、大学等集客があるところにラックを設置し、様々な事業者の発行するフリーペーパーやパンフレット等を掲出するサービスを展開しています。また、クライアント(広告主)からの要望に応じ、主婦・学生にターゲットを絞った狭域かつ高密度型の各種広告宣伝・販促支援活動を提供するターゲットメディア事業も行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 求人情報媒体事業は広告収入の減少局面で利益が大きく減少する特徴があるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | ネットワーク 無料情報誌の独自流通網の開拓・維持ノウハウ、スーパー、駅等へのラック設置網。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 軽い(資本不要) |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:景気動向や法改正による影響 / 競合企業の戦略への対応の成否 / システムの誤作動・機能停止
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
アルバイトタイムスは求人情報サービスを主軸としており、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPといった無形資産による競争優位性は現時点では確認できません。サービスは汎用性が高く、参入障壁は低いと考えられます。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
求職者にとっては、複数の求人サイトを併用することが一般的であり、特定のサイトへの強いスイッチング・コストは低いと考えられます。一方、企業側も掲載料を支払うため、一定の利用継続性は見込まれますが、他社への乗り換えも比較的容易です。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
求人情報サービスは、求職者と求人企業のマッチングを目的としていますが、アルバイトタイムスが提供するサービスにおいて、ユーザー数の増加がサービスの価値を指数関数的に高めるような強力なネットワーク効果は確認されません。プラットフォームとしての規模の経済は限定的です。
コスト優位★☆☆☆☆
求人情報サービスは、デジタル化により比較的低コストで運営可能ですが、アルバイトタイムスが競合他社と比較して構造的に大幅なコスト優位性を持つという証拠はありません。広告宣伝費やシステム投資は必要不可欠です。
規模の経済★★☆☆☆
アルバイトタイムスは、特定の地域や職種に特化した求人情報サービスを展開しており、一定の規模を持つと考えられます。しかし、業界全体で見ると、リクルートやパーソルホールディングスのような大手企業と比較して、その規模や市場シェアは限定的であり、効率規模による優位性はまだ弱い段階です。
- 地域密着型フリーペーパー無料求人情報誌『DOMO』は、静岡県内で地域に特化した情報を発行しており、独自の流通網を確立しています。これにより、特定の地域における求人情報へのアクセスが容易になり、地域住民にとって身近な存在となっています。
- フリーペーパー流通ノウハウ連結子会社の株式会社リンクは、フリーペーパーの流通で培ったノウハウを活かし、スーパーや駅などにラックを設置して様々なフリーペーパーを掲出するサービスを展開しています。これは、独自の流通インフラを構築している点で強みとなります。
- 多様な求人媒体展開紙媒体の『DOMO』に加え、非正社員向け『DOMO NET』、正社員向け『JOB』、新卒向け『TSUNORU』といった複数のオンライン求人サイトを展開しています。これにより、幅広い層の求職者と企業ニーズに対応できる体制を構築しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、無料情報誌及びインターネットを通じて、求職情報の提供や、ATSサービスの提供、RPO事業など人材ビジネスを中心とした事業を展開しております。 今後は、当社グループの経営理念である「対話」と「奉仕」をもって、当社グループの資産の活用を前提とし、社会にとってより有益な情報関連事業を展開してまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 市場成長性と収益性の高い分野に集中投資を行い、ビジネスモデルを変革すると同時に、経営基盤の再構築をすることで、持続的な成長とともに収益機会の拡大を図ってまいります。 (3) 会社の対処すべき課題 当社グループが更なる成長を継続していくためには、市場成長性と収益性の高い分野へ事業を集中するとともに、将来的な成長が見込まれる新しいソリューション・サービスの創出、そして成長を下支えする経営基盤の構築が必要であると考えております。市場成長性と収益性の高い分野への事業集中に関しては、採用管理システム『ワガシャ de DOMO』に代表されるHRテック領域へ事業を集中させるとともに、RPO事業においては首都圏以外への地域展開ならびに戦略立案・データ分析など付加価値の高いサービスの拡充を進めてまいります。また、将来的な成長が見込まれる新しいソリューション・サービスを創出するために、自社の経営資源にこだわることなく、M&Aや業務提携など外部の経営資源を活用し、事業展開スピードを高めていきたいと考えております。さらに、業務ソリューションシステムの導入・体制の構築、人事制度の高度化、基幹システムの再構築などを継続し、業務生産性向上と労働集約型モデルからの変革により、競争優位性を高め成長に資する経営基盤の構築を進めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、無料情報誌及びインターネットを通じて、求職情報の提供や、ATSサービスの提供、RPO事業など人材ビジネスを中心とした事業を展開しております。 今後は、当社グループの経営理念である「対話」と「奉仕」をもって、当社グループの資産の活用を前提とし、社会にとってより有益な情報関連事業を展開してまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 市場成長性と収益性の高い分野に集中投資を行い、ビジネスモデルを変革すると同時に、経営基盤の再構築をすることで、持続的な成長とともに収益機会の拡大を図ってまいります。 (3) 会社の対処すべき課題 当社グループが更なる成長を継続していくためには、市場成長性と収益性の高い分野へ事業を集中するとともに、将来的な成長が見込まれる新しいソリューション・サービスの創出、そして成長を下支えする経営基盤の構築が必要であると考えております。市場成長性と収益性の高い分野への事業集中に関しては、採用管理システム『ワガシャ de DOMO』に代表されるHRテック領域へ事業を集中させるとともに、RPO事業においては首都圏以外への地域展開ならびに戦略立案・データ分析など付加価値の高いサービスの拡充を進めてまいります。また、将来的な成長が見込まれる新しいソリューション・サービスを創出するために、自社の経営資源にこだわることなく、M&Aや業務提携など外部の経営資源を活用し、事業展開スピードを高めていきたいと考えております。さらに、業務ソリューションシステムの導入・体制の構築、人事制度の高度化、基幹システムの再構築などを継続し、業務生産性向上と労働集約型モデルからの変革により、競争優位性を高め成長に資する経営基盤の構築を進めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(業績等の概要)(1) 経営成績当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績が堅調に推移する中、雇用や所得環境の改善がみられ、物価上昇の影響を受けつつも個人消費や旺盛なインバウンド需要の継続などを背景に、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価や原材料価格の高騰、円安傾向が続く為替市場の動向や長期金利の上昇などにより、先行きは依然として不透明な状況が続いております。このような経済環境下、当社の収益基盤である静岡県の雇用情勢については依然として弱含みな状況が続いており、2026年2月の有効求人倍率は全国平均1.19倍に対し、静岡県は1.06倍(前年同月比0.02ポイント下降)と全国平均を下回っております。このような状況において当社グループでは、採用管理システムを顧客に提供する『ワガシャ de DOMO』の販路拡大施策やオプション商品の販売等を継続いたしました。また、静岡県内東部地域、中部地域、西部地域の各所において、リアルイベントである合同企業面談会『シゴトフェア』をそれぞれ3回開催いたしました。フリーランス・副業人材を中心としたプロのリクルーターを活用したRPO事業を手掛ける株式会社WHOMにおいては、首都圏を中心に新規顧客開拓に注力いたしました。以上の結果、当連結会計年度における当社グループの連結業績は、売上高は4,719百万円(同13.4%増)となりました。売上原価は1,557百万円(同23.3%増)、販売費及び一般管理費は3,001百万円(同6.1%増)となり、営業利益は160百万円(同133.6%増)となりました。経常利益は169百万円(同92.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、189百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失467百万円)となりました。 セグメント別の業績(セグメント間の内部取引消去前)を示すと、次のとおりであります。 ※当連結会計年度より、株式会社WHOMを連結子会社化したことに伴い、従来の「情報提供事業」 というセグメント名称では事業実態との乖離が生じてきたため、「人材サービス事業」へとセグメント名称を変更致しました。なお、本変更はセグメント名の見直しによるものであり、従来の事業内容および対象となる子会社に実質的な変更はありません。 (人材サービス事業)人材サービス事業では、採用管理システムを顧客に提供する『ワガシャ de DOMO』サブスクリプション型課金モデル)等、HRテックや正社員領域の販売等が堅調に推移したことや、当期より連結子会社となった株式会社WHOMのRPO事業の業績寄与もあり、売上高は4,314百万円(前連結会計年度比19.0%増)、セグメント利益は933百万円(同22.3%増)となりました。 (販促支援事業)販促支援事業では、主たる売上であるフリーペーパーの取次において、第1四半期より大型週刊誌の休刊や取次エリアの縮小等があり全体的な取次量が減少した結果、販促支援事業における売上高は409百万円(前連結会計年度比24.5%減)、セグメント利益は11百万円(同77.2%減)となりました。 (2) 財政状態の状況当連結会計年度末の財政状態は、総資産が3,613百万円(前連結会計年度末比8.9%増)、負債が758百万円(同38.3%増)、純資産が2,855百万円(同3.1%増)となりました。また、自己資本比率は79.0%となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、1,712百万円(前連結会計年度末比266百万円減)となりました。営業活動の結果得られた資金は、399百万円(前連結会計年度は97百万円の収入)となりました。投資活動の結果使用した資金は、560百万円(同146百万円の支出)となりました。財務活動の結果使用した資金は、106百万円(同98百万円の支出)となりました。 (生産、受注及び販売の状況)(1) 生産実績当社グループの主体である求人情報誌の発行等は、提供するサービスの性格上、生産実績を把握することが困難であるため、生産実績の記載を省略しております。なお、当社グループは、業務上、求人情報誌等の印刷は、印刷会社に外注しており、印刷費用は次のとおりであります。 当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)金額(千円)前年同期比(%)情報誌の印刷費相当額181,037102.12 (注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。2 上記のうち、最近2連結会計年度における主な相手先別の取扱額及び総取扱額に対する割合は次のとおりであります。 相手先前連結会計年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)大日本印刷株式会社177,287100.0181,037100.0 (2) 受注実績当社グループの主体である求人情報誌の発行等は、提供するサービスの性格上、受注実績を把握することが困難であるため、受注実績の記載を省略しております。 (3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)前年同期比(%)金額(千円)割合(%)人材サービス事業4,314,66891.43118.96販促支援事業404,3888.5775.79合計4,719,056100.0113.42 (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。重要な会計方針及び重要な会計上の見積もりにつきましては、本報告書「第一部 企業情報 第5 経理の状況」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたり、貸倒引当金、賞与引当金等の各引当金の計上、繰延税金資産及びのれんの回収可能性の判断等につきましては、過去の実績や他の合理的な方法により見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 (2)経営成績の分析(a) 売上高 当連結会計年度における売上高は4,719百万円(前連結会計年度比13.4%増)となりました。内訳として、人材サービス事業においては、現在の主力商品である採用管理システムを顧客に提供する『ワガシャ de DOMO』(サブスクリプション型課金モデル)などのHRテックや正社員領域の販売などが堅調に推移したことや、当期より連結子会社となった株式会社WHOMのRPO事業の業績寄与もあり、売上高は、4,314百万円(前連結会計年度比19.0%増)となりました。販促支援事業においては、主たる売上であるフリーペーパーの取次において、第1四半期より大型週刊誌の休刊や取次エリアの縮小などがあり全体的な取次量が減少した結果、売上高は409百万円(前連結会計年度比24.5%減)となりました。 (b) 売上原価、売上総利益 売上原価は『ワガシャ de DOMO』等、HRテックの販売やRPO事業のリクルーター向けの支払手数料が増加したため、1,557百万円(前連結会計年度比23.3%増)となりました。その結果、売上総利益は3,162百万円(同9.1%増)となりました。 (c) 販売費及び一般管理費、営業利益 販売管理費及び一般管理費は、新人事制度導入による給与テーブルの変更、自己株式を活用した従業員向けインセンティブプラン等、人的資本への投資により人件費が増加した影響や、のれん償却費計上等により、3,001百万円(前連結会計年度比6.1%増)となりました。その結果、営業利益は160百万円(同133.6%増)となりました。 (d) 経常利益 経常利益は営業利益の増加などにより169百万円(前連結会計年度比92.1%増)となりました。 (e) 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、繰延税金資産の計上により189百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失467百万円)となりました。 (3) 財政状態の分析当連結会計年度末の財政状態は、総資産が3,613百万円(前連結会計年度末比8.9%増)、負債が758百万円(同38.3%増)、純資産が2,855百万円(同3.1%増)となりました。また、自己資本比率は79.0%となりました。資産の部では、流動資産が2,285百万円(同8.9%減)となりました。これは、現金及び預金が1,712百万円(同13.4%減)、売掛金及び契約資産が489百万円(同15.9%増)等となったためです。固定資産は1,328百万円(同64.3%増)となりました。これは、有形固定資産が541百万円(同2.0%減)、無形固定資産がのれんの計上等により、526百万円(同569.6%増)、投資その他の資産が260百万円(同47.3%増)となったためです。負債は758百万円(同38.3%増)となりました。これは、未払金が362百万円(同12.1%増)、賞与引当金が105百万円(同20.3%増)等となったためです。純資産は2,855百万円(同3.1%増)となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益の計上、剰余金の配当及び自己株式の消却により利益剰余金が3,102百万円(同7.7%減)、自己株式の消却等により自己株式が1,241百万円(前連結会計年度末は1,598百万円)等となったためです。 (4) キャッシュ・フローの分析当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、1,712百万円(前連結会計年度末比266百万円減)となりました。 (a) 営業活動によるキャッシュ・フロー営業活動の結果得られた資金は、399百万円(前連結会計年度は97百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が169百万円、のれん償却額が58百万円、賞与引当金の増加額が17百万円、株式給付引当金の増加額が24百万円、未払消費税の増加額が66百万円等となったためです。 (b) 投資活動によるキャッシュ・フロー投資活動の結果使用した資金は、560百万円(同146百万円の支出)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出が87百万円、その他、子会社株式取得による支出が469百万円等になったためです。 (c) 財務活動によるキャッシュ・フロー財務活動の結果使用した資金は、106百万円(同98百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額が98百万円等となったためです。 (資本の財源及び資金の流動性について)当社グループの事業活動における主要な資金需要は、印刷費、売上高に係る支払手数料、労務費等の製造原価や人件費、広告宣伝費、流通費等の運転資金であります。当社グループの事業活動に必要な資金は、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金を活用しております。 (5) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。当社グループは事業環境やマーケット動向等事業に影響し得る動きを注視するとともに事業運営体制の整備を図り、リスク要因に対する対応策を検討、実施し、様々な課題に対応していくことが必要だと考えております。 (6) 経営戦略の現状と見通し 今後の見通しですが、わが国経済においては、地政学リスクに起因する不安定な国際情勢や物価上昇が継続し、不透明な状態であるものの、構造的な人手不足を背景に求人企業における採用ニーズは今後も継続すると見込まれます。 経営戦略の現状と見通しの詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
事業リスク
- 景気変動と法改正求人情報の提供が主力事業であるため、景気の変動や労働関連の法改正が、企業の求人意欲や広告出稿に直接影響し、アルバイトタイムスの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 競合他社との競争人材サービス業界には大手企業も多く、企業体力に差があるため、競合他社の戦略によっては、アルバイトタイムスの市場シェアや収益性が低下し、経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。
- システム障害リスクインターネット媒体を活用した事業展開のため、大規模災害、サイバー攻撃、システム誤操作などによるシステム障害が発生した場合、サービスが停止し、業務活動に支障をきたすことで、経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】以下において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及びその他投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避、発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の経営状況についての判断は、以下の事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。また以下の記載は当社グループの事業展開上のリスクを全て網羅したものではありません。 (1) 事業環境について当社グループは、主に求人情報の提供を主力事業としているため、景気動向や法改正といった外部環境の変化により、当社グループの経営成績または財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 競合企業の戦略への対応当社グループは、内部留保の充実や「持たざる経営」による健全な財務体質の維持に加え、機動的な経営判断を可能にする組織編成により、競合企業の戦略への対応力向上に努めています。しかしながら、現時点では企業体力に大きな開きがあるため、競合企業の戦略への対応の成否によっては、当社グループの経営成績または財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) システムの誤作動・機能停止に関するリスク当社グループは、インターネット媒体を活用した事業を展開しております。従いまして、予測不可能な大規模自然災害、コンピューターウィルス、テロといった多くの事象によって引き起こされる災害、停電及び同様の混乱による影響により、当社グループの利用するサーバーの作動不能、または従業員による誤った操作などの事由により、システム障害が発生した場合、業務活動が部分的に停止する可能性があります。このような場合、当社グループの経営成績または財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 求人情報媒体事業への依存度の高さ事業別売上高(金額:百万円)(構成比:%)2026年2月期実績2025年2月期実績2024年2月期実績金額構成比金額構成比金額構成比連結売上高4,719100.04,160100.04,318100.0 求人情報紙媒体61613.164915.689620.7 求人情報サイト2,93662.22,59062.32,44356.6 販促支援4048.653312.856513.1 その他76116.13869.34139.6 (注)1.2026年2月期実績より、求人情報サイトへHRテック(『ワガシャ de DOMO』等)を追加したため、 2024年2月期実績まで遡って数値を修正しております 2.「販促支援」は「FP取次」から名称変更しました 3.求人情報紙媒体:『DOMO』求人情報サイト:『DOMO NET』、『JOB』、『TSUNORU(ツノル)』、HRテック(『ワガシャ de DOMO』等)販促支援 :フリーペーパー取次・ダイレクトプロモーション その他 :RPO事業等 4.RPO事業は、2026年2月期より計上 当社グループの求人情報媒体事業は、売上総利益率が高い一方で、販売費及び一般管理費の対売上高比率が高いことから、広告収入の増加局面においては利益が大きく増加する一方で、減少局面においては人件費等の固定費負担を吸収しきれずに利益が大きく減少する特徴があります。中長期的には、無料求人媒体事業の強化を通じて収益拡大を図りつつ、新規事業の開発により収益基盤の拡充を目指す方針ですが、当面は求人情報媒体事業への収益の依存度が高くなるため、その業績によっては、当社グループの経営成績または財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 個人情報を始めとする情報セキュリティ対策当社グループが収集する代表的な個人情報としては、求人情報サイトにおける登録ユーザーの個人情報、『DOMO』などにおけるアンケート返信者の個人情報、広告主である顧客の個人情報、当社株主の個人情報、当社グループ従業員の個人情報などが存在します。当社グループでは、これらの情報についての厳格な管理体制を構築し、プライバシーポリシーの策定、システムのチェック・改修、従業員への啓蒙を図るなど、情報セキュリティを強化しておりますが、その対応の成否によっては当社グループの経営成績または財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 大規模自然災害、事故、感染症等に係るリスクについて当社グループは、自然災害等によってフリーペーパーの発行やインターネット媒体の運営に不都合が生じた場合には、当社グループのサービスが通常通りの運営が不可能になる可能性があります。このような場合、当社グループの経営成績または財政状態に影響を及ぼす可能性があります。