研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
| 2025-03 |
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2 |
| 2024-03 |
- |
1 |
| 2023-03 |
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2 |
| 2022-03 |
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2 |
| 2021-03 |
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4 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,311 文字
6 【研究開発活動】当社では空調衛生設備工事に関して、「空気と水のテクノロジー」を基本理念として、お客様のニーズに応える最適な環境システムの提供を目指しております。クリーン分野における差別化技術、環境対策技術及び静電気の応用技術に関して、個別のニーズに適応した開発活動を継続しつつ、産業用空調分野全般における省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。この結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は433百万円でした。なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。また、冷熱機器販売事業及びその他の事業に関する研究開発活動は行っておりません。 主な研究開発成果○ 可視化技術の開発コンピューターの解析能力が向上したため、シュリーレン法による気流の可視化がリアルタイムで可能となりました。この可視化方法はトレーサー粒子を使用しないため、室内を汚染する可能性が低いことから、クリーンルーム内などの高清浄度空間への実用化に向け、研究しております。 ○ クリーン分野における差別化技術の開発お客様のクリーンルームにおいて、清浄度測定ロボットシステムを使用し、実用化を目指した清浄度測定試験のフィールドテストを行っております。フィールドテストで得た結果をもとに、改良を重ね、より使いやすくなっております。また、学会において本システムを新しいHEPAフィルターリーク試験方法として提案しております。 〇 環境対策分野の開発プラズマ除菌水での手洗いを日常的なものにするため、手洗い器を洗面台に置くことができる程度に小型化いたしました。現在、当社R&Dセンター内に設置し、耐久性などの試験を行っております。 ○ 技術支援ソリューションの実施各事業所を通じて、施工現場やお客様のご要望へ対応するため、技術支援を行っております。具体的には、気流可視化、異物や空気室の分析、CFDシミュレーション、静電気対策やそれらに関するセミナーなどであります。 ○ IoT関連技術電力見える化システム「R-Second Sight」、設備運用支援サービス「smart SOLAVICE」等のクラウド型システムで培ったノウハウをもとに、サーバーレス環境で運用する情報管理システムを開発いたしました。冷凍機の更新計画や省エネ対策、設備不具合の原因調査など、建物の維持管理に必要なデータ収集ができるシステムです。建築設備への設置そして蓄積データに対するAI機能の実装を目指し開発を行っております。 ○ BIM関連技術建物竣工時のBIMデータを設備メンテナンスに活用するシステムの開発を行っております。建物BIMデータから生成したバーチャル空間内でアバターをコントローラで操作し、建物内部を巡回することができ、部屋と設備の位置関係が直感的に把握できるシステムであります。中央監視システムと連携することで設備の運転状況のリアルタイム表示を可能とし、さらにメンテナンス台帳システムと連携することで点検履歴を表示するなど、VR空間に情報を集約し設備管理を効率的に行うシステム開発を目指しております。
FY2024|1,263 文字
6 【研究開発活動】当社では空調衛生設備工事に関して、「空気と水のテクノロジー」を基本理念として、お客様のニーズに応える最適な環境システムの提供を目指しております。従来からの主力開発分野であるクリーンルーム関連技術及び静電気障害対策に関して、個別のニーズに適応した開発活動を継続しつつ、産業用空調分野全般における省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。この結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は344百万円でした。なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。また、冷熱機器販売事業及びその他の事業に関する研究開発活動は行っておりません。 主な研究開発成果○ 可視化技術の開発これまで可視化することが困難であったサブミクロン粒子を可視化する技術を開発いたしました。この技術を応用し、サブミクロン粒子をトレーサーとした気流の可視化に成功いたしました。従来のトレーサー粒子と比較して気流への追随性が良く、詳細な気流の可視化が可能であります。 ○ クリーンルーム環境測定システムクリーンルームの清浄度を自動測定できるロボットシステムを開発しました。このシステムでクリーンルーム引き渡し時に行われる清浄度試験を行い、大幅な省人化を図れることを確認いたしました。 〇 過酸化水素ガス発生装置の開発室内除染に使用される過酸化水素ガスを過炭酸ナトリウムから発生させる従来と異なるアプローチ方法を研究しておりましたが、酸性試薬と混合することで発生効率を大幅に改善できることがわかりました。 ○ 技術支援ソリューションの実施各事業所を通じて、施工現場やお客様のご要望へ対応するため、技術支援を行っています。具体的には、気流可視化、異物や空気室の分析、CFDシミュレーション、静電気対策やそれらに関するセミナーなどであります。 ○ IoT関連技術電力見える化システム「R-Second Sight」、設備運用支援サービス「smart SOLAVICE」等のクラウド型システムで培ったノウハウをもとに、サーバーレス環境で運用する情報管理システムを開発しました。建築設備の運転状況、環境計測データ、消費エネルギー、天気予報等、様々なデータをダッシュボードで一覧表示できるシステムであります。建築設備への設置、そして蓄積データに対するAI機能の実装を目指し開発を行っております。 ○ BIM関連技術建物竣工時のBIMデータを設備メンテナンスに活用するシステムの開発を行っております。建物BIMデータから生成したバーチャル空間内でアバターをコントローラで操作し、建物内部を巡回することができ、部屋と設備の位置関係が直感的に把握できるシステムであります。中央監視システムと連携することで設備の運転状況のリアルタイム表示を可能とし、さらにメンテナンス台帳システムと連携することで点検履歴を表示するなど、VR空間に情報を集約し設備管理を効率的に行うシステム開発を目指しております。
FY2023|1,225 文字
6 【研究開発活動】当社では空調衛生設備工事に関して、「空気と水のテクノロジー」を基本理念として、お客様のニーズに応える最適な環境システムの提供を目指しております。従来からの主力開発分野であるクリーンルーム関連技術及び静電気障害対策に関して、個別のニーズに適応した開発活動を継続しつつ、産業用空調分野全般における省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。この結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は332百万円でした。なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。また、冷熱機器販売事業及びその他の事業に関する研究開発活動は行っておりません。 主な研究開発成果○ プラズマ除菌水の応用技術インフルエンザウイルス、ノロウイルス、プール熱の原因とされるアデノウイルスを不活化することを確認いたしました。また、プラズマ除菌水による手洗い器を関東近県の本支店に設置し、長期運用を開始いたしました。 ○ クリーンルーム環境測定システムクリーンルームの清浄度を測定ポイントまで自動で走行し、測定・値の集計・対象室に適した清浄度であるかの合否判定・記録書作成ができるシステムを開発しました。このシステムにより、清浄度測定の省力化が図れます。 〇 WEB技術計算アプリの開発空調に関わる技術計算として、湿り空気状態値算出・業務用エアコンの能力診断などがWEB上で簡単に使用できるアプリを開発し、当社HPで公開しております。 ○ 技術支援ソリューションの実施各事業所を通じて、施工現場やお客様のご要望へ対応するため、技術支援を行っています。具体的には、気流可視化、異物や空気室の分析、CFDシミュレーション、静電気対策やそれらに関するセミナーなどです。 ○ IoT関連技術お客さまの省エネニーズにお応えするために、電力見える化システム「R-Second Sight」やクラウド型設備運用支援サービス「smart SOLAVICE」などのクラウド型システムを開発し、120件ほど納入してまいりました。それらで培ったノウハウをもとに、UI機能やセキュリティ性を強化した、新しいクラウド型エネルギー管理システムや遠隔監視システムの開発を行っております。 ○ BIM関連技術建物竣工時のBIMデータを設備メンテナンスに活用するシステムの開発を行っております。実証モデルとして、2018年竣工の当社R&DセンターのBIMデータを利用して、建物のバーチャル空間を作成しました。アバターをコントローラで操作し、建物内部を巡回することができ、部屋と設備の位置関係が直感的に把握できます。また、中央監視システムと連携することで、設備の運転状況のリアルタイム表示や、メンテナンス台帳システムと連携し、過去の点検履歴を表示するなど、VR空間に情報を集約することで、設備管理を効率的に行うシステムを目指しております。
FY2022|1,140 文字
5 【研究開発活動】当社では空調衛生設備工事に関して、「空気と水のテクノロジー」を基本理念として、お客様のニーズに応える最適な環境システムの提供を目指しております。従来からの主力開発分野であるクリーンルーム関連技術及び静電気障害対策に関して、個別のニーズに適応した開発活動を継続しつつ、産業用空調分野全般における省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。この結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は333百万円でした。なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。また、冷熱機器販売事業及びその他の事業に関する研究開発活動は行っておりません。 主な研究開発成果○ プラズマ除菌水の応用技術 プラズマ除菌水は、静電気の応用技術として開発を進めてまいりました。純水にプラズマ照射を施すことで除菌能力を有する水となります。この除菌水は弱酸性で、肌を刺激するような添加剤などが含まれていないので、手荒れすることはありません。アルコール除菌の代替として手指の洗浄や物の表面の殺菌ができる小型のプラズマ殺菌水生成装置を製作し、社内でフィールドテストを行なっています。 ○ 室内清浄度の自動測定システムクリーンルームの維持管理をする上で室内の清浄度を記録することは重要です。このシステムはISOやJISで規定に則り、清浄度測定・値の集計・対象室に適した清浄度であるかの合否判定・記録書作成ができます。さらに測定ポイントまで自動走行できる走行台車と組み合わせ、省力化に寄与できるシステムの開発を行なっています。 ○ 感染対策対面する人の間に設置される飛沫防止のアクリル板に代わり、気流を制御し飛沫拡散を防止するシステムを開発しています。また、人が会話・咳・くしゃみなどをするときに発生する飛沫を定量的に再現できる人工咳発生装置を開発しています。 ○ 技術支援ソリューションの実施各事業所を通じて、施工現場やお客様のご要望へ対応するため、技術支援を行っています。具体的には、気流可視化、異物や空気室の分析、CFDシミュレーション、静電気対策やそれらに関するセミナーなどです。 ○ IoT関連技術従来より、お客さまの省エネニーズにお応えするためのソリューションとして、電力見える化システム「R-Second Sight」やクラウド型設備運用支援サービス「smart SOLAVICE」などのクラウド型システムを開発し、70件ほど納入してまいりました。それらで培ったノウハウをもとに、AIとの融合も容易にでき、UI機能やセキュリティ性を強化した、新しいクラウド型エネルギー管理システムや遠隔監視システムの開発を行っております。
FY2021|1,361 文字
5 【研究開発活動】当社では空調衛生設備工事に関して、「空気と水のテクノロジー」を基本理念として、お客様のニーズに応える最適な環境システムの提供を目指しております。従来からの主力開発分野であるクリーンルーム関連技術及び静電気障害対策に関して、個別のニーズに適応した開発活動を継続しつつ、産業用空調分野全般における省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。この結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は281百万円でした。なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。また、冷熱機器販売事業及びその他の事業に関する研究開発活動は行っておりません。 主な研究開発成果○ プラズマ除菌水の応用技術 純水にプラズマ照射を施すことで除菌能力を有する水を生成できます。この研究では、空調機内に設置された気化式加湿器の除菌に適した生成装置を試作し、評価を行っています。また、生成した除菌水は弱酸性で、肌を刺激するような添加剤などが含まれていないので、手荒れすることはありません。アルコール除菌の代替として手指の洗浄や物の表面の殺菌ができる小型のプラズマ殺菌水生成装置の開発も行っています。 ○ 室内清浄度の自動測定システムクリーンルームの維持管理をする上で室内の清浄度を記録することは重要です。測定方法は、ISOやJISで規定されており、測定した値を集計し、対象室に適した清浄度であるかの合否判定を行います。しかし、その作業は煩雑で間違いなどの手戻りも少なくありません。このシステムでは、自動で測定と合否判定、その記録書作成ができるシステムで、省力化に寄与します。 ○ 技術支援ソリューションの実施各事業所を通じて、施工現場やお客様のご要望へ対応するため、技術支援を行っています。具体的には、気流可視化、異物や空気室の分析、CFDシミュレーション、静電気対策やそれらに関するセミナーなどです。 ○ AIを用いた熱源最適制御コントローラ「OptiBrain HS」の開発空調設備のなかで最もエネルギー消費量の大きい熱源システムを、ニューラルネットワークなどのAI技術により最適運用、省エネ運転を実現する熱源コントローラ「OptiBrain HS」を開発しました。従来から中央監視システム「TECBEAMS」やクラウド型エネルギー管理システム「smartSOLAVICE」の熱源制御システムを100件ほど納入してきましたが、近年急激にシェアを伸ばすモジュールチラーなど、多様化する熱源システムの冷凍機台数制御機能や、二次ポンプ制御機能及び各種省エネ制御機能を標準化してパッケージングブロック化することで、幅広いシステムに設定だけで利用できるようにしました。オプションの「運転台数最適化制御」、「一次流量最適化制御」は熱源の消費エネルギーが最小となるように、AIが熱源制御コントローラのパラメータを自動的に変更します。高価な診断用システムやサーバーはクラウドサーバーで実行させる事で、制御システムのコストは従来の熱源コントローラと変わりません。さらに、「smartSOLAVICE」との連携により熱源の状況をタブレットPCなどからいつでもどこでもモニタリングできます。
FY2020|1,282 文字
5 【研究開発活動】当社では空調衛生設備工事に関して、「空気と水のテクノロジー」を基本理念として、お客様のニーズに応える最適な環境システムの提供を目指しております。従来からの主力開発分野であるクリーンルーム関連技術及び静電気障害対策に関して、個別のニーズに適応した開発活動を継続しつつ、産業用空調分野全般における省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。この結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は303百万円でした。なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。また、冷熱機器販売事業及びその他の事業に関する研究開発活動は行っておりません。 主な研究開発成果○ HEPAフィルタ自動リークシステム「HALiSCANNER」の開発 クリーンルームの天井に設置された高性能なHEPAフィルタに自動リーク試験を行うシステムです。HEPAフィルタはパーティクルの捕集効率が99.97%以上の高性能なフィルタです。しかし、取り付け方の不備やパッキンの劣化、ろ材の傷などにより漏れ(リーク)が発生していると本来の性能が損なわれてしまいます。当システムは、従来手動で試験していた作業を自動化し、省力化と信頼性向上を図るシステムです。 ○ R&DセンターZEB技術の検証と改善2018年10月にBELS Nearly ZEB認証が交付された、R&Dセンターの省エネ技術について運用実績を解析し、さらなる改善対策を行っています。また室内の温度分布データなどから快適性の評価も行っています。主な空調設備:デシカント外調機、水蓄熱槽、床吹き出し空調、天井輻射空調 ○ 技術支援ソリューションの実施各事業所を通じて、施工現場やお客様のご要望へ対応するため、技術支援を行っています。具体的には、クリーンルーム内の気流可視化、異物の化学分析、CFDシミュレーション、静電気に関するセミナーなどです。 ○ 小規模向け中央監視システム「TECBEAMS lite」の開発中央監視システム「TECBEAMS」は1996年から半導体、製薬、食品など幅広い産業界で採用されておりますが、多機能で高性能であるため、コスト的に厳しい小規模な工場や事業所ビルなどの物件では導入が見送られ、人手による運用に頼らざるを得ませんでした。これらの物件においても省力化やさらなる品質向上を提供するために、比較的小規模な監視ポイント500点以下の物件向け中央監視システム「TECBEAMS lite」を開発しました。当システムはTECBEAMSと同様にコストパフォーマンスに優れたコントローラを用いて、表示操作部にはWindows OSを利用しないタッチパネルを利用することで、OSにとらわれない長期利用と安定稼働を提供します。将来的な工場拡張の際などにコントローラはそのままでTECBEAMSに拡張することや、クラウド型遠隔監視システム「smartSOLAVICE」とも連携が容易なことなど、お客様の運用に合わせてフレキシブルに対応します。
FY2019|1,376 文字
5 【研究開発活動】当社では空調衛生設備工事に関して、「空気と水のテクノロジー」を基本理念として、お客様のニーズに応える最適な環境システムの提供を目指しております。従来からの主力開発分野であるクリーンルーム関連技術及び静電気障害対策に関して、個別のニーズに適応した開発活動を継続しつつ、産業用空調分野全般における省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。この結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は283百万円でした。なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。また、冷熱機器販売事業及びその他の事業に関する研究開発活動は行っておりません。 主な研究開発成果○ 多目的クリーンルーム(医薬・化学合成施設向け実験室) 横浜市都筑区に竣工したテクノ菱和R&Dセンター内に多目的クリーンルームを設置いたしました。施設は3室から構成され、うち2室を同容積とすることで温湿度条件など各種環境条件の異なる比較実験ができる施設となります。また、当社開発製品のデモンストレーションを行えるほか、多室間の差圧制御実験や無菌対応の実験を行うことができます。主な仕様は以下の通りです。 (1)Room AおよびRoom B ・清浄度 クラス7相当・床面積 24m2 (天井高3.5m)・デモ用システム REAFS(高速VAVシステム)、TecBEAMS(高機能設備管理システム) (2)Room C・清浄度 クラス7相当・床面積 12m2 (天井高2.5m)・デモ用システム HALiSCANNER(HEPA管理システム)、FOTRAM(ホルムアルデヒド常温分解装置)、 過酸化水素殺菌対応空調システム、残留ホルムアルデヒド対策システム 今後は技術開発の実験施設として利用するとともに、お客様への技術アピールや共同実験にも活用していく予定です。 ○ メンテナンス・バリデーションサポートシステム「VM-Scope」2018年からメンテナンス・バリデーション対象設備を一元管理し、メンテナンスの見える化・共有化をはかるための業務支援ツールとして開発・導入してまいりました。当システムはクラウドサーバーを利用して、当社担当者間だけでなく、お客様も含めた双方間でメンテナンス・バリデーション情報を共有することができます。当期はさらに機能を強化するため、製薬会社向けHEPAフィルターのリーク測定を自動的に行う「HALiSCANNER」との連携機能を開発しました。メンテナンス結果をインターネット経由で自動的にVM-Scopeの台帳に保存することにより、HEPAフィルターのバリデーション計画から実施結果を見える化し、HEPAフィルターごとの履歴管理を容易にすることで、メンテナンス作業の効率化を図るものです。また、iPadを利用したメンテナンス部門向けの業務支援ツール「R-Reporter」との連携機能も開発し、VM-Scopeのメンテナンス計画に基づき、R-Reporterから点検データを入力するだけで、点検表を自動的にVM-Scopeの台帳に作成、保存できます。これらの開発によって当社の強みであるメンテナンス部門の業務効率化、品質向上により、お客様に質の高いメンテナンスサービスを提供します。
FY2018|1,406 文字
5 【研究開発活動】当社では空調衛生設備工事に関して、「空気と水のテクノロジー」を基本理念として、お客様のニーズに応える最適な環境システムの提供を目指しております。従来からの主力開発分野であるクリーンルーム関連技術及び静電気障害対策に関して、個別のニーズに適応した開発活動を継続しつつ、産業用空調分野における省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。この結果、当連結会計年度における研究開発投資総額は174百万円でした。なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。また、冷熱機器販売事業及びその他の事業に関する研究開発活動は行っておりません。 主な研究開発成果○ 試運転調整支援システム「無線式差圧測定システム(R-mobaco)」クリーンルームの運転管理において、対象室内の風量や室圧の調整は非常に重要な作業であり、かつ高い精度を求められる作業となります。特に竣工前の試運転時における調整項目は多岐にわたり、限られた期間、限られた人員で作業を効率良く行う必要があります。当社は医薬品製造現場等のクリーンルームで特に重要となる室圧調整における作業改善を図るシステムとして、無線式差圧測定システム「R-mobaco(アールモバコ)」を開発いたしました。これまで複数の作業員がトランシーバーなどを利用して手動で調整作業を行っておりましたが、本システムを導入することで作業の省人力化と効率化を図ることができます。主な特長は以下の通りであります。 (1) マノメーターのチューブを差圧測定器に差し替えるだけで、遠方の携帯端末(タブレットやスマートフォン)に圧力をリアルタイム表示させます。 (2) 遠距離通信ができるため、機械室にいながら対象室の圧力を確認できます。遠距離通信に920MHz帯の特定小電力無線を利用することで、直線通信距離はWi-Fiの約10倍であるほか、4G通信のような契約も不要です。 今後は実際の施工現場で運用を行いながら、表示画面や機器の仕様を改良し、現場の業務改善に活用していく予定です。 ○ メンテナンス・バリデーションサポートシステム「VM-Scope」当社はお客様の施設におけるメンテナンス・バリデーション対象設備を一元管理し、見える化・共有化を図るための業務支援ツールとして、本システムの開発に着手し、2018年4月に当社メンテナンス部門に導入いたしました。システム構成はクラウドサーバ形態とし、当社担当者間だけでなく、お客様も含めた双方間で情報を一元管理・共有できます。共有できる情報は設備、センサー情報だけでなく、メンテナンス・バリデーション計画や実施結果、ライフサイクルコストなど多岐にわたり、履歴情報のみならずリアルタイムで設備の状況を把握することが可能となります。本システムの導入により業務の見える化・共有化を図り、お客様に高い品質のメンテナンスサービスを提供いたします。 今後はタブレットを活用したメンテナンス業務支援システム「R-Reporter」や自動HEPAリークテスター「HALi SCANNER」との連携を図るとともに、本システムの運用拡大を見据え、当社各拠点で記録・蓄積したメンテナンス情報のデータを分析し、より高い精度でお客様設備の安定稼働を支援できるような機能の開発を予定しております。
FY2017|1,448 文字
6 【研究開発活動】当社では空調衛生設備工事に関して、「空気と水のテクノロジー」を基本理念として、お客様のニーズに応える最適な環境システムの提供を目指しております。従来からの主力開発分野であるクリーンルーム関連技術及び静電気障害対策に関して、個別のニーズに適応した開発活動を継続しつつ、産業用空調分野における省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。この結果、当連結会計年度における研究開発投資総額は184百万円でした。なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。また、冷熱機器販売事業及びその他の事業に関する研究開発活動は行っておりません。 主な研究開発成果○ 医薬品製造業界向けHEPAリークテスター(HALi SCANNER)医薬品を製造する環境では、品質保持のため製造工程をはじめ空調・製造用水・計測機器等、さまざまな項目に対して定期的にバリデーションが行われております。クリーン環境に必要不可欠なHEPAフィルターのバリデーションでは、設置したフィルターにおいてリーク(漏れ)がないことを確認する試験を行います。当社はこの試験を適切に実施するため、リークの有無を自動で判別するリークテスターの開発に取り組み、実用化してまいりましたが、装置の改良を重ね、この度より使いやすく信頼性の高いリークテスターを開発いたしました。特長は以下の通りであります。 (1) 検査結果は、画像データとしてリアルタイムにファイル化されます。データの転記がないため、ミスや改ざんがありません。バリデーションの信頼性を向上させ、トータル時間を短縮することができます。 (2) バリデーションを行ったフィルターの情報は蓄積されますので、フィルターのトレーサビリティを含めた総合的な管理が可能となります。 (3) リークテスターをいくつかのユニットに分割することで、作業性が向上しこれまで二人以上で設置していた作業を一人でも行えるようになりました。 (4) リーク試験は、国際規格であるISO14644-3に準拠した方法と、顧客の標準手順に従う2つのモードを搭載しております。 今後は、リーク試験の適格性・効率化を図る装置として現場に導入していく予定であります。 ○ AI利用の熱源最適制御当社は2014年からIoTとクラウドコンピューティング技術を組み合わせた設備運用支援サービス『smartSOLAVICE:スマートソラビス』を提供してまいりました。このサービスはお客様設備の運用情報をIoT技術で収集・分析・解析することで『見える化』し、その結果を定期的に『そらレポート』としてお届けして、省エネ運用や省エネ改修工事の提案を行うものであります。また、オプションとしてSOLAVICE熱源コントローラと組み合わせることで、クラウドサーバで演算した結果を自動的にローカルコントローラに送信して熱源機の最適化制御を行うサービスも提供してまいりました。さらに、smartSOLAVICEの機能を強化して、収集した膨大な運転データをAIを利用して定期的に学習させることにより、熱源機器の経年劣化を考慮しつつ最適化制御の省エネ性、安定性をさらに高めたプロトタイプを開発いたしました。 今後は、AI技術を用いた空調・熱源制御の開発に注力し、お客様にダウンタイムの少ない信頼性の高い設備をお届けするために異常予知診断分野等の技術開発をすすめてまいります。
FY2016|1,396 文字
6 【研究開発活動】当社では空調衛生設備工事に関して、「空気と水のテクノロジー」を基本理念として、お客様のニーズに応える最適な環境システムの提供を目指しております。従来からの主力開発分野であるクリーンルーム関連技術及び静電気障害対策に関して、個別のニーズに適応した開発活動を継続しつつ、産業用空調分野における省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。この結果、当連結会計年度における研究開発投資総額は189百万円でした。なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。また、冷熱機器販売事業及びその他の事業に関する研究開発活動は行っておりません。 主な研究開発成果○ 医薬品製造業界向けHEPAリークテスター医薬品を製造する環境では、医薬品が一定の品質で製造されていることを担保するため、製造工程をはじめ空調・製造用水・計測機器など、さまざまな項目で定期的に試験検証が行われています。クリーン環境もその一つであり、清浄空気を室内に供給するHEPAフィルター吹出口から塵埃が漏洩していないことを保証するため、リーク(漏れ)試験を行います。当社はこのリーク試験を適切に実施するため、フィルターメーカーと共同して、リークの有無を自動で判別するリークテスターの開発に取り組み、実用化してまいりましたが、当連結会計年度において、使いやすいリークテスターとして改良を行いました。特長は以下の通りです。 (1) 取付部とリーク測定部を分割し軽量化することで、容易にHEPA吹出面への取り付けが可能となり、従来は 2人での取付作業が必要であったのに対して、1人でも取付作業が可能となりました。 (2) リークテスターを所定の位置に設置した後、リーク試験はコンピューターが自動的に行います。国際規格であるISO14644-3に準拠した方法と、顧客の標準手順に従った方法との2モードを搭載しています。 今後更に改良を加えながら、リーク試験の適格性・効率化を高める装置として現場で活用していく予定です。 ○ 熱源最適化コントローラの開発弊社ではsmartSOLAVICEというお客様の設備運用支援を目的としたクラウド型サービスを提供しておりますが、その拡張機能としてクラウドサーバーと熱源コントローラ間を相互にデータ通信しながら、計測値や現状の運用状態を基にサーバーが演算、解析、判断して自動的に熱源の省エネ運用を支援する機能を開発しました。 従来は、専門の技術者が状況を判断しながら熱源運転のパラメータを設定していましたが、遂次変化する負荷や外気状態、冷凍機種類によって異なる部分負荷特性を考慮しながら最適なパラメータを決定することは難しい作業でした。今回開発した熱源最適化コントローラは冷凍機の負荷特性を数値化したうえで、経年劣化の補正をクラウドサーバーで演算しながら最適なパラメータを自動的に変更することで、ベテラン運転員が常駐しているかのようなきめ細かな省エネ運用ができます。 主な特長は ・現地に運転データ蓄積・数値解析用コンピューターが不要で低コスト ・smart SOLAVICEの見える化などの機能も含めて提供 ・低電力・低コスト・低CO2排出などの運転モード選択が可能 今後、集中熱源を持つお客様に向けて販売をしていく予定です。