研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
| 2025-05 |
- |
85 |
| 2024-05 |
- |
80 |
| 2023-05 |
- |
62 |
| 2022-05 |
- |
53 |
| 2021-05 |
- |
50 |
研究開発活動(本文)
FY2025|2,037 文字
6 【研究開発活動】主力商品である野菜と花の品種開発は研究本部、農園芸資材の開発はソリューション統括部が担当し、全世界の市場に向けた品種の育成、農園芸資材の開発を行っております。研究・開発拠点として、日本国内では静岡県掛川市をはじめ5か所に、海外では北米、南米、欧州、アジア圏など、16か所に農場を配しております。研究開発者はグループ全体で約536人、当連結会計年度における研究開発費は10,625百万円です。なお、研究開発費については、セグメント別に関連付けることが困難であるため、その総額を記載しております。当社の理念である「心と体の栄養」を世界の人々に届けることを目標に、サカタオリジナルの価値ある商品開発を進めてまいります。当連結会計年度の主な研究内容及び成果は、次の通りです。(1) 国内卸売事業及び海外卸売事業① 野菜当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第75回全日本野菜品種審査会において、ハクサイ「C0-650」が農林水産大臣賞を受賞いたしました。また、当社は「令和6年度(第25回)民間部門農林水産研究開発功績者表彰」において、「農林水産技術会議会長賞 民間企業部門」を受賞いたしました。これは当社が、さまざまな品種を開発したことによるブロッコリーの生産拡大と周年生産への貢献が評価されたことによります。新品種におきましては、裂果に強く、収量性に優れた、黄化葉巻病に耐病性のあるミニトマト「ロイヤルパッション」、夏の高温期でも安定した量と高品質な青果を収穫でき、食味、作業性もよいミニトマト「キャロルポポ」、抽苔が遅く在圃性に優れ、出荷時期を調整しやすいことが特長のレタス「ターンオーバー」、耐寒性・在圃性・耐病性に優れ、暖冬でも安定した出荷が可能であるハクサイ「初美月」、夏の高温期にも強く、収量性と作業効率性に優れた、極濃緑の小ネギ「すさまる」など、オリジナル性を重視した品種を数多く発表いたしました。海外では、2025年5月15日トルコに新しい研究拠点アンタルヤ研究農場を開設し、トルコをはじめ、ヨーロッパ、中東、中央アジアなどの市場を対象とした果菜類の研究開発拠点と位置付け、さらに開発を拡大いたします。今後も国内外市場において、生産者にも消費者にも喜ばれる品種開発に邁進いたします。② 花当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第70回全日本花卉品種審査会において、アスター「あずみXL ホワイト」、ハボタン「SK0-284」が1等特別賞を受賞いたしました。また当社と佐瀬農園(代表:佐瀬昇氏、所在地:千葉県東金市)は、「日持ちと輸送性に優れたトルコギキョウ開発」により、「令和6年度農事功績者表彰事業」において「農業技術開発功労者名誉賞状」を受賞しております。新品種におきましては、トルコギキョウでは大輪フリンジ八重咲き「ボヤージュ(2型)チェリーピンク」等の合計4品種、花壇苗・鉢物では、ベゴニア「セネタiQ チェリーブロッサム」、「よく咲くペチュニア パフィンブルー」、パンジー「パシオ ブルー&ホワイト」等の合計7品種を発表いたしました。小売り向け商材では人気の「サンパチェンス」、「サンパティオ」シリーズ、ペチュニアとカリブラコアの属間雑種「ビューティカル」シリーズ等、合計7品種の販売を開始いたしました。今後もオリジナリティを重視し、地球規模での環境変化に対応できる品種開発に努めてまいります。③ ソリューション当社グループのソリューション事業は、環境と調和した持続可能な農園芸商品やサービスを通じた課題解決が重要なテーマとなっており、さまざまな栽培環境の変化に対応可能な資材の開発に取り組んでおります。当連結会計年度において、新たなバイオスティミュラント(以下、「BS」)資材「GAXY(ギャクシー)」を発表いたしました。本製品は、農薬のグローバルメーカーであるUPL Limitedのグループ会社、アリスタ ライフサイエンス株式会社との協業により、日本国内での販売権を取得し、世界的に拡大を続けるBS市場に向けて全国展開を進めております。「GAXY」は、猛暑や日照不足といった環境ストレスの緩和、肥料成分の吸収促進、光合成能力のサポートなどに寄与するほか、多くの農薬と混用が可能であるため、散布作業の効率化も図れます。販売初年度から様々な作物で高い評価をいただき、生産現場において大きな成果を上げました。現在は、当社が取り扱う花卉や野菜に加え、果樹類、柑橘類、芝生の養生、公園管理など多岐にわたる作物・用途への提案を進めており、その効果についても検証を継続しております。今後も、さらなるBS資材の開発に取り組み、より多くのユーザーに安心してご使用いただける製品の提供を目指してまいります。 (2) 小売事業当事業に該当する研究開発は行っておりません。 (3) その他当事業に該当する研究開発は行っておりません。
FY2024|1,985 文字
6【研究開発活動】主力商品である野菜と花の品種開発は研究本部、農園芸資材の開発はソリューション統括部が担当し、全世界の市場に向けた品種の育成、農園芸資材の開発を行っております。研究・開発拠点として、日本国内では静岡県掛川市をはじめ5か所に、海外では北米、南米、欧州、アジア圏など、14か所に農場を配しております。研究開発者はグループ全体で約537人、当連結会計年度における研究開発費は10,396百万円です。なお、研究開発費については、セグメント別に関連付けることが困難であるため、その総額を記載しております。当社の理念である「心と体の栄養」を世界の人々に届けることを目標に、サカタオリジナルの価値ある商品開発を進めてまいります。当連結会計年度の主な研究内容及び成果は、次のとおりです。(1)国内卸売事業及び海外卸売事業①野菜 当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第74回および第75回全日本野菜品種審査会において、ハクサイ「C2-548」、「C0-650」およびホウレンソウ「SC1-070」が1等特別賞を受賞し、さらにハクサイ「C2-548」が農林水産大臣賞を受賞いたしました。また当社グループ子会社である株式会社ブロリードのブロッコリー「BL-654」およびブロッコリー「BL-463」が第74回全日本野菜品種審査会において1等特別賞を受賞し、さらにブロッコリー「BL-654」が農林水産大臣賞を受賞いたしました。 海外においても紫ブロッコリー「Purple Magic」が、アメリカの権威ある新品種審査会「オール・アメリカ・セレクションズ」(AAS)において、北米全域で高く評価された品種に贈られる「National Winner」を獲得するなど、高い研究開発力が国内外で評価されました。 新品種におきましては、夏越ししやすく強風に強い冬どり用一本ネギ「冬扇シオン」、石灰欠乏症に強く、肥大力、晩抽性に優れ、根こぶ病の幅広いレースに対して耐病性を持つハクサイ「桜月」、高温期の病害などに強く、適応作型の広いダイコン「夏秋自慢」など、オリジナル性を重視した品種を数多く発表いたしました。 今後も国内外市場において、生産者にも消費者にも喜ばれる品種開発に邁進いたします。 ②花 当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第69回全日本花卉品種審査会において、カリブラコアとペチュニアの属間雑種「K2019-PX352」、トルコギキョウ「SM2-A-535」、パンジー「SM4-312」とハボタン「ローブホワイト」の4品種が1等特別賞を受賞いたしました。 新品種におきましては、トルコギキョウでは中早生大輪フリンジ咲の「ボヤージュ」シリーズ、晩生中小輪無花粉タイプ「ソロ PF」シリーズ、また、アスターでは大輪ポンポン咲き「あずみXL」シリーズ等、切り花で合計10品種を発表いたしました。花壇苗・鉢物では、雨に強い大輪ペチュニア「よく咲くペチュニア パフィン」シリーズ、人気の「サンパチェンス」シリーズ、カリブラコアとペチュニアの属間雑種「ビューティカル」シリーズやポットカーネーション「セレナーデ」等、合計13品種をそれぞれ発表しております。 当社のオリジナリティあふれる品種は国内外で高く評価されております。今後も時代やニーズに合わせたオリジナル品種の開発に努めてまいります。 ③ソリューション 当連結会計年度は、スマート農業ビジネスの柱として注力している環境制御システム「アルスプラウト」が全国各地に導入され、野菜のみならず花きや果樹など幅広い生産現場でご好評をいただきました。さらに、新モデル「アルスプラウト エア」を発表し、電源のない施設や露地でのモニタリングが可能となり、さらに多くの現場で貢献できるものとなりました。 また、「一般消費者」向けに、土壌改良材をベースとしたバイオスティミュラント資材「パワフルシリカ」を発表いたしました。この商品は性質の異なる2種類のシリカ(ゼオライトとグリーンタフ)に海外でBSとして利用されている高機能腐植酸を配合し、あらゆる土壌の改良に1剤で対応できるよう開発したものです。本品を土に混ぜるだけで、土壌の保肥力、排水性、微生物性を向上し、更に根を活性化する腐植酸とグリーンタフの効果で、高温乾燥など植物の環境ストレス耐性向上にも寄与できるものです。多くのお客様から反響をいただき、販売も順調に推移しております。 引き続きスマート農業関連機器やバイオスティミュラント資材など今後の生産現場で求められる商品開発を進め、多くのユーザーに安心してご使用いただける商品を提供して参ります。 (2)小売事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。 (3)その他 当事業に該当する研究開発は行っておりません。
FY2023|1,936 文字
6【研究開発活動】主力商品である野菜と花の品種開発は研究本部、農園芸資材の開発はソリューション統括部が担当し、全世界の市場に向けた品種の育成、農園芸資材の開発を行っております。研究・開発拠点として、日本国内では静岡県掛川市をはじめ5か所に、海外では北米、南米、欧州、アジア圏など、14か所に農場を配しております。研究開発者はグループ全体で約548人、当連結会計年度における研究開発費は9,069百万円であります。なお、研究開発費については、セグメント別に関連付けることが困難であるため、その総額を記載しております。当社の理念である「心と体の栄養」を世界の人々に届けることを目標に、サカタオリジナルの価値ある商品開発を進めてまいります。当連結会計年度の主な研究内容及び成果は、次のとおりであります。(1)国内卸売事業及び海外卸売事業①野菜 当連結会計年度は、カボチャ「SH7-014」、ホウレンソウ「C1-071」、レタス「M8-055」が、一般社団法人日本種苗協会主催の第73回全日本野菜品種審査会において1等特別賞を受賞し、さらにカボチャ「SH7-014」は農林水産大臣賞も受賞いたしました。また、ダイコン「SC8-182」は第64回東京都野菜・花き種苗改善審査会において農林水産大臣賞を受賞するなど、高い研究開発力が評価されました。 新品種におきましては、促成・夏秋栽培で秀品率が高く、食味のよい大玉トマト「れおん」、べと病R–1~19抵抗性の秋冬ホウレンソウ「スーパーセーブ」、寒締め栽培に向く甘みの強いホウレンソウ「寒締め吾郎丸」、根こぶ病耐病性で、耐暑性、早生性を兼ね備えたブロッコリー「アーリーキャノン」、黒腐病耐病性で玉ぞろいのよいキャベツ「ふうりん」、発色のよい紫キャベツ「レッドブライト」など、オリジナル性を重視した品種を数多く発表いたしました。今後も国内外市場において、生産者にも消費者にも喜ばれる品種開発に邁進いたします。 ②花 当連結会計年度は、キンギョソウ「キャンディートップス ローズ」が第64回東京都野菜・花き種苗改善審査会において農林水産大臣賞を受賞しました。また、トルコギキョウ「SM1-389」、「SM9-A-730M」、アスター「SM9-668」、ハボタン「ローブホワイト」(SK3-147M)が、一般社団法人日本種苗協会主催の第68回全日本花卉品種審査会において1等特別賞を受賞しました。海外においてもトルコギキョウの「ロジータ3 ピュアホワイト」がオランダの国際園芸博覧会「フロリアード2022」において最優秀賞を受賞し、国内外での研究開発力の高さを示すことができました。 新品種におきましては、トルコギキョウ「ボヤージュ」シリーズや無花粉タイプ「ソロ PF」シリーズ等で計11品種の切り花品種をそれぞれ発表いたしました。さらに人気の「サンパチェンス」、カリブラコア「ふわリッチ」、カリブラコアとペチュニアの属間雑種「ビューティカル」、ペチュニア「よく咲くペチュニア バカラiQ」、種間雑種ベゴニア「バイキング」の各シリーズにおいて、花壇苗品種をそれぞれ発表いたしました。 今後も国内外市場において、当社のオリジナル性あふれる品種開発が、高く評価されるよう努めてまいります。 ③ソリューション 当連結会計年度は、スマート農業ビジネスへの取り組みとして引き続き環境制御システム「アルスプラウト」の普及を進め、特にイチゴへの導入が大きく拡大し、生産現場の省力化を目指す多くのユーザーにご好評頂きました。また、行政との取り組みではシステム導入からコンサルティング業務の請負等、新たなビジネスが進展いたしました。 当社の事業環境は、これまで以上に環境との調和や持続可能な農園芸商品、サービスの提案が重要なテーマとなっております。こうした中、さまざまな栽培環境の変化に対応する資材としてご愛顧いただいておりました「高機能液肥」シリーズを、『サカタマモル』シリーズとしてリニューアルし、商品の認知拡大を図るためシリーズ感を持たせました。特に日照不足や、猛暑など異常気象への対策として高い評価を受けており、商品ごとの効果を組み合わせてご使用いただくことで、弱った作物の回復や健全な育成を促しユーザーのさまざまな課題解決を応援しております。 また、近年注目を浴びているバイオスティミュラント資材や有機栽培に対応した商品開発を進めております。引き続き、多くのユーザーに安心してご使用いただける商品の提供をお約束いたします。 (2)小売事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。 (3)その他事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。
FY2022|2,133 文字
5【研究開発活動】主力商品である野菜と花の品種開発は研究本部、農園芸資材の開発はソリューション統括部が担当し、全世界の市場に向けた品種の育成、農園芸資材の開発を行っております。研究・開発拠点として、日本国内では静岡県掛川市をはじめ5か所に、海外では北米、南米、欧州、アジア圏など、14か所に農場を配しております。研究開発者はグループ全体で約537人、当連結会計年度における研究開発費は8,132百万円であります。なお、研究開発費については、セグメント別に関連付けることが困難であるため、その総額を記載しております。当社の理念である「心と体の栄養」を世界の人々に届けることを目標に、サカタオリジナルの価値ある商品開発を進めてまいります。当連結会計年度の主な研究内容及び成果は、次のとおりであります。(1)国内卸売事業及び海外卸売事業①野菜 当連結会計年度は、コマツナ「C1-059」が一般社団法人日本種苗協会主催の第72回全日本野菜品種審査会において1等特別賞を受賞するとともに、輸出・国際局長賞を受賞いたしました。さらに、当グループの子会社である株式会社ブロリードのブロッコリー「ルミナス」が、同審査会において1等特別賞を受賞するとともに、農林水産大臣賞を受賞し、高い研究開発力が評価されました。 新品種におきましては、秋冬ホウレンソウに求められる濃い葉色、低温伸長性、収量性のいずれにも優れた能力を発揮する「ピンドン」、各種病害に耐病性を持つ台木メロン「デュアルアタック」、早生性、栽培適応性に優れた紫色のカリフラワー「オーナメントパープル」など、生産者の要望に沿い、消費者にも喜ばれるオリジナル性の高い品種を発表いたしました。 海外市場では、2022年2月、メキシコに研究拠点「クリアカン イノベーションセンター」(Culiacan Innovation Center、略称:CIC、メキシコ・シナロア州クリアカン市)を開設しました。果菜類の大産地であるクリアカン市において、メキシコおよび中米市場向けの野菜の品種開発およびマーケティングを強化いたします。 ②花 当連結会計年度は、ペチュニア「バカラiQ ブルー」が一般社団法人日本種苗協会主催の第67回全日本花卉品種審査会において1等特別賞を受賞するとともに、農林水産大臣賞を受賞いたしました。また、トルコギキョウ「SM9-706M」が同審査会において1等特別賞を受賞するとともに、輸出・国際局長賞を受賞いたしました。 海外においてもベゴニアの新品種「バイキング エクスプローラー ローズ オン グリーン」が、世界2大花き品評会のひとつである、米国の「オール アメリカ セレクションズ」(AAS) でゴールドメダルを獲得いたしました。AASにおけるゴールドメダルは、昨年のジニア「プロフュージョン レッドイエローバイカラー」に続き、2年連続での受賞となり、国内外における高い研究開発力が評価されました。 新品種におきましては、トルコギキョウでは大輪セミフリル八重咲きで晩生の白色「リオ ホワイト」を含め計7品種、ポンポン咲きのアスター「あずみ」シリーズ2品種の切り花品種をそれぞれ発表いたしました。 また、人気の「サンパチェンス」シリーズやカリブラコアとペチュニアの属間雑種「ビューティカル」シリーズ、雨に強く開花性に優れた「よく咲くペチュニア バカラiQ」シリーズ、ラナンキュラス「ワンダーランドiQ」シリーズの花壇苗品種をそれぞれ発表いたしました。 当社のオリジナリティあふれる品種開発は国内外で高く評価され続けております。 ③ソリューション 当連結会計年度は、環境制御系スマート農業ビジネスへの取り組みや農園芸現場における様々な課題解決を目指した事業展開を積極的に進め、特に環境制御システム「アルスプラウト」は、生産現場の省力化を目指す多くのユーザーで活用・導入が進みました。 また、「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律(みどりの食料システム法)」や「プラスチックに係わる資源循環の促進等に関する法律」が2022年より施行され、これまで以上に環境との調和や持続的発展が可能な商品、サービスの展開が当社事業活動の計画においても重要なテーマとなっております。 こうした市場変化の中、約50年の販売を誇る播種育苗資材のロングラン商品「ジフィーセブン」、姉妹品となる100%ココピート原料の「ジフィーセブン C」に環境負荷の少ない生分解性ネットを採用し、リニューアル販売を開始いたしました。プラスチック使用量の削減、廃棄物の低減による省力化が見込まれ、現在イチゴを始めとした果菜類を中心に、順調に生産現場への導入が進んでおります。 今後も環境配慮型商品、特に近年注目を浴びているバイオスティミュラント資材や有機栽培へ対応した商品開発に加え、情報技術の積極的活用により、多くのユーザーに安心して使用いただける商品の提供を進めてまいります。 (2)小売事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。 (3)その他事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。
FY2021|2,306 文字
5【研究開発活動】主力商品である野菜と花の品種開発は研究本部、農園芸資材の開発はソリューション統括部が担当し、全世界の市場に向けた品種の育成、農園芸資材の開発を行っております。研究・開発拠点として、日本国内では静岡県掛川市をはじめ5か所に、海外では北米、南米、欧州、アジア圏など、13か所に農場を配しております。研究開発者はグループ全体で約513人、当連結会計年度における研究開発費は6,980百万円であります。なお、研究開発費については、セグメント別に関連付けることが困難であるため、その総額を記載しております。当社の理念である「心と体の栄養」を世界の人々に届けることを目標に、サカタオリジナルの価値ある商品開発を進めてまいります。当連結会計年度の主な研究内容及び成果は、次のとおりであります。(1)国内卸売事業及び海外卸売事業①野菜 当連結会計年度は、ホウレンソウ「ドンキー」が、一般社団法人日本種苗協会主催の第71回全日本野菜品種審査会において1等特別賞を受賞するとともに、農林水産大臣賞も受賞し、国内外における高い研究開発力が評価されました。 新品種におきましては、青枯病、褐色根腐病への強度の耐病性を有する台木トマト「グランシールド」、青果用に加え、特に需要が高い初夏どりの加工業務用として期待されるキャベツ「がいな」、鮮やかな果色が長持ちするオクラ「ずーっとみどり」、濃厚な味わいで食味に優れるラグビーボール型カボチャ「スイートタックル」、適応幅が広く形状安定性に優れる高品質な秋冬ダイコン「冬の守」、加工歩留まりがよいダイコン「夏相撲」および「秋相撲」、濃緑で低温伸長性に優れた小ネギ「菊千代」、晩抽性、耐暑性に優れ、晩春・初夏どりで特に能力を発揮する一本ネギ「初夏扇2号」、厳寒期における伸長性に優れるチンゲンサイ「翠勲(すいくん)」、花蕾が乱れやすい早春どりでも、良質な花蕾が収穫できる晩生ブロッコリー「レイトドーム」など、生産者の要望に沿い、消費者にも喜ばれるオリジナル性の高い品種を数多く発表いたしました。 海外市場では、日本国内で開発された品種のみならず、海外の各農場で育成された品種が現地市場でご好評を頂き、販売増加に貢献しております。 ②花 当連結会計年度は、ジニアの新品種「プロフュージョン レッドイエローバイカラー」が、世界2大花き品評会とされる米国の「オール アメリカ セレクションズ」(AAS)、欧州の「フロロセレクト」(FS)でゴールドメダルを獲得いたしました。AASにおいてゴールドメダルは17年ぶりの選出であり、一つの品種でAAS、FS共にゴールドメダルを獲得することも17年ぶりとなります。 また、一般社団法人日本種苗協会主催の第66回全日本花卉品種審査会ではトルコギキョウ「SM8-642」と世界初の無花粉(PF)八重咲トルコギキョウ「PF ダブル スノー」が、さらに第67回審査会ではペチュニア「バカラiQ ブルー」がそれぞれ1等特別賞を受賞いたしました。その中から特に優秀な品種として、トルコギキョウ「PF ダブル スノー」が農林水産大臣賞も受賞し、当社のオリジナリティあふれる品種育成が評価されました。 新品種におきましては、発芽揃いと切り花スタイルの良いカンパニュラ「チャンピオンiQ」を新シリーズとして発表することが出来ました。そのほかの切り花品種では大輪フリンジ咲きで人気色の「ボヤージュ(1型) ラベンダー」を始めトルコギキョウ8品種を発表いたしました。 花壇苗品種では、暖房経費を削減でき省エネルギーで環境にやさしいペチュニア「エコチュニア ローズベイン」、「同 ピンクモーン」と雨に強いペチュニア「バカラiQ ブルー」、色鮮やかな「サンパチェンス オレンジ」、さらにコンパクトな草姿で冬でも咲き続けるパンジー「パシオ ピンクフレア」、「同 ビーコン」を発表いたしました。 ③ソリューション 当連結会計年度は、『Seedfun.(シードファン)』シリーズが、園芸初心者から園芸経験者の方まで広くご好評をいただき、コロナ禍におけるおうち時間のひとつとして「園芸」需要が高まり、通信販売、ホームセンター、園芸店などで販売が増加いたしました。また、『Seedfun.(シードファン)』シリーズより、新たに『くり返し使える竹ラベル』を発売いたしました。 園芸初心者向けとして、『はじめてさんのかんたんタネまきキット 誰でもできる!かわいいお庭』は、タネまき培養土である「ジフィーセブン」と栽培管理用トレーなどのキットで構成され、ご家庭で簡単にタネまきをすることができる商品となっています。また、園芸経験者向けとして、『タネからはじめるかんたん苗づくりキット 「買う苗」から「つくる苗」へ』は、天然素材の「ジフィーポット」などで構成され、苗を購入している方が、タネまきから苗を作る工程をじっくり楽しんでいただける商品となっています。 また、『くり返し使える竹ラベル』は、プラスチック製のものが多く、デザイン面、環境面から自然素材の製品を求める声があり、竹ならではの温かみや、一本ずつ異なる木目など自然な質感・デザインで植物に馴染みやすく、鉛筆で書けば繰り返し使える素材となっています 『Seedfun.(シードファン)』シリーズは、タネまきの先の楽しさまで提案できる総合園芸ブランドを目指し、今後もラインアップを拡充していく予定です。 (2)小売事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。 (3)その他事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。
FY2020|2,226 文字
5【研究開発活動】主力商品である野菜と花の品種開発は研究本部、農園芸資材の開発はソリューション統括部が担当し、全世界の市場に向けた品種の育成、農園芸資材の開発を行っております。研究・開発拠点として、日本国内では静岡県掛川市をはじめ5か所に、海外では北米、南米、欧州、アジア圏など、13か所に農場を配しております。研究開発者はグループ全体で約499人、当連結会計年度における研究開発費は6,321百万円であります。なお、研究開発費については、セグメント別に関連付けることが困難であるため、その総額を記載しております。当社の理念である「心と体の栄養」を世界の人々に届けることを目標に、サカタオリジナルの価値ある商品開発を進めてまいります。当連結会計年度の主な研究内容及び成果は、次のとおりであります。(1)国内卸売事業及び海外卸売事業①野菜 当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第70回全日本野菜品種審査会におきまして、コマツナ「C9-055」、ネギ「K9-046」、レタス「M8-053」が1等特別賞を受賞いたしました。その中から特に優秀な品種として、コマツナ「C9-055」及びネギ「K9-046」が農林水産大臣賞も受賞し、国内外における高いシェア獲得の原動力でもある研究開発力が評価されました。 新品種におきましては、耐病性に優れかつ食味が極上のカブ「二刀(にとう)」、高温期でも安定した果実サイズで裂果に強く、安定した品質を持つミニトマト「キャロルムーン」、肥大力、結球力に優れ形よく高冷地の初夏どりに適したレタス「ペネトレイト」、収量性、食味、作業性に優れるバイカラーのスイートコーン「ゆめのコーンビッグ85」、収量性、品質、栽培特性および収穫・作業調整に優れるコマツナ「さくらぎ」、食味に優れ収量性、秀品率の高い黄化葉巻病耐病性の大玉トマト「かれん」、収量性高く耐病性、品質の優れたチンゲンサイ「頼光」、低温伸長性があり萎黄病に強い事から夏冬両方の課題に貢献するミズナ「極早生水天」、包葉性、生育の揃いに優れ省力化に貢献するカリフラワー「オーナメントホワイト」など、オリジナル性を重視した品種を数多く発表いたしました。 海外市場におきましては、日本国内で開発された品種のみならず、海外の各農場で育成された品種が現地市場でご好評を頂き、販売増加に貢献しております。米国ではバンガード社からレタスプログラムを取得し、北米市場の育種強化に加えて、日米伯の3拠点の連携によりグローバルでの品種育成を加速させてまいります。 ②花 当連結会計年度は、農林水産省および公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会主催の令和元年度 民間部門農林水産研究開発功労者表彰において、当社と千葉県 佐瀬農園が日持ち性と輸送性に優れたトルコギキョウの品種の開発により農林水産大臣賞および園芸研究功労賞を受賞いたしました。 また、一般社団法人日本種苗協会主催の第65回全日本花卉品種審査会ではビオラ「ピエナ ディープマリーナ」、トルコギキョウ「M7-118」が、続く第66回審査会ではペチュニア「バカラiQ ストロベリー」が1等特別賞を受賞いたしました。 新品種におきましては、世界初、八重咲の無花粉タイプトルコギキョウの開発をはじめ、当社の高度な育種技術を駆使し、ペチュニアとカリブラコアの属間雑種「ビューティカル」とベゴニア種間雑種「バイキング」を新シリーズとして発表することが出来ました。さらに母の日の贈答用で新たな需要を喚起するコンパクトなポットカーネーション「サンセットブライト」、「カスタード」の他、トルコギキョウ8品種、サンパチェンス4品種、ペチュニア4品種、ハボタン、カンパニュラ、アネモネ、キンギョソウで新品種を発表いたしました。 ③ソリューション 当社では、2018年7月より、株式会社ワビットと業務提携し、農業用環境制御システム「アルスプラウト」の普及活動をすすめております。 当連結会計年度は、農業情報学会が主催する「農業イノベーション大賞2020」におきましてクラウド連携型DIY環境制御システム「アルスプラウト」の普及が評価され、優秀賞(新技術分野)を受賞いたしました。 従来の環境制御システム(ハウス内の温度・湿度・CO₂・日射などのデータをモニタリングし、ハウス内環境を最適に制御するシステム)は、大規模ハウス専用のものが主流であり、日本の農業で多く用いられる中小規模ハウスでは、初期に発生するコストが高く、またトラブル発生時のメンテナンスが難しいなど、課題がありました。一方、「アルスプラウト」は、自分で組み立てをおこなうキットで提供されるDIY型であり、購入コスト、設置コストを抑えることができ、また、メンテナンスも比較的容易に行えます。農業人口減少に伴う人手不足解消やスマート農業の普及が拡大するよう、今後も商品の開発と推進を行っております。 この他にも、全国で着々と普及が進んでいる「高機能液肥シリーズ」、固化培土「プラントプラグ」、『Seedfun.』シリーズ「はじめてさんのかんたんタネまきキット」など、生産現場における様々な課題解決を目的としたサカタオリジナル商品の提案をすすめております。 (2)小売事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。 (3)その他事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。
FY2019|1,420 文字
5【研究開発活動】主力商品である野菜と花の品種開発は、研究本部が統括し、全世界の市場に向けた品種の育成を行っております。研究拠点として、日本国内では静岡県掛川市をはじめ5か所に、海外では北米、南米、欧州など、13か所に農場を配しております。研究開発者はグループ全体で約477人、当連結会計年度における研究開発費は5,620百万円であります。なお、研究開発費については、セグメント別に関連付けることが困難であるため、その総額を記載しております。当連結会計年度の主な研究内容及び成果は、次のとおりであります。(1)国内卸売事業及び海外卸売事業①野菜 当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第69回全日本野菜品種審査会におきまして、コマツナ「C5-040」および「C5-042」、ダイコン「SC3-295」(冬馬力)が1等特別賞を受賞いたしました。その中から特に優秀な品種として、ダイコン「SC3-295」(冬馬力)が農林水産大臣賞も受賞し、またキャベツ「SK3-326」が第66回千葉県野菜品種審査会において農林水産大臣賞を受賞するなど国内外における高いシェア獲得の原動力でもある研究開発力が評価されました。 新品種におきましては、褐色根腐病および青枯病に優れた耐病性を持つ台木トマト「シャットアウト」、耐暑性に優れ夏越しに強い一本ネギ「夏扇タフナー」、肥大性が非常によく晩抽性のダイコン「冬馬力」、極晩抽で作業性にも優れたダイコン「春の守」、アントシアンフリーのブロッコリー「こんにちは」と「こんばんは」など、オリジナル性を重視した品種を数多く発表いたしました。今後も生産者にも消費者にも喜ばれる品種開発に邁進いたします。 海外市場におきましては、日本国内で開発された品種のみならず、海外の各農場で育成された品種が現地市場でご好評を頂き、販売増加に貢献しております。米国では新研究拠点となる「ウッドランド イノベーションセンター」がカリフォルニア州にて開所するなど、今後も研究活動を活性化するとともに優良品種の開発を加速させてまいります。 ②花 当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第64回全日本花卉品種審査会におきましてアスター「SM6-458」が1等を、また、第65回全日本花卉品種審査会ではトルコギキョウ「M7-894」が1等特別賞を受賞いたしました。 海外におきましては、世界二大花卉品評会のひとつであるオール アメリカ セレクションズ(全米審査会)でデンマークのオーデンセ研究農場育成のベゴニア種間雑種「バイキング XL レッド オン チョコレート」が最高賞を受賞いたしました。 差別性と新規性において、雨に強い実生系ペチュニアシリーズ「バカラiQ」、花持ちの良いポットカーネーション「感謝の気持ち」および「ホットハート」、よりコンパクトで狭いスペースでも楽しめるサンパチェンスの姉妹シリーズ「サンパティオ」の新品種を発表しております。さらに主力のトルコギキョウで9品種、パンジー・ビオラで5品種、切花ハボタンで1品種の新品種を発表いたしました。 研究部門では、差別性と新規性を追求したサカタオリジナル商品の開発に精励し、全世界へ「心と体の栄養」をお届けできるように努めてまいります。 (2)小売事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。 (3)その他事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。
FY2018|1,449 文字
5【研究開発活動】主力商品である野菜と花の品種開発は、研究本部が統括し、全世界の市場に向けた品種の育成を行っております。研究拠点として、日本国内では静岡県掛川市をはじめ五か所に、海外では北米、南米、欧州など、十か所に農場を配しております。研究開発者はグループ全体で約448人、当連結会計年度における研究開発費は56億91百万円であります。なお、研究開発費については、セグメント別に関連付けることが困難であるため、その総額を記載しております。当連結会計年度の主な研究内容及び成果は、次のとおりであります。(1)国内卸売事業及び海外卸売事業①野菜 当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第68回全日本野菜品種審査会におきまして、スイートコーン「SK4-117」、キャベツ「K5-233」、ネギ「SK4-043」、レタス「パワースイープ」が1等特別賞を受賞いたしました。その中から特に優秀な品種として、スイートコーン「SK4-117」およびキャベツ「K5-233」が農林水産大臣賞も受賞し、国内外における高いシェア獲得の原動力でもある研究開発力が評価されました。 新品種におきましては、収量性と秀品率を向上させた食味のよい抑制・促成栽培向け黄化葉巻病耐病性大玉トマト「麗妃」(れいき)、耐寒性と晩抽性に優れたキャベツ「金瑛」、収量性・在圃性に優れたコマツナ「つなしま」、かいよう病、青枯病に優れた耐病性をもち、強勢で長段栽培にも向く複合耐病性台木トマト「アシスト」、収量性が極めて高いエダマメ「とびきり」、作業性・収量性に優れたホウレンソウ「ドンキー」、「ゴードン」、「ハイドン」の3つの品種など、オリジナル性を重視した品種を数多く発表いたしました。今後も生産者にも消費者にも喜ばれる品種開発に邁進いたします。 海外市場におきましては、日本国内で開発された品種のみならず、海外の各農場で育成された品種が現地市場でご好評を頂き、販売増加に貢献しております。また、ヨルダンのマカベット社を買収しキュウリ育種を強化するなど、今後も研究活動を活性化するとともに優良品種の開発を加速させてまいります。 ②花 当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第63回全日本花卉品種審査会におきまして、トルコギキョウ「M5-783」、ハボタン「春の宴」、「SK2-72」の2品種が1等特別賞を受賞いたしました。 海外におきましては、世界二大花卉品評会のひとつであるオール アメリカ セレクションズ(全米審査会)でデンマークの研究農場育成の矮性ジプソフィラ「ジプシー ホワイトインプ」が最高賞を受賞いたしました。 新品種におきましては、茎が硬く倒れづらい矮性タイプの金魚草「キャンディートップス」、ユニークカラーで花色が安定するジニア「プロフュージョン チェリーバイカラー」、べと病抵抗性ヒマワリ「ビンセント(2型)クリアオレンジDMR」、カジュアルな使いやすさを追求した中大輪セミフリンジ八重咲きのトルコギキョウ『マキア( Maquia )』シリーズ、豪華な花形で人気のトルコギキョウ「ボン・ボヤージュ」シリーズの追加色などを発表いたしました。 研究部門では、差別性と新規性を追求したサカタオリジナル商品の開発に精励し、全世界へ「心と体の栄養」をお届けできるように努めてまいります。 (2)小売事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。 (3)その他事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。
FY2017|1,719 文字
6【研究開発活動】主力商品である野菜と花の品種開発は、研究本部が統括し、全世界の市場に向けた品種の育成を行っております。研究拠点として、日本国内では静岡県掛川市をはじめ5農場を、海外では北米、南米、欧州などに10農場を配しております。研究開発者はグループ全体で約400人、当連結会計年度における研究開発費は54億40百万円であります。なお、研究開発費については、セグメント別に関連付けることが困難であるため、その総額を記載しております。当連結会計年度の主な研究内容及び成果は、次のとおりであります。(1)国内卸売事業及び海外卸売事業①野菜 当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第67回全日本野菜品種審査会におきまして、ホウレンソウ「C4-044」が1等特別賞、エダマメ「とびきり」が1等特別賞とともに、農林水産大臣賞を受賞いたしました。また、平成28年度千葉県野菜品種審査会におきましても、ダイコン「SC3-295」が、農林水産大臣賞を受賞いたしました。国内外における高いシェア獲得の原動力でもある研究開発力が評価されました。 新品種に関しましては、耐寒性に極めて優れ、食味良好なハクサイ「冬月90」、極硬玉で裂果に強い夏秋栽培向け大玉トマト「麗月」、収量性がよい夏用小ネギ「竹千代」、形が良く結球安定性に優れた玉レタス「パワースイープ」、低温伸張性と晩抽性を兼ね備えたコマツナ「はまつづき」を発表するなど、オリジナル性を重視した品種の開発を継続しております。今後も生産者にも消費者にも喜ばれる品種開発に邁進いたします。 海外市場におきましては、日本国内で開発された品種のみならず、海外の各農場で育成された品種が現地市場でご好評を頂き、販売増加に貢献しております。また、欧阿中東圏の研究開発拠点であるフランス・ウショー農場に、新しい研究施設を開設いたしました。野菜の新品種の開発、試作評価などを強化してまいります。 さらに、野菜品種の特許を中心としたパテントプールを組織するオランダの民間団体「International Licensing Platform Vegetable」に加盟し、野菜の品種開発に関わる特許にアクセスすることを通じて、研究活動を活性化するとともに、優良品種の開発を加速させてまいります。 ②花 当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第62回全日本花卉品種審査会におきまして、ジニア「プロフュージョン レモン」(SM4-226)、アスター「あずみ ローズピンク」、ケイトウ「ファイアリーレッド」、ストック「マイム ライトピンク」、ハボタン「K5-14」が、1等特別賞を受賞いたしました。また、ジニア「プロフュージョンレモン」は、農林水産大臣賞も受賞しております。さらに、ジニア「プロフュージョン レッド」は、世界二大花き品評会であるフロロセレクト(欧州花き種苗審査会)で金賞、オール アメリカ セレクションズ(全米審査会)で最高賞を受賞し、ダブル受賞する栄誉に浴しました。 新品種では、切り花リンドウ「クラリナ® サファイア」をはじめ、ユニークな草姿のプリムラ「アラカルト シュシュ」シリーズ、べと病抵抗性を備えたヒマワリ「ビンセント®(2型) タンジェリンDMR」、モコモコした草姿がかわいいハボタン「バニー」シリーズなどの販売を開始し、今後の売り上げに大きく貢献できると期待しております。 また、世界初となる無花粉タイプのトルコギキョウを開発いたしました。無花粉タイプのトルコギキョウは、雄しべが不完全なため花粉が発生せず、花もちが非常に優れ、飛散した花粉による花の汚れが発生しない画期的なものとなります。この技術開発は、トルコギキョウを新しいステージに引き上げ、今後の利用拡大に一層の弾みがつくことを期待しております。 以上、研究部門では、今後も世界に類を見ないサカタオリジナル商品の開発に精励し、全世界へ「心と体の栄養」をお届けできるように努めてまいります。 (2)小売事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。 (3)その他事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。
FY2016|1,349 文字
6【研究開発活動】主力商品である野菜と花の品種開発は、研究本部が統括し、全世界の市場に向けた品種の育成を行っております。研究拠点として、日本国内では静岡県掛川市をはじめ5農場を、海外では北米、南米、欧州などに10農場を配しております。研究開発者はグループ全体で約400人、当連結会計年度における研究開発費は49億89百万円であります。当連結会計年度の主な研究内容及び成果は、次のとおりであります。(1)国内卸売事業及び海外卸売事業①野菜当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第66回全日本野菜品種審査会におきましてブロッコリー「K3-110」が1等特別賞を受賞いたしました。ブロッコリーに関しましては4年連続しての受賞となり、国内外における高いシェア獲得の原動力でもある研究開発力が評価されました。新品種に関しましては、レタスでは「フリフリッカー」、「ツインセット」、「インターセプト」と耐病性に優れ作りやすい3品種を発表、積極的にマーケットシェア奪取に動いております。ブロッコリーでは厳寒期でも高品質な花蕾をつける「ウインタードーム」を、トマトでは受粉作業を大幅に低減できる冬春向け大玉品種「ハウスパルト」を、スイートコーンではさくっとした食感があり極めて味が良いホワイトカラーの「クリスピーホワイト」を発表するなど、オリジナル性を重視した品種の開発を継続しております。今後も生産者にも消費者にも喜ばれる品種開発に邁進いたします。また海外市場におきましても、日本国内で開発された品種のみならず、海外の各農場で育成された品種が現地市場で御好評を頂き、販売増加に貢献しております。 ②花 当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第61回、第62回全日本花卉品種審査会におきまして、アスター「あずみブルー」とペチュニア「SK1-229」が1等特別賞を受賞いたしました。さらに、世界的に権威のあるフロロセレクト(欧州花き種苗審査会)では、当社海外育種農場Sakata Ornamentals Europeにて育成されました、ベゴニア センパフローレンス「セネタ iQ ローズバイカラー」がゴールドメダルを受賞する栄誉に浴しました。 新品種では、世界的に大きなマーケットシェアを持つトルコギキョウで、ユニークな花色と花形の「アンバーダブル(2型)ミント」や「ボヤージュ(1型)ローズピンク」を発表しました。また、好調のヒマワリ 「ビンセント」シリーズでも濃いオレンジ花弁の新品種『ビンセント(2型)ネーブル』の販売を開始し、今後の売り上げに大きく貢献できると期待しております。 さらに、インパチェンス属の種間交雑により開発された、生育旺盛で作りやすい人気商品「サンパチェンス」シリーズも販売10周年を迎えることができました。これも当社の新規性、差別性を追求した育種開発技術が一般消費者に広く認められた証と理解しております。 以上研究部門では、今後も世界に類を見ないサカタオリジナル商品の開発に精励し、全世界へ「心と体の栄養」をお届けできるように努めてまいります。 (2)小売事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。 (3)その他事業 当事業に該当する研究開発は行っておりません。