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西部技研

機械 機械

研究開発費(時系列)

年度R&D費用(億円)設備投資(億円)
2025-12 - 33
2024-12 - 17
2023-12 - 24

研究開発活動(本文)

FY2025|1,450 文字
6 【研究開発活動】当連結会計年度の研究開発活動は、長期的なクライメイト・ニュートラルの実現を目指し、環境保全や省エネルギーを目的とした顧客に信頼される製品開発、及び産官学連携による新技術開発を中心に進めております。当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は388百万円であり、主な研究内容は、次のとおりであります。 (1) CO2吸着ローターの開発お客様から「ハニカムローターを使って効率的にCO2を濃縮・除去できないか」というご要望を多くいただいておりますが、現在保有するCO2吸着ローターは、グリーンハウス向けCO2供給装置 C-SAVE Green にのみ使用しており、単体製品としては販売しておりません。そこで、この技術を独自のコア技術として位置づけるとともに、他社への販売展開も視野に入れ、CO2吸着ローターの開発を進めております。大学との共同研究を通じて、低エネルギーでCO2を吸着・脱着できるローターの開発を推進しており、耐久性の向上についても検討を重ねております。今後は、低エネルギーで高効率なCO2吸着・脱着技術を確立し、環境負荷の低減に貢献するとともに、農業分野だけでなく、室内空気質の改善や大気中からのCO2濃縮による環境保全など、幅広い用途への展開を目指します。この開発によって、農業や産業分野での活用はもちろん、社会全体として温室効果ガスの削減に寄与し、持続可能な社会の実現に大きく貢献できると考えております。 (2) グリーンハウス向け全熱交換装置「Green-SAVE」製品化産官連携のもと、2025年春にクローズドグリーンハウスで「Green-SAVE」を導入し、その実現可能性を確認しております。グリーンハウスを密閉すると内部温度が50℃近くまで上昇しますが、Green-SAVEを稼働させることで約30℃まで温度を下げられ、湿度も低下できることが実証されております。現在は、必要な熱交換量を適切に供給できるよう調整を進めており、実証試験先と連携しながら最適な運転条件を探りつつ開発を継続しております。この取組を通じて中期的な実用化・製品化を目指しており、グリーンハウス環境の改善と持続可能な農業の実現に貢献するため、研究開発を続けております。 (3) 燃焼排ガスからのCO2回収装置「C-SAVE」の開発2023年から産学連携のもと、CO2濃度が約10%の実際の燃焼排ガスからCO2を分離・回収する装置「C-SAVE」の開発をオンサイトで継続しております。排ガスには様々な成分が含まれており、それが原因で装置が破損するリスクがあります。今回の試験では、スクラバーによる排ガス処理が良好に機能しており、C-SAVEに供給される排ガスは比較的清浄な状態で供給されております。その結果、当社装置でも十分に耐えられるガス環境が整い、前処理に関する知見や装置が耐えうる条件を把握することができました。現在はデータ取得を進めており、2026年度には大学との産学連携を通じて、研究成果を論文として発表することを目指しております。 (4) 酸素濃縮装置の開発 空気中に含まれる酸素をハニカムローターを用いて直接濃縮する先導研究を実施しております。酸素濃度の高い空気を燃焼器に導入することで、燃焼効率を向上させ、燃料投入量を減らすことで、CO2の削減を目的としております。2025年は産学連携でこれまでの研究成果を論文としてまとめて、学会誌に投稿しております。

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