6029

アトラグループ(6029)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

サービス業 情報通信・サービスその他

事業の概要

  • 鍼灸接骨院の経営支援
    アトラグループは、鍼灸接骨院の運営を多角的にサポートする事業を展開しています。具体的には、自費施術に関するセミナー開催や機材販売、療養費の請求代行サービス、物販支援システム、消耗品販売ECサイトなどを通じて、接骨院・鍼灸院の経営課題解決に貢献しています。
  • ほねつぎチェーン展開
    同社は「ほねつぎ」ブランドで鍼灸接骨院のフランチャイズチェーンを展開しており、未経験者や既存院の加盟を促進しています。加盟院には、機材導入支援、請求代行、物販支援、コンサルティングなど、幅広いサービスを提供し、安定的な収益確保を支援するビジネスモデルです。
  • 介護・フィットネス事業への展開
    鍼灸接骨院の経営支援で培ったノウハウを活かし、痛みの緩和や若返りを目指す「ほねつぎデイサービス」をフランチャイズ展開しています。また、予防のためのフィットネス需要に応える24時間フィットネスジム「ワンサードフィットネス」も展開し、多角的な収益源を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • A-COMS事業
    アトラグループの主力事業であり、鍼灸接骨院の経営支援全般を担っています。具体的には、自費施術セミナー、機材・消耗品販売、療養費請求代行システム「A-COMS」の提供、物販支援システム「HONEY-STYLE」運営などが含まれます。最新年度の売上高は約23.58億円、営業利益は約1.64億円と、グループの収益の柱となっています。
  • 玩具販売事業
    アトラグループが展開するもう一つの事業で、玩具の販売を行っています。この事業は、A-COMS事業とは異なる市場で収益を上げていますが、最新年度の売上高は約15.70億円であるものの、営業利益は約-0.25億円と赤字を計上しており、グループ全体の収益性への貢献は限定的です。
  • ほねつぎチェーン・デイサービス・フィットネス
    A-COMS事業の一部として、鍼灸接骨院のフランチャイズ「ほねつぎチェーン」、介護サービス「ほねつぎデイサービス」、24時間フィットネスジム「ワンサードフィットネス」を展開しています。これらは、鍼灸接骨院のノウハウを活かした多角的な事業展開であり、シナジー効果を追求しながら、新たな収益源の確立を目指しています。
2025-12 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
ACOMSBusinessReportableSegment 地域 24 2 7.0%
ToySalesBusinessReportableSegment 地域 16 -0 -1.6%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|5,157 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社及び子会社5社により構成されており、A-COMS(エーコムス)(注1)事業、玩具販売事業を展開しております。当社グループは、「世界中の人を健康にしたい。」という企業理念の下、接骨院・鍼灸院の経営支援事業を展開しております。柔道整復術は日本の伝統であり、日本独特の術であります。当社グループは、手あてをとおして、世界中の人の健康に貢献するべく、事業を推進しております。また、当社グループが提供するサービスが、鍼灸接骨院のインフラとして機能するよう、注力しております。当社グループが属する鍼灸接骨院業界におきましては、療養費が減少傾向にあり、自費施術及び物販の拡大が課題となっております。このような状況の下、当社グループは、既存事業の全体的な底上げを行うための商品・サービスの開発や、新たな顧客開拓の拡大に注力し、また、鍼灸接骨院への経営支援プラットフォームとして立ち上がっているA-COMS事業を、成長の柱とする組織再編を行い、鍼灸接骨院の基幹システムであるA-COMSの拡張性を活かしたサービス内容の拡充を図り、業績向上と企業価値向上に取り組んでおります。なお、当連結会計年度より、事業内容を適正に表示するため、従来「鍼灸接骨院支援事業」としていた報告セグメントの名称を「A-COMS事業」に変更しております。この変更はセグメント名称の変更であり、セグメント情報に与える影響がありません。主な事業の内容は次のとおりであります。以下に示す区分は、セグメントと同一であります。 (A-COMS事業)当社グループは、アトラアカデミーにおいて、自費施術などをテーマとしたセミナーを開催し、自費施術に使用する機材を販売しております。また、当社グループが開発した鍼灸接骨院の基幹システムであるA-COMSを、アトラ請求サービスの会員に提供し、療養費の請求を代行するサービス(注2)を展開しております。その他、鍼灸接骨院の物販を支援するシステムであるHONEY-STYLEの提供、鍼灸接骨院で使用する消耗品の販売を行うECサイトであるアトラストアの運営など、幅広く鍼灸接骨院の経営支援となる事業を展開しております。ほねつぎチェーン(注3)の加盟院などに対しては、これら当社グループのサービスを幅広く提供しております。ほねつぎデイサービスは、鍼灸接骨院への経営支援で培ったノウハウを活かし、痛みの緩和から若返りを目指したデイサービスとなっており、フランチャイズ展開しております。支援内容別の詳細は次のとおりです。 (1) ほねつぎチェーン当社グループは、鍼灸接骨院をほねつぎというブランドでチェーン展開しております。鍼灸接骨院業界未経験の異業種の方が新規事業として参入するモデルに加え、既存の鍼灸接骨院の加盟を促進しております。ほねつぎチェーンにおいては、機材の導入、アトラ請求サービス、HONEY-STYLE、アトラストアなどのサービスを幅広く提供しております。また、鍼灸接骨院に対して、過度に療養費に依存しない体制の構築を支援するコンサルティングも展開しております。ほねつぎチェーンではイニシャルの加盟金収入に加え、ランニングとしてロイヤリティ、システム利用料の各収入を売上高に計上しております。 (2) 機材、消耗品販売① 機材販売接骨院・鍼灸院に対し、機材を販売しております。具体的には、既存顧客の複数院展開に伴う新規開設時に、または、アトラアカデミーのセミナーを受講した新規顧客に対し、自費施術に必要な当社オリジナルの機材を中心に販売しております。また、販売後の導入時には、機材の使用方法や自費施術についての研修を実施する事で、導入接骨院・鍼灸院に対して、自費施術による新しい売上作りのサポートに取り組んでおります。さらに、新機材の発掘、開発に取り組んでおり、独自商品の提供に注力しております。② 消耗品販売接骨院・鍼灸院で使用する鍼や灸、テーピングなどの消耗品や、自費施術用機材に必要な消耗品を鍼灸接骨院向けECサイトであるアトラストアにおいて販売しております。また、各種キャンペーンやポイントを活用し、販促活動に取り組んでおります。さらに、PB商品の開発や新商品の発掘に注力しております。 (3) アトラ請求サービス接骨院・鍼灸院等にとって、保険者(国・各社健康保険組合など)に対する療養費請求代行に係る事務負担は大きなものとなっております。当社グループの療養費請求代行サービスであるアトラ請求サービスでは、接骨院・鍼灸院等の事務負担を軽減し、施術(注4)に専念できる環境を提供しております。アトラ請求サービスの会員には、当社グループが開発したA-COMSを提供しております。会員はA-COMSを利用し、療養費支給申請書を作成しております。さらに、会員の接骨院・鍼灸院等では、A-COMSのオプション機能を活用して、患者の体の状態を検査により可視化できるシステムを使用することで、施術内容や方針等の説明を円滑に行えます。アトラ請求サービスのオプションサービスとして、A-COMSファイナンスサービス(療養費早期現金化サービス)を提供しております。療養費の入金までに平均3~4ヶ月間かかるため、保険者に請求した療養費相当額を融資することで、その間の接骨院・鍼灸院等の資金繰りをサポートしております。  運営の特徴開設届作成等のフォロー、療養費支給申請書点検・提出、療養費支給申請書返戻対応、療養費の入金・送金処理、データ保管、会員の問い合わせに応えるコールセンターの設置等のサービス体制を整えております。 (4) HONEY-STYLE① HONEY-STYLE当社グループは、鍼灸接骨院の物販を支援するシステムであるHONEY-STYLEを運営しております。利用院は、当社グループより美容や健康をテーマにした自費施術メニューや利用院で販売している健康関連商品を購入できます。会員は、HONEY-STYLEのアプリより、利用院である鍼灸接骨院における施術の予約をすることができます。また、会員は利用院である鍼灸接骨院において、HONEY-STYLEのオリジナル自費施術を受けることや、健康関連商品を購入することができます。また、商品購入時にポイントが付与され、会員にとっては、施術の予約が便利になるだけではなく、ポイントを使用することで、健康関連商品を安く購入することができます。また、A-COMSとシステム連携されているため、療養費施術と自費施術の一元管理が可能となります。 ② アトラアカデミー当社グループは、アトラアカデミーというサイト名でポータルサイトの企画・運営を行っており、柔道整復師(注5)、はり師・きゅう師(注6)、あん摩マッサージ指圧師(注7)に役立つ情報をWEB・メールマガジンを通じて発信しております。特に動画の充実に取り組んでおります。また、様々な技術や自費施術に関するセミナー、院経営に関するセミナーなどを開催しております。 (5) 介護支援当社グループオリジナルのデイサービス(注8)フランチャイズチェーンである、ほねつぎデイサービスは、柔道整復師が活躍できるモデルとなっており、ほねつぎチェーン鍼灸接骨院と併設することで人材募集を一括して行えるなどの強みがあります。柔道整復師がデイサービス事業を展開する際に、その負担を軽減するため、開業及び運営に必要なノウハウをすべて盛り込んだパッケージ商品として提供しております。鍼灸接骨院とデイサービスを併設することにより、鍼灸接骨院の患者が要介護となってもデイサービスを利用していただくことが可能となり、シナジー効果が発揮できます。 (6) フィットネス関連フィットネス関連においては、24時間のフィットネスジムを展開しております。鍼灸接骨院業界では、予防のためのフィットネスの利用拡大が課題となっており、当社グループのフランチャイズチェーンであるワンサードフィットネスに鍼灸接骨院のオーナーが加盟することでシナジー効果が発揮できます。 (7)その他当社グループは、鍼灸接骨院の経営支援のため、上記以外のその他業務(設備の賃貸、物件の建設等)も行っております。 (注1) Artra Cloud Operation Management Systemの略で、当社グループが開発した鍼灸接骨院の基幹システムであります。ほねつぎチェーンの加盟院に対しては、原則として、院内管理を含めたすべての機能を開放しております。アトラ請求サービスの会員に対しては、療養費支給申請書の作成などができる機能に限定して提供しております。院内管理の機能により、業務効率の向上、患者管理、経営分析を行うことができます。また、療養費の不正請求を防止する仕組みとしても機能しており、鍼灸接骨院業界において遅れていたIT化を推進するシステムとなっております。さらに、サービス内容の追加を容易に行うことが可能であります。(注2) 健康保険における保険給付の方法は、窓口で支払う一定割合の自己負担で医療そのものを受けられる「現物給付」と、出産時の医療費などのように一旦患者が費用全額を支払い、後に支払った費用の7割等決められた割合の現金が療養費として支給される「現金給付」に分類されています。鍼灸接骨院での施術では、後者の療養費という形で患者に現金給付がなされます。当社グループでは、患者が鍼灸接骨院に代行を委託した保険者(国・各社健康保険組合など)への療養費請求を、鍼灸接骨院に代わって行うことを受託しております。(注3) ほねつぎチェーンは、一定地域内における独占的販売権を付与しておらず、毎月のロイヤリティは定額となっており、一般的なフランチャイズチェーンとは区別しております。(注4) 接骨院・鍼灸院等で行う手あてのことを指します。(注5) 国家資格であり、接骨院等において、骨、関節、筋、腱、靭帯などの骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷などの損傷に対し、手術によらない整復、固定などの方法により、人間の持つ治癒能力を最大限に発揮させる手あてを行っております。(注6) 国家資格であり、鍼灸院等において、神経痛、腰痛症などに対し、はりやきゅうによる手あてを行っております。(注7) 国家資格であり、訪問などで、あん摩、マッサージ、指圧による手あてを行っております。(注8) 在宅で介護を受けられる方を対象にデイサービスに通っていただき、入浴や体操・当社独自の機能訓練を行うことで、体の痛みの緩和を図り、高齢者の自立を支援する介護サービスを提供いたします。   (A-COMS事業を展開する関係会社)当社、アトラファイナンス株式会社、アトラケア株式会社、アトラプランニング株式会社、株式会社ハッピーライフ (玩具販売事業)株式会社ペリカンにおいては、ペリカンという店舗において、玩具、文具等を販売しております。接骨院・鍼灸院への経営支援で培ったリアル店舗に対する経営指導のノウハウを活かしております。 (玩具販売事業を展開する関係会社)株式会社ペリカン 当社グループの事業系統図は以下のとおりです。  (参考)鍼灸接骨院では、柔道整復師、はり師・きゅう師、あん摩マッサージ指圧師が施術というサービスを提供しております。施術費用には療養費だけではなく、自費によるものもあります。整形外科と鍼灸接骨院との違いは、整形外科の提供するサービスが医療行為であるのに対し、鍼灸接骨院の提供するサービスは施術であることです。鍼灸接骨院では、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷に対する施術を行えますが、脱臼、骨折に対する施術については、応急の場合を除き、医師の同意が必要です。ほねつぎチェーン鍼灸接骨院では健康、美容、怪我や病気の予防を目的とした自費施術、健康関連商品の販売に力を入れております。鍼灸接骨院と整体、カイロプラクティックとの違いは、鍼灸接骨院で施術を行う柔道整復師、はり師・きゅう師、あん摩マッサージ指圧師が国家資格であるのに対し、整体、カイロプラクティックを行う整体師、カイロプラクターは民間資格である点です。 鍼灸接骨院と整形外科、整体・カイロプラクティックとの違い 整形外科鍼灸接骨院整体、カイロプラクティック資格医師(国家資格)柔道整復師、はり師・きゅう師、あん摩マッサージ指圧師(国家資格)整体師、カイロプラクター(民間資格)行為医療行為(レントゲン検査、手術、投薬など)施術矯正、マッサージ費用医療費(現物給付)療養費(現金給付)、自費自費

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 ネットワーク
鍼灸接骨院の基幹システムであるA-COMSの拡張性を活かしたサービス内容の拡充。
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:ほねつぎチェーン運営上のリスク / 外部環境の変化に対するリスク(療養費減少、開設要件厳格化) / システム運用に関わるリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

アトラグループは、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに依存する事業モデルではない。その競争優位性は、無形資産よりも、サービス提供能力や顧客との関係性に依存していると考えられる。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

アトラグループが提供するM&Aアドバイザリーや事業承継サービスは、顧客(中小企業オーナー)にとって、専門知識や信頼関係の構築に時間を要するため、安易な乗り換えは生じにくい。しかし、サービス内容の標準化が進めばスイッチングコストは低下する可能性がある。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

アトラグループの事業は、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果を持つものではない。個々の顧客との個別対応が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのような広範なネットワーク効果は期待できない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

中小企業向けM&Aアドバイザリー市場において、一定の規模を持つことで効率的なオペレーションを追求している可能性はあるが、構造的に圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えない。競合他社も同様のサービスを提供しており、価格競争のリスクは存在する。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

アトラグループは中小企業M&Aアドバイザリー市場において一定のシェアを持つが、市場全体が細分化されており、業界規模に対して最適な少数寡占を形成しているとは言い難い。さらなる規模の拡大による効率化の余地はある。

  • 鍼灸接骨院向け基幹システムA-COMS
    アトラグループが開発した「A-COMS」は、鍼灸接骨院の基幹システムとして、療養費請求代行や患者管理などを一元的に行える点が強みです。このシステムは、鍼灸接骨院の業務効率化と経営安定化に不可欠なインフラとして機能し、顧客の囲い込みに繋がっています。
  • 包括的な経営支援サービス
    同社は、自費施術のノウハウ提供、機材販売、消耗品ECサイト、物販支援システム、さらには資金繰り支援(A-COMSファイナンスサービス)まで、鍼灸接骨院の経営に必要なあらゆる側面をカバーするサービスを提供しています。これにより、顧客は複数のベンダーと契約する手間なく、一貫したサポートを受けられます。
  • 「ほねつぎ」ブランドの確立
    全国に展開する「ほねつぎチェーン」は、鍼灸接骨院業界における一定のブランド認知度とネットワーク効果を生み出している可能性があります。このブランド力は、新規加盟院の獲得や、提供する各種サービスの信頼性向上に寄与し、競争優位性の一因となっていると考えられます。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。(1) 会社の経営の基本方針当社グループは、企業理念である「世界中の人を健康にしたい。」の実現に向け、A-COMS事業及び玩具販売事業を展開しております。鍼灸接骨院業界においては、コンプライアンス経営を徹底し、業界の発展と柔道整復師、鍼灸師に対する社会的評価の向上に貢献してまいります。また、自費施術の拡大に取り組むことで市場規模の拡大を図り、世界中の人の健康に貢献してまいります。玩具販売事業においては、知育玩具等の販売をとおし、子どもの健全な成長に貢献してまいります。 (2) 目標とする経営指標当社グループは、現在、売上高と営業利益の拡大を最も重視しております。当社グループは現在、成長途上の段階と考えており、まずは規模の拡大に取り組み、業績向上や企業体質の強化に努めてまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略当社グループは、企業理念である「世界中の人を健康にしたい。」の実現に向け、A-COMS事業及び玩具販売事業を展開しております。A-COMS事業においては、接骨院数が増加する中で、柔道整復の療養費は減少傾向にあり、1院当たりの療養費売上高は減少傾向となっております。このような環境の下、自費施術及び物販を拡大し、療養費に過度に依存しない体制の構築が業界の課題となっております。玩具販売事業においては、少子化やネット販売の拡大が進む中で、リアル店舗ならではのサービスの拡充が課題となっております。当社グループは、中長期的な経営戦略として以下のことに取り組んでまいります。・鍼灸接骨院の経営支援プラットフォームであるA-COMSの機能追加に取り組み、乗り換えによるアトラ請求サービスの会員の増加に注力します。・リバース・エイジング(若返り)提供のためのプラットフォームを拡大し、事業領域の拡大を図ります。・アトラアカデミーのコンテンツの充実をとおし、WEB会員の増加に取り組みます。・自費施術の拡大などをテーマにしたセミナーの開催及び集客に注力します。・自費施術に使用する機材の発掘、オリジナル機材の開発に取り組みます。・利用院における物販の拡大に貢献し、HONEY-STYLEの会員及び利用院の増加に取り組みます。・ほねつぎデイサービスの加盟店開発に努めます。・アトラストアの利用会員の増加に取り組みます。・玩具販売店ペリカンの収益改善に取り組みます。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループといたしましては、当面の対処すべき課題として以下のとおり認識し、対策に取り組んでおります。① 事業の拡大に対応する人材の確保及び育成いかなる経営環境においても確実に利益を創造し、恒常的に成長できる企業体質の確立のためには、当社グループにとっての最大の資産である人材に対し、当社グループが保有する経験・ノウハウを担っていく人材に成長させることが重要であり、また、継続的に企業価値を向上していくためにも優秀な人材を安定的に確保していくことも極めて重要であると考えております。このため人材の獲得に向けて積極的に活動し、経営資源である人材を十分かつ適時に確保し、資本効率の最大化を目指してまいります。また、社内研修の実施等、教育制度の一段の充実に努めてまいります。② 内部統制、リスク管理体制の整備・強化及びコンプライアンスの徹底当社グループの継続的な拡大を支えていくために、当社グループとして業況推移を常時正確に把握し適時・適切に経営判断へ反映させていくことが、引き続き重要であると考えております。また、企業の社会的責任を積極的かつ十分に果たしていくためには、コンプライアンス体制のさらなる充実、強化が重要であると認識しております。社会環境と安全性を重視し、法令及び規則の遵守をより確実に実践するために、取締役会、リスク・コンプライアンス委員会の機能強化と社内の徹底した情報共有化のための施策に取り組んでまいります。③ A-COMSにおけるサービス内容の拡充当社グループが開発したA-COMSについて、既存の顧客の満足度の向上及び今後の顧客拡大のためには、サービス内容の拡充が必要であると認識しております。A-COMSは拡張性を備えており、現在サービス内容の拡充を行っておりますが、今後も継続的にサービス内容の見直し及び拡充を図りながら、さらなる実用性の向上と、鍼灸接骨院の経営支援を行ってまいります。④ 療養費不正請求防止への取組み当社グループが支援を行う鍼灸接骨院業界では、一部の鍼灸接骨院において、療養費の不正請求が課題となっております。この課題に対処するため、ほねつぎチェーンにおいては巡回指導を行い、アトラ請求サービスの会員に対してはA-COMSをとおし、不正請求防止に役立つツールの提供等により、療養費の不正請求を防止すべく、注力してまいります。⑤ 自費施術の拡大鍼灸接骨院における療養費は減少傾向にあり、療養費に係る売上高は減少傾向にあります。そんな中、保険適用外の症状改善の自費施術や、予防に係る自費施術を拡大することで、療養費に過度に依存しない体制の構築が業界全体の課題となっております。当社グループは、日々の営業活動とセミナーの開催により、自費施術の拡大を推し進め、自費施術に使用する機材の販売を拡大し、鍼灸接骨院の経営基盤の構築と国民の健康に貢献してまいります。⑥ 物販の拡大減少傾向にある療養費以外の新たな売上構築に向けて、鍼灸接骨院における患者への物販の拡大に取り組んでまいります。具体的には、自宅でできるセルフケアの一環としてHONEY-STYLEオリジナル商品等を開発することで、患者様への物販の拡大に努めてまいります。さらに、オリジナル自費施術をセットしたプランへの変更を促し、鍼灸接骨院の売上拡大に取り組んでまいります。⑦ 新商品の開発当社グループは、自費施術の拡大に寄与するため、自費施術に使用する機材の発掘、オリジナル機材の開発に努めてまいります。また、アトラストアにおきましては、PB商品の開発に注力してまいります。⑧ ほねつぎデイサービスの拡大介護業界においては、機能訓練を重視したサービスの拡大が課題となっております。当社グループは、ほねつぎデイサービスをフランチャイズとして展開しており、柔道整復師が活躍できるモデルとして店舗数を拡大しております。今後のさらなる拡大に注力してまいります。⑨ 玩具販売事業の拡大ペリカンにおける玩具販売事業について、不採算店の閉店及び、既存店の売上高の拡大に加え、あらたな売れ筋商品の取り扱いに取り組むことで、売上高、利益の拡大に努めてまいります。⑩ 事業領域の拡大鍼灸接骨院の経営支援プラットフォームとして立ち上がっているA-COMSを、鍼灸接骨院市場に隣接する市場である医療(再生及び歯科)市場に加えて、リラクゼーション市場やエステ市場などへ、リバース・エイジング(若返り)提供のためのプラットフォームを拡大することで、事業モデルの抜本的な経営改革を図ります。特に、当社の強みである鍼灸(免疫・神経・経穴)、接骨(骨・筋肉・関節)に積み重ねる形で、美容(美容鍼・πテラピー)を提供することで、投薬や手術を要しない、ナチュラル・リバース・エイジング(自然な若返り)を追求いたします。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。(1) 会社の経営の基本方針当社グループは、企業理念である「世界中の人を健康にしたい。」の実現に向け、A-COMS事業及び玩具販売事業を展開しております。鍼灸接骨院業界においては、コンプライアンス経営を徹底し、業界の発展と柔道整復師、鍼灸師に対する社会的評価の向上に貢献してまいります。また、自費施術の拡大に取り組むことで市場規模の拡大を図り、世界中の人の健康に貢献してまいります。玩具販売事業においては、知育玩具等の販売をとおし、子どもの健全な成長に貢献してまいります。 (2) 目標とする経営指標当社グループは、現在、売上高と営業利益の拡大を最も重視しております。当社グループは現在、成長途上の段階と考えており、まずは規模の拡大に取り組み、業績向上や企業体質の強化に努めてまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略当社グループは、企業理念である「世界中の人を健康にしたい。」の実現に向け、A-COMS事業及び玩具販売事業を展開しております。A-COMS事業においては、接骨院数が増加する中で、柔道整復の療養費は減少傾向にあり、1院当たりの療養費売上高は減少傾向となっております。このような環境の下、自費施術及び物販を拡大し、療養費に過度に依存しない体制の構築が業界の課題となっております。玩具販売事業においては、少子化やネット販売の拡大が進む中で、リアル店舗ならではのサービスの拡充が課題となっております。当社グループは、中長期的な経営戦略として以下のことに取り組んでまいります。・鍼灸接骨院の経営支援プラットフォームであるA-COMSの機能追加に取り組み、乗り換えによるアトラ請求サービスの会員の増加に注力します。・リバース・エイジング(若返り)提供のためのプラットフォームを拡大し、事業領域の拡大を図ります。・アトラアカデミーのコンテンツの充実をとおし、WEB会員の増加に取り組みます。・自費施術の拡大などをテーマにしたセミナーの開催及び集客に注力します。・自費施術に使用する機材の発掘、オリジナル機材の開発に取り組みます。・利用院における物販の拡大に貢献し、HONEY-STYLEの会員及び利用院の増加に取り組みます。・ほねつぎデイサービスの加盟店開発に努めます。・アトラストアの利用会員の増加に取り組みます。・玩具販売店ペリカンの収益改善に取り組みます。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループといたしましては、当面の対処すべき課題として以下のとおり認識し、対策に取り組んでおります。① 事業の拡大に対応する人材の確保及び育成いかなる経営環境においても確実に利益を創造し、恒常的に成長できる企業体質の確立のためには、当社グループにとっての最大の資産である人材に対し、当社グループが保有する経験・ノウハウを担っていく人材に成長させることが重要であり、また、継続的に企業価値を向上していくためにも優秀な人材を安定的に確保していくことも極めて重要であると考えております。このため人材の獲得に向けて積極的に活動し、経営資源である人材を十分かつ適時に確保し、資本効率の最大化を目指してまいります。また、社内研修の実施等、教育制度の一段の充実に努めてまいります。② 内部統制、リスク管理体制の整備・強化及びコンプライアンスの徹底当社グループの継続的な拡大を支えていくために、当社グループとして業況推移を常時正確に把握し適時・適切に経営判断へ反映させていくことが、引き続き重要であると考えております。また、企業の社会的責任を積極的かつ十分に果たしていくためには、コンプライアンス体制のさらなる充実、強化が重要であると認識しております。社会環境と安全性を重視し、法令及び規則の遵守をより確実に実践するために、取締役会、リスク・コンプライアンス委員会の機能強化と社内の徹底した情報共有化のための施策に取り組んでまいります。③ A-COMSにおけるサービス内容の拡充当社グループが開発したA-COMSについて、既存の顧客の満足度の向上及び今後の顧客拡大のためには、サービス内容の拡充が必要であると認識しております。A-COMSは拡張性を備えており、現在サービス内容の拡充を行っておりますが、今後も継続的にサービス内容の見直し及び拡充を図りながら、さらなる実用性の向上と、鍼灸接骨院の経営支援を行ってまいります。④ 療養費不正請求防止への取組み当社グループが支援を行う鍼灸接骨院業界では、一部の鍼灸接骨院において、療養費の不正請求が課題となっております。この課題に対処するため、ほねつぎチェーンにおいては巡回指導を行い、アトラ請求サービスの会員に対してはA-COMSをとおし、不正請求防止に役立つツールの提供等により、療養費の不正請求を防止すべく、注力してまいります。⑤ 自費施術の拡大鍼灸接骨院における療養費は減少傾向にあり、療養費に係る売上高は減少傾向にあります。そんな中、保険適用外の症状改善の自費施術や、予防に係る自費施術を拡大することで、療養費に過度に依存しない体制の構築が業界全体の課題となっております。当社グループは、日々の営業活動とセミナーの開催により、自費施術の拡大を推し進め、自費施術に使用する機材の販売を拡大し、鍼灸接骨院の経営基盤の構築と国民の健康に貢献してまいります。⑥ 物販の拡大減少傾向にある療養費以外の新たな売上構築に向けて、鍼灸接骨院における患者への物販の拡大に取り組んでまいります。具体的には、自宅でできるセルフケアの一環としてHONEY-STYLEオリジナル商品等を開発することで、患者様への物販の拡大に努めてまいります。さらに、オリジナル自費施術をセットしたプランへの変更を促し、鍼灸接骨院の売上拡大に取り組んでまいります。⑦ 新商品の開発当社グループは、自費施術の拡大に寄与するため、自費施術に使用する機材の発掘、オリジナル機材の開発に努めてまいります。また、アトラストアにおきましては、PB商品の開発に注力してまいります。⑧ ほねつぎデイサービスの拡大介護業界においては、機能訓練を重視したサービスの拡大が課題となっております。当社グループは、ほねつぎデイサービスをフランチャイズとして展開しており、柔道整復師が活躍できるモデルとして店舗数を拡大しております。今後のさらなる拡大に注力してまいります。⑨ 玩具販売事業の拡大ペリカンにおける玩具販売事業について、不採算店の閉店及び、既存店の売上高の拡大に加え、あらたな売れ筋商品の取り扱いに取り組むことで、売上高、利益の拡大に努めてまいります。⑩ 事業領域の拡大鍼灸接骨院の経営支援プラットフォームとして立ち上がっているA-COMSを、鍼灸接骨院市場に隣接する市場である医療(再生及び歯科)市場に加えて、リラクゼーション市場やエステ市場などへ、リバース・エイジング(若返り)提供のためのプラットフォームを拡大することで、事業モデルの抜本的な経営改革を図ります。特に、当社の強みである鍼灸(免疫・神経・経穴)、接骨(骨・筋肉・関節)に積み重ねる形で、美容(美容鍼・πテラピー)を提供することで、投薬や手術を要しない、ナチュラル・リバース・エイジング(自然な若返り)を追求いたします。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。① 財政状態及び経営成績の状況当社グループが属する鍼灸接骨院業界におきましては、療養費が減少傾向にあり、自費施術及び物販の拡大が課題となっております。このような状況の下、当社グループは、既存事業の全体的な底上げを行うための商品・サービスの開発や、新たな顧客開拓の拡大に注力し、全事業の経営成績の向上に取り組みました。また、鍼灸接骨院への経営支援プラットフォームとして立ち上がっているA-COMS事業を、成長の柱とする組織再編を行い、鍼灸接骨院の基幹システムであるA-COMSの拡張性を活かしたサービス内容の拡充を図り、業績向上と企業価値向上に取り組みました。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高が3,927,223千円(前連結会計年度比7.3%減)、営業利益が140,812千円(前連結会計年度比2,377.6%増)、経常利益が148,543千円(前連結会計年度比14,935.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が258,292千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失36,736千円)となりました。なお、当連結会計年度より、事業内容を適正に表示するため、従来「鍼灸接骨院支援事業」としていた報告セグメントの名称を「A-COMS事業」に変更しております。この変更はセグメント名称の変更であり、セグメント情報に与える影響はありません。 セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。 (A-COMS事業)当セグメントの売上高は2,357,658千円(前連結会計年度比3.7%減)、セグメント利益は163,864千円(前連結会計年度比312.4%増)となりました。支援内容別の概要は以下のとおりであります。 ・ほねつぎチェーン既存の鍼灸接骨院の加盟促進及び直営店の売上拡大等に注力しました。この結果、売上高は522,741千円(前連結会計年度比8.3%増)となりました。 ・機材、消耗品販売療養費が減少傾向となる中、保険適用外の症状改善の自費施術や、予防に係る自費施術を拡大することで、療養費に過度に依存しない体制の構築が業界全体の課題となっております。当社グループは、営業活動とセミナーの開催をとおし、自費施術に使用する機材の拡販に注力しました。この結果、売上高は627,392千円(前連結会計年度比5.4%減)となりました。 ・アトラ請求サービス新規開設院の入会及び他社システム利用院の乗換え契約の獲得に注力しました。当社グループが開発したA-COMSの拡張性を活用し、サービス内容の拡充を図りながら、実用性の向上と鍼灸接骨院の経営支援を行ってまいりました。この結果、売上高は605,739千円(前連結会計年度比11.3%増)となりました。 ・HONEY-STYLE鍼灸接骨院の口コミ/予約システムであるHONEY-STYLEの利用院増加に注力しました。この結果、売上高は99,066千円(前連結会計年度比29.0%増)となりました。 ・介護支援ほねつぎデイサービスの加盟店開発、既存加盟店のロイヤリティ収入の拡大及び直営店の売上拡大等に注力しました。この結果、売上高は425,448千円(前連結会計年度比14.9%減)となりました。 ・その他売上高は77,270千円(前連結会計年度比57.6%減)となりました。 (玩具販売事業)ペリカンにおいて、前期に引き続き不採算店舗の閉店を実施し、玩具販売の拡大に取り組みました。また、既存店の売上増加を図るべく、人気商品の確保と玩具・文具等の拡販に注力しました。この結果、当セグメントの売上高は1,569,564千円(前連結会計年度比12.1%減)、セグメント損失は25,047千円(前連結会計年度はセグメント損失36,486千円)となりました。 財政状態の概況は以下のとおりであります。 (資産)当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ13,393千円増加し、4,127,654千円となりました。これは主に、商品が40,942千円減少したものの、現金及び預金が78,661千円及び売掛金が40,377千円増加したことによるものであります。 (負債)当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ246,021千円減少し、2,431,663千円となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が65,548千円及び長期借入金が207,895千円減少したことによるものであります。 (純資産)当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ259,414千円増加し、1,695,991千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益を258,292千円計上したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ78,661千円増加し、1,128,639千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な内訳は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、275,212千円の収入(前連結会計年度比37.0%増)となりました。主な内訳は、資金の増加要因として、税金等調整前当期純利益の計上241,218千円、減価償却費の計上105,409千円、資金の減少要因として、投資有価証券売却益の計上92,486千円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、36,685千円の収入(前連結会計年度は31,160千円の支出)となりました。主な内訳は、資金の増加要因として、投資有価証券の売却による収入95,486千円、資金の減少要因として、有形固定資産の取得による支出40,575千円、無形固定資産の取得による支出37,607千円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、233,236千円の支出(前連結会計年度比10.2%減)となりました。主な内訳は、資金の増加要因として、社債の発行による収入50,000千円、資金の減少要因として、長期借入金の返済による支出273,443千円であります。 ③ 生産、受注及び販売の状況a 生産実績当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b 受注状況(A-COMS事業)・ほねつぎチェーン、介護支援これらの支援内容においては、当社グループが顧客と締結している契約で受注金額が確定しているのは加盟金等であり、受注金額及び残高の算定に必要な設備・器具・備品関連の商品は加盟院の規模・ニーズによって変動いたします。よって、受注金額及び残高を確定することは困難な状況であるため、記載を省略しております。 ・機材、消耗品販売、HONEY-STYLEこれらの支援内容においては、受注から販売までの所要日数が短く、常に受注残高は僅少であります。よって、受注状況に重要性がないため、記載を省略しております。 ・アトラ請求サービスこれらの支援内容においては、受注という概念がないため、記載を省略しております。 (玩具販売事業)受注という概念がないため、記載を省略しております。 c 仕入実績当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称仕入高(千円)前連結会計年度比(%)A-COMS事業467,625+3.6玩具販売事業1,051,473△6.6合計1,519,098△3.7 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 金額は、仕入価格によっております。 d 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(千円)前連結会計年度比(%)A-COMS事業2,357,658△3.7玩具販売事業1,569,564△12.1合計3,927,223△7.3 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 主な相手先別の販売実績については、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりましては、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りや評価が含まれておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。なお、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a 当連結会計年度の経営成績等ⅰ 売上高 当連結会計年度における売上高は、3,927,223千円となりました。その主な内訳は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ⅱ 売上原価・売上総利益 売上原価は、2,580,284千円となりました。主な内訳は、機材等の商品仕入高や給料手当等であります。この結果、売上総利益は1,346,939千円となりました。 ⅲ 販売費及び一般管理費・営業損益 販売費及び一般管理費は、1,206,126千円となりました。主な内訳は、役員報酬125,117千円、給料手当351,781千円、地代家賃176,589千円であります。この結果、営業利益は140,812千円となりました。 ⅳ 経常損益 営業外収益は、24,011千円となりました。主な内訳は、受取手数料8,546千円、投資事業組合運用益6,264千円であります。また、営業外費用は、16,279千円となりました。主な内訳は、支払利息13,920千円であります。この結果、経常利益は148,543千円となりました。 ⅴ 税金等調整前当期純利益 特別利益は、94,224千円となりました。主な内訳は、投資有価証券売却益92,486千円であります。また、特別損失は、1,550千円となりました。主な内訳は、固定資産除却損1,550千円であります。この結果、税金等調整前当期純利益は241,218千円となりました。 ⅵ 親会社株主に帰属する当期純利益 法人税、住民税及び事業税は17,080千円、法人税等調整額は△34,153千円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は258,292千円となりました。 b 経営成績に重要な影響を与える要因について当社グループの経営成績に影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c 資本の財源及び資金の流動性の分析当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。なお、当社グループの運転資金については、自己資金を充当しております。また、設備投資については、自己資金と金融機関からの長期借入金を充当しております。この結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は1,128,639千円となっており、将来に対して十分な財源及び流動性を確保しております。 (3) 経営者の問題認識と今後の方針について鍼灸接骨院業界が抱える課題は、療養費に依存した売上構成、高齢者に偏った患者・利用者層、業務効率化の遅れ、療養費入金までの資金繰りなど多岐に亘ります。当社グループの経営者は、鍼灸接骨院業界のこれらの課題を認識した上で、A-COMSを基盤とする当社グループのITシステムや、自費施術の導入支援に取り組む方針であります。玩具販売業界が抱える課題は、少子化、ネット販売の拡大、都市部における競合の大型店の増加などであります。当社グループの経営者は、玩具販売業界のこれらの課題を認識した上で、地方におけるリアル店舗ならではのサービスの拡充に取り組む方針であります。この経営者の方針の下、当社グループは今後、A-COMS事業において、自費施術に使用する機材の販売や、アトラ請求サービス会員及びHONEY-STYLE利用院の獲得に努め、業界の活性化を目指します。また、ほねつぎチェーン及びほねつぎデイサービスの加盟店の獲得にも注力し、健康寿命の延伸に貢献していきます。さらに、玩具販売事業においては、不採算店舗の閉店や既存店の売上拡大など収益改善に取り組みます。また、知育玩具の販売をとおし、子どもの健全な発育に貢献していきます。

事業リスク

  • 療養費の不正請求と施術事故
    ほねつぎチェーンにおいて、療養費の不正請求や重大な施術事故が発生した場合、チェーン全体の信用が失墜し、アトラグループの経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。同社は指導を徹底していますが、個々の加盟院の管理には限界があるため、リスクは存在します。
  • 外部環境の変化と法的規制
    療養費の減少傾向や接骨院の開設要件の厳格化は、アトラグループの主要事業に直接的な影響を与えます。また、事業に関連する法的規制が強化された場合、事業モデルの変更や追加コストが発生し、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  • システム障害と情報漏洩
    A-COMSやHONEY-STYLEなどのシステム運用において障害が発生した場合、顧客へのサービス提供に支障が生じ、損害賠償請求に繋がる可能性があります。また、顧客の個人情報を扱うため、情報漏洩が発生した場合には、信用失墜や多額の損害賠償が発生し、経営に大きな影響を与えるリスクがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|5,005 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。ただし、これらは当社グループに関するリスクのすべてを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見し難いリスクも存在します。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) ほねつぎチェーン運営上のリスク当社グループは、ほねつぎチェーンに対する指導を徹底し、療養費の不正請求を防止する仕組みを導入しておりますが、何らかの事情により一部のほねつぎチェーン鍼灸接骨院で療養費の不正請求が発生し、行政処分を受けた場合、ほねつぎチェーンに対する信用が失墜し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、当社グループは柔道整復師に対する指導を行い施術事故が起こらないよう努めておりますが、重大な過失による施術事故が起きた場合、ほねつぎチェーンに対する信用が失墜し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (2) ほねつぎデイサービス運営上のリスク当社グループは、ほねつぎデイサービスのフランチャイジーに対する指導を徹底し、介護事故が起こらないよう努めておりますが、重大な過失により介護事故が起き、行政処分を受けた場合、ほねつぎデイサービスに対する信用が失墜し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (3) 外部環境の変化に対するリスク現在、療養費は減少傾向であり、接骨院の開設要件は厳格化の方向に進んでおります。今後、さらに大きく療養費が減少すること、及び、開設要件の厳格化が進めば、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (4) 法的規制に関わるリスク当社グループが事業を行うにあたりましては、関係する様々な法的規制を受けております。当社グループはこれらの法的規制の遵守に努めており、また、遵守する事業モデルを提供しておりますが、当該法的規制の強化により当社グループの事業に対し著しく不利となる法改正が行われた場合に、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (5) システム運用に関わるリスク当社グループが運営するA-COMS、HONEY-STYLE及びアトラストアにおいて、日常的な業務担当者間の連係や社内研修により、社員の技術力・意識の向上を図っておりますが、万が一、システム障害が発生し、多大な影響を及ぼした場合、損害賠償を請求され、損害賠償の支払い等が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (6) 情報管理体制について当社グループは、業務を遂行する上で顧客の個人情報を取扱う場合があります。当社グループでは、プライバシーマークを取得し、個人情報を厳格に管理しております。しかしながら、万が一、個人情報の外部への漏洩が生じた場合、当社グループの信用に大きな影響を与えるとともに、損害賠償を請求され、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (7) 知的財産権について当社グループでは、新規に開発したサービスに関するもので知的財産権の対象となる可能性のあるものについては、必要に応じて特許権・商標権等の取得申請を行っておりますが、必ずしもかかる権利を取得できる保証はありません。当社グループのサービスに関する技術・ノウハウ、あるいはサービス名等に関する特許権・商標権等を他社が先に取得した場合、サービスの開発または販売等に支障が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、当社グループは、第三者の知的財産権を侵害しないよう常に注意を払って事業展開しておりますが、当社グループの認識の範囲外で第三者の知的財産権を侵害する可能性があり、その第三者より損害賠償請求及び差止め請求等の訴訟を提起され、損害賠償の支払い等が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (8) 人材の確保について当社グループの事業遂行において優秀な人材を確保・定着させることが重要戦略の一つであります。当社グループでは、新卒採用と中途採用を並行し優秀な人材を人種・国籍・性別・年齢を問わず幅広く採用しております。また、優秀な人材を集めるためには報酬だけを指標とする人材活用ではなく、スキルアップ等を含めた社内環境、優秀な人材を受け入れることのできる社内風土の確立が、高水準の人材との信頼関係構築のために最重要要素であると認識しております。したがって、これらの人事上の課題を充足できない等の理由により、優れた人材を確保・定着させていくことができない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (9) 国家資格者の雇用について当社グループが持続的に成長していくためには、国家資格者である柔道整復師、はり師・きゅう師、介護福祉士等を雇用し、かつ育成していく必要があります。当社グループ従業員に限らずほねつぎチェーン加盟院やほねつぎデイサービス加盟店などに対してこれらの有資格者を雇用するための支援を行う必要があります。現状は国家資格者数が年々増える傾向にありますが、合格者数は減少傾向となっております。今後、総数を減らしていくなどの政策的な方針転換があった場合等、国家資格者の確保が難しくなり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (10) A-COMSファイナンスサービスについて鍼灸接骨院業界において、療養費を請求してから入金になるまで3~4ヶ月程度の期間が必要です。その間の鍼灸接骨院の資金繰りを支援するため、当社グループはアトラ請求サービスの会員向けにA-COMSファイナンスサービスを提供しております。療養費が保険者から当社グループに入金になったときに返済となるため、債権の回収が滞留するリスクは僅少であると考えておりますが、会員である鍼灸接骨院が破産等した場合には、債権が回収できなくなる可能性があります。当社グループはA-COMSファイナンスサービスを利用するアトラ請求サービスの会員に対し、審査を実施し、債権が貸し倒れるリスクの軽減に努めておりますが、会員である鍼灸接骨院が破産等した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (11) 有形固定資産及び無形固定資産について当社グループは、ほねつぎデイサービスやペリカンの店舗内装設備等の有形固定資産を保有しております。また、A-COMS等の無形固定資産を保有しております。保有する有形固定資産または無形固定資産の収益性が悪化した場合には、減損損失が発生する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (12) 投資有価証券について当社グループは、業務上のシナジーを見込める会社の株式を保有しております。当該会社の収益性が悪化した場合や時価が著しく下落した場合には、評価損が発生する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (13) 棚卸資産について当社グループは、適切な在庫管理と販売予測により、品切れによる販売機会ロス削減と過剰在庫の防止に努めておりますが、販売予測を誤った場合には在庫不足または過剰在庫となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、過剰在庫が滞留した場合、商品評価損の計上により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (14) 新規開業に係る物件について当社グループが事業展開しているほねつぎチェーン及びほねつぎデイサービスにおいては、新規オープンによる加盟の場合、契約に基づき、オーナーが物件を決定し、当社グループの支援を受けながら、鍼灸接骨院又はデイサービスを開業しております。何らかの理由でオーナーによる物件の決定が遅れた場合、オープンの日程が遅延し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (15) コンプライアンス違反に関わるリスク当社グループは、半期に1回、取締役、部長、室長、顧問弁護士が参加し、リスク・コンプライアンス委員会を開催しており、コンプライアンスの徹底に取り組んでおります。また、外部講師による研修を実施し、コンプライアンスに関する教育に注力しております。しかしながら、万が一、当社グループの取締役、従業員が、様々なハラスメントやその他のコンプライアンス違反を犯した場合、損害賠償を請求され、当社グループの信用が失墜し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (16) セミナー集客に関わるリスク当社グループは、アトラアカデミーにおいて、自費施術に関するものなど各種セミナーを開催しております。現在、アトラアカデミーの会員に対し、WEBをとおし、セミナーへ集客を行っております。当社グループは、セミナーの集客に注力しておりますが、想定どおりに集客ができなかった場合、セミナーに関する売上高が想定どおり計上できない可能性があります。また、機材販売やHONEY-STYLEの新規契約に影響を与える可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (17) 資金調達に関わるリスク当社グループは、鍼灸接骨院業界において自費施術の拡大に注力しております。一部の自費施術用の機材については、販売に先行して仕入を実行しておりますので、想定どおりに機材が販売できなかった場合、仕入が先行する分、資金繰りが悪化する可能性があります。また、想定どおりにA-COMSファイナンスサービスが拡大した場合、融資資金の調達が追加で必要となりますが、この資金調達が順調に進まない場合は、A-COMSファイナンスサービスを拡大することができず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。その他、当社グループが開発する、鍼灸接骨院で使用する基幹システムであるA-COMSの運用・リニューアルには多額の資金が必要となります。この資金調達が想定どおりに進まない場合は、アトラ請求サービスやほねつぎチェーンなどの当社グループの事業が拡大できず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (18) 感染症に関わるリスク当社グループは感染症などの流行等に備え、様々な対策を講じておりますが、感染症などの流行等が起きた場合には、当社グループの取締役または従業員が感染する可能性があります。この場合、事業所への出勤の制限や直営店舗の休業などの対応を検討する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。さらに、顧客である鍼灸接骨院のスタッフまたは患者が感染する可能性があります。この場合、顧客である鍼灸接骨院が休業、閉院する可能性があり、当社グループが営業活動を実施できず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (19) ペリカン運営上のリスク当社グループは、ペリカンにおいて玩具、雑貨、文具等を販売しておりますが、売れ筋商品の確保ができなかった場合、機会損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、販売予測を誤り死に筋商品が発生した場合、商品評価損の計上により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。ペリカンの店舗はすべて直営であり、店舗スタッフの確保が課題となっております。当社グループは欠員が生じないよう店舗スタッフの確保に注力しておりますが、計画どおりに確保できなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

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