5363

東京窯業(5363)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

ガラス・土石製品 建設・資材

事業の概要

  • 耐火物製造販売
    東京窯業グループは、主に鉄鋼業界向けの耐火煉瓦や不定形耐火物、非鉄金属向けの黒鉛坩堝、ニューセラミックスといった製品の製造と販売で収益を得ています。これらは高温に耐える材料で、鉄や非鉄金属を作る工場で不可欠なものです。子会社が製造を担い、当社が販売を主導する体制です。
  • グローバルな事業展開
    日本国内だけでなく、北米、ヨーロッパ、アジアにも製造・販売拠点を持ち、世界中の顧客に製品を供給しています。特に北米やヨーロッパでは現地法人による製造販売も行い、各地域の市場ニーズに対応した事業展開を進めています。
  • 多角的な事業構成
    耐火物関連事業が主力ですが、その他にも環境関連製品(廃棄物リサイクル機器や製品)、窯業機械器具の製造・修繕、建築・修繕、運輸、スポーツ施設運営など、幅広い事業を展開しています。これにより、主力事業以外の収益源も確保し、事業の安定化を図っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 日本事業の収益貢献
    日本セグメントは売上高215.58億円、営業利益39.67億円と、グループ全体の売上と利益の大部分を占める主要な稼ぎ頭です。耐火煉瓦、不定形耐火物、ニューセラミックスの製造販売、黒鉛坩堝の販売を担い、グループの中核を成しています。
  • 北米・欧州市場の展開
    北米セグメントは売上高46.50億円、営業利益4.39億円、欧州セグメントは売上高44.19億円、営業利益3.54億円と、それぞれ重要な海外市場です。現地での耐火物製造販売や、日本からの製品販売を通じて、グローバルな事業展開を強化しています。
  • アジア市場の成長
    アジアセグメントは売上高8.96億円、営業利益1.31億円と、他の地域に比べて規模は小さいものの、成長が見込まれる市場です。台湾での耐火物製造販売や、青島での黒鉛坩堝製造販売を通じて、アジア地域での事業拡大を図っています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Japan 地域 216 40 18.4%
NorthAmerica 地域 47 4 9.4%
Europe 地域 44 4 8.0%
Asia 地域 9 1 14.6%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|930 文字
3【事業の内容】当社グループは、当社、子会社17社により構成されており、主な事業(耐火物関連)は鉄鋼向け耐火煉瓦、不定形耐火物及び非鉄金属向け黒鉛坩堝、ニューセラミックス等の製造販売であります。その他、環境関連製品、窯業機械器具製造、建築、修繕、運輸他の事業を行っております。当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次の通りであります。なお、次の4つの区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。(耐火物関連事業)(1) 日本当社は、耐火煉瓦、不定形耐火物、ニューセラミックス等の製造販売及び黒鉛坩堝の販売を行っております。明智セラミックス㈱、㈱ユーセラミック、㈱水野セラミックスは、上記の製品を製造し、当社が販売を行っております。日ノ丸窯業㈱は、耐火断熱煉瓦の製造販売を行っております。(2) 北米TYKアメリカINC.は、北米において耐火煉瓦、不定形耐火物の製造販売を行い、当社の製品の販売も行っております。(3) ヨーロッパTYK Ltd.(イギリス)は、ヨーロッパにおいて耐火煉瓦、不定形耐火物の製造販売を行っております。TYKヨーロッパGmbH(ドイツ)は、ヨーロッパにおいてTYK Ltd.の製品及び当社の製品の販売を行っております。(4) アジア台湾東京窯業股份有限公司は、アジアにおいて耐火煉瓦、不定形耐火物の製造販売を行い、当社の製品の販売も行っております。青島東窯陶瓷有限公司は、アジアにおいて黒鉛坩堝の製造販売を行っております。 (その他の事業)環境関連製品については、当社が廃棄物のリサイクルのための機器、リサイクル製品の販売を行っております。窯業機械器具の製造、修繕については、豊栄興業㈱が主として当社グループに販売しております。建築、修繕等については、㈱中日ホームが当社グループ及び一般顧客へ販売しております。運輸については、㈱トーヨー流通サービスが主として当社グループの製品の輸送を行っております。㈱パークレーンズは、スポーツ施設の運営を行っております。 (事業系統図)以上述べた事項を事業系統図によって示すと次の通りであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
原材料価格の流動性が高く、為替変動リスクも存在するため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
セラミックスフィルター、ファインセラミックス、特殊炭素製品などの研究開発を行っている。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:主要市場の経済状況等 / 原材料等の価格変動 / 為替レートの変動
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
  • グローバルな生産・販売網
    東京窯業グループは、日本、北米、ヨーロッパ、アジアに製造・販売拠点を持ち、世界各地の顧客に製品を供給できる強みがあります。これにより、特定の地域に依存せず、多様な市場ニーズに対応し、安定的な事業運営を可能にしています。
  • 耐火物製造の専門性
    長年にわたり培ってきた耐火物製造の技術とノウハウは、同社の重要な競争優位性です。鉄鋼や非鉄金属といった基幹産業を支える高品質な耐火物を安定的に供給できることは、顧客からの信頼獲得に繋がっています。
  • グループ内連携による効率化
    子会社が製品製造を担い、当社が販売を主導する体制や、グループ会社が窯業機械器具の製造・修繕、運輸などを担当することで、グループ全体での効率的な事業運営を実現しています。これにより、コスト削減や品質管理の徹底に貢献していると考えられます。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 経営方針当社グループは、1947年東京窯業株式会社創立以来、鉄鋼業界をはじめとする日本の基幹産業に対して耐火物関連事業に重点を置いた製品とサービスを提供し、技術の革新と進歩、そして産業の発展に貢献して参りました。「仕事を通じて世界に喜びと感謝の輪を広げる」を社是として、耐火物製品の製造・販売のほか、関連する窯業機械器具製造、建築、運輸など総合力の発揮に努めております。2024年度は、当社グループが掲げたテーマ「高品質を追求するお客様が世界で増えるぞ!環境・電子部品の時代が来たぞ!お客様とともに新しい技術にチャレンジする私たちの出番だ!」のもと、品質向上・技術力強化やコスト削減・取引先の拡大に努めて参りました。しかしながら、米国での新政権発足に伴う関税政策の影響や、ウクライナ情勢や中東情勢の緊迫化などによる地政学リスクの継続、中国経済の停滞に起因する経済及び鉄鋼需要の下振れリスクが懸念され、先行きの見通せない状況が続きました。こうした状況の中、2025年度の当社グループのテーマとして「過去の成功体験を捨てて、新しい冒険に乗り出そう!」を掲げ、既存分野への更なる展開とともに新規分野の開拓を図って参ります。また、永年に亘るお客様からの信頼をさらに確固たるものとするため、スピリットとして「お客様への誠意」「新しい技術への挑戦」の考えのもと、お客様の求める需要に合致した商品設計やなお一層の品質向上・技術力強化に努めるとともに、磐石な経営基盤の確立に邁進して参ります。 (2) 経営戦略等当社グループは、耐火物・ファインセラミックス事業で培った先端技術を用い、お客様と共にお客様の抱えている課題を解決するというTYKビジネスモデルの徹底により、新素材事業の中核を担う電子部品・環境関連セラミックスでの挑戦を通じて、圧倒的な成長を目指します。耐火物事業では、かねてより高品質な耐火物関連製品の供給に努め、国内需要のほか海外需要につきましては、米国、ヨーロッパ、中国、台湾に耐火物の生産拠点を設けて、現地での供給に対処しておりました。今後は、さらに鉄鋼業界の市場拡大が見込まれるインドへの進出をはじめとした海外における高付加価値の鋼生産市場の取り込みや、鉄鋼業界におけるカーボンニュートラルによる市場変化への対応に重点的に取り組んでまいります。また、新素材事業は大規模投資による生産量拡大、新製品の開発を実施し、環境関連等の次世代産業向け製品をはじめとした、産業構造の変化により生じるお客様の新たなニーズに対応してまいります。 (3) 経営環境当社グループを取り巻く経営環境を展望すると、各国の経済政策により景況感は引き続き緩やかに回復基調で継続すると思われますが、世界的には米国の関税政策や、長期化するウクライナ情勢、中東情勢による影響により不安定な状況が継続すると見込んでおります。国内においても、粗鋼生産量の減少や鋼材需要の減速に伴う耐火物需要の減少などにより、先行きが不透明な状況が継続すると思われます。また、当社グループを取り巻く経営環境では、顧客からの品質に対する厳しい要求、同業他社との激しい価格競争、原材料価格の変動予測が困難な状況が想定され、今後も引き続き状況を注視する必要があると考えております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題2025年度は安全第一の徹底のもと、多様な個性が活躍できる人的環境の整備を進め、さらなる製品品質及び生産性の向上を図り、お客様の求めるニーズに沿った製品を、迅速かつ円滑に供給できる体制づくりを進めて参ります。今後海外関連では、成長発展が見込まれる国々へのさらなる展開を、そして国内では既存生産設備の更新を図ることで、徹底的なコスト圧縮を推し進めつつ利益の伴った成長の実現を目指し、カーボンニュートラルへの対応や新素材分野や環境創造分野といった成長分野へ注力することによりグループ全体の体力強化を図って参ります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 経営方針当社グループは、1947年東京窯業株式会社創立以来、鉄鋼業界をはじめとする日本の基幹産業に対して耐火物関連事業に重点を置いた製品とサービスを提供し、技術の革新と進歩、そして産業の発展に貢献して参りました。「仕事を通じて世界に喜びと感謝の輪を広げる」を社是として、耐火物製品の製造・販売のほか、関連する窯業機械器具製造、建築、運輸など総合力の発揮に努めております。2024年度は、当社グループが掲げたテーマ「高品質を追求するお客様が世界で増えるぞ!環境・電子部品の時代が来たぞ!お客様とともに新しい技術にチャレンジする私たちの出番だ!」のもと、品質向上・技術力強化やコスト削減・取引先の拡大に努めて参りました。しかしながら、米国での新政権発足に伴う関税政策の影響や、ウクライナ情勢や中東情勢の緊迫化などによる地政学リスクの継続、中国経済の停滞に起因する経済及び鉄鋼需要の下振れリスクが懸念され、先行きの見通せない状況が続きました。こうした状況の中、2025年度の当社グループのテーマとして「過去の成功体験を捨てて、新しい冒険に乗り出そう!」を掲げ、既存分野への更なる展開とともに新規分野の開拓を図って参ります。また、永年に亘るお客様からの信頼をさらに確固たるものとするため、スピリットとして「お客様への誠意」「新しい技術への挑戦」の考えのもと、お客様の求める需要に合致した商品設計やなお一層の品質向上・技術力強化に努めるとともに、磐石な経営基盤の確立に邁進して参ります。 (2) 経営戦略等当社グループは、耐火物・ファインセラミックス事業で培った先端技術を用い、お客様と共にお客様の抱えている課題を解決するというTYKビジネスモデルの徹底により、新素材事業の中核を担う電子部品・環境関連セラミックスでの挑戦を通じて、圧倒的な成長を目指します。耐火物事業では、かねてより高品質な耐火物関連製品の供給に努め、国内需要のほか海外需要につきましては、米国、ヨーロッパ、中国、台湾に耐火物の生産拠点を設けて、現地での供給に対処しておりました。今後は、さらに鉄鋼業界の市場拡大が見込まれるインドへの進出をはじめとした海外における高付加価値の鋼生産市場の取り込みや、鉄鋼業界におけるカーボンニュートラルによる市場変化への対応に重点的に取り組んでまいります。また、新素材事業は大規模投資による生産量拡大、新製品の開発を実施し、環境関連等の次世代産業向け製品をはじめとした、産業構造の変化により生じるお客様の新たなニーズに対応してまいります。 (3) 経営環境当社グループを取り巻く経営環境を展望すると、各国の経済政策により景況感は引き続き緩やかに回復基調で継続すると思われますが、世界的には米国の関税政策や、長期化するウクライナ情勢、中東情勢による影響により不安定な状況が継続すると見込んでおります。国内においても、粗鋼生産量の減少や鋼材需要の減速に伴う耐火物需要の減少などにより、先行きが不透明な状況が継続すると思われます。また、当社グループを取り巻く経営環境では、顧客からの品質に対する厳しい要求、同業他社との激しい価格競争、原材料価格の変動予測が困難な状況が想定され、今後も引き続き状況を注視する必要があると考えております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題2025年度は安全第一の徹底のもと、多様な個性が活躍できる人的環境の整備を進め、さらなる製品品質及び生産性の向上を図り、お客様の求めるニーズに沿った製品を、迅速かつ円滑に供給できる体制づくりを進めて参ります。今後海外関連では、成長発展が見込まれる国々へのさらなる展開を、そして国内では既存生産設備の更新を図ることで、徹底的なコスト圧縮を推し進めつつ利益の伴った成長の実現を目指し、カーボンニュートラルへの対応や新素材分野や環境創造分野といった成長分野へ注力することによりグループ全体の体力強化を図って参ります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国の経済情勢は、緩やかに持ち直したものの、依然として不透明な状況で推移しました。世界経済においても堅調に推移したものの、米国での新政権発足に伴う関税政策の影響や、ウクライナ情勢や中東情勢の緊迫化などによる地政学リスクの継続、中国経済の停滞に起因する経済及び鉄鋼需要の下振れリスクが懸念され、先行きの見通せない状況が続きました。このような環境のもと、当社グループは品質第一の考えをもとに売上増加と生産性向上に全力で取り組んで参りました。主力製品である製鋼用耐火物をはじめ、ファインセラミックス等の先端素材技術や環境創造技術へ挑戦し、コスト削減など経営合理化も進めて参りました。その結果、当連結会計年度末においては次の通りの財政状態となりました。(流動資産)当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ23億76百万円増加(前期比7.0%増)し、363億9百万円となりました。その主な要因は現金及び預金の増加(10億31百万円)、受取手形及び売掛金の増加(3億42百万円)によるものであります。(固定資産)当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ1億7百万円減少(前期比0.5%減)し、228億60百万円となりました。建設仮勘定の増加(4億42百万円)、投資有価証券の売却・時価評価等の減少(4億1百万円)によるものであります。(負債)当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ62百万円増加(前期比0.5%増)し、117億98百万円となりました。その主な要因は未払法人税等の増加(2億86百万円)、退職給付に係る負債の減少(1億59百万円)によるものであります。(純資産)当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ22億6百万円増加(前期比4.9%増)し、473億71百万円となりました。その主な要因は利益剰余金の増加(23億88百万円)、その他有価証券評価差額金の減少(6億37百万円)によるものであります。この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は69.1%となり、前連結会計年度末(68.9%)と比べ0.2ポイント上昇し、1株当たり純資産額は920円65銭と前連結会計年度末に比べ35円92銭増加しております。 当連結会計年度においては次の通りの経営成績となりました。連結売上高は319億33百万円(前期比6.4%増)、また利益面では、営業利益は45億3百万円(前期比41.5%増)、経常利益は50億32百万円(前期比24.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は31億30百万円(前期比31.6%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次の通りであります。[日本]国内の売上高は堅調な耐火物需要が維持されたことにより、215億57百万円(前期比3.9%増)となりました。販売構成の変化により、セグメント利益は39億66百万円(前期比33.7%増)となりました。[北米]北米の売上高も堅調な耐火物需要が維持されたことにより、46億50百万円(前期比27.3%増)となりました。販売構成の変化により、セグメント利益は4億38百万円(前期比151.9%増)となりました。[ヨーロッパ]ヨーロッパの売上高も堅調な耐火物需要が維持されたことにより、44億18百万円(前期比1.1%増)となりました。為替の影響により、セグメント利益は3億53百万円(前期比9.9%増)となりました。[アジア]アジアの売上高も堅調な耐火物需要が維持されたことにより、8億96百万円(前期比0.5%増)となりました。セグメント利益は1億31百万円(前期比17.9%減)となりました。[その他]その他の売上高は、4億10百万円(前期比15.9%増)となりました。また、セグメント利益は1億28百万円(前期比118.5%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ6億16百万円増加し135億53百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は32億97百万円(前期比17.9%減)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の計上、減価償却費の計上及び棚卸資産の増加によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は17億91百万円(前期比32.6%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得、投資有価証券の取得によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は8億56百万円(前期比19.5%増)となりました。これは主に配当金の支払いによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a. 生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)日本(千円)17,402,5526.0北米(千円)1,124,35930.4ヨーロッパ(千円)1,157,608△7.2アジア(千円)557,240△2.4報告セグメント(耐火物関連事業)計(千円)20,241,7606.0その他(千円)196,9755.4合計(千円)20,438,7366.0(注)1.金額は、製造原価、仕入原価によっております。2.「その他」の金額には、運輸は含まれておりません。 b. 受注実績当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)日本21,630,1501.95,626,3131.0北米4,690,88426.9345,18013.4ヨーロッパ4,440,6270.9413,9715.6アジア934,074△6.2338,39212.5報告セグメント(耐火物関連事業)計31,695,7364.56,723,8572.4その他277,53016.446,22737.5合計31,973,2664.66,770,0852.6(注)「その他」の金額には、運輸は含まれておりません。 c. 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)日本(千円)21,557,9933.9北米(千円)4,650,06527.3ヨーロッパ(千円)4,418,5311.1アジア(千円)896,4510.5報告セグメント(耐火物関連事業)計(千円)31,523,0426.3その他(千円)410,38815.9合計(千円)31,933,4306.4(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.主要な販売先については、相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」をご参照ください。連結財務諸表の作成に当たっては、引当金の見積りなど一部に将来の見積りに基づくものがあります。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断できる前提に基づいて、見積り、予測を行っております。しかし、見積りには不確実性が含まれることから、実際の結果とは異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、お客様における生産販売状況や、アルミナやジルコニア等の原料や重油・ブタンガス等の燃料の調達コストの変動、そして当社の技術力維持・向上のために不可欠な人材の慢性的な不足が挙げられます。今後海外関連では、インド・ブラジルといった成長発展が見込まれる国々への更なる展開を、そして国内では既存生産設備の更新を図ることで、利益の伴った成長の実現を目指し、また新素材分野や環境創造分野といった成長分野へ注力することによりグループ全体の体力強化を図って参ります。当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、財務の健全性や資本効率など当社にとって最適な資本構成を追求しながら、会社の将来の成長のための内部留保の充実と、経営成果を株主の皆様へ適切に還元することとの最適なバランスを考え、実施していくことを基本としております。当連結会計年度末における有利子負債残高は33億88百万円となっております。また当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は135億53百万円となっております。設備投資につきましては、有形固定資産の取得による支出は13億54百万円と前連結会計年度比で4億71百万円の増加となっております。これらの投資のための所要資金は、自己資金にて賄っております。

事業リスク

  • 主要市場の経済状況変動
    東京窯業グループは鉄鋼関連の耐火物製品の売上比率が高いため、鉄鋼業界の景気動向に大きく影響を受ける可能性があります。世界経済の変動や各地域の経済情勢、競合状況、さらには関税や法的規制の変更なども業績に影響を及ぼす可能性があります。
  • 原材料価格の変動リスク
    耐火物の製造に必要な原材料は世界各地から輸入しており、一部は特定の地域や供給元に依存しています。原材料価格が流動的であるため、価格の急激な上昇は製造コストを押し上げ、収益性を悪化させる可能性があります。購入先の分散などでリスク低減に努めています。
  • 為替レートの変動リスク
    外貨建て取引が多く、特に米ドルやユーロ建てが主です。原材料輸入と製品輸出で為替変動リスクの相殺を図っていますが、完全に排除することは困難です。為替レートが大きく変動した場合、輸入コストの増加や輸出収益の減少などにより、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|944 文字
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。①主要市場の経済状況等当社グループは製品構成の上で鉄鋼関連の耐火物製品のシェアが高いことから、鉄鋼業界の動向に影響を受ける可能性があります。従って、当社グループの業績はこれらの需要分野の動向、需要地域における経済情勢、競合の状況等の影響を受けます。さらに海外の各需要地域における、経済情勢、関税、通商・租税その他の法的規制の動向なども影響を及ぼす可能性があります。 ②原材料等の価格変動当社グループは世界各地から耐火原料を輸入しておりますが、一部については特定の地域や購入先に依存しております。昨今原材料価格は非常に流動的であるため、購入先を複数にするなど価格変動リスクの低減に努めておりますが、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③為替レートの変動当社グループの外貨建て取引は主として米ドル及びユーロ建てで行われておりますが、原材料等の輸入と製品輸出との相殺により、為替変動リスクを限定的なものとするべく努力しております。然しながら、変動リスクを完全に排除することは困難であり、為替レートの変動は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④金利の変動当社グループは、主として運転資金の一部を銀行など金融機関からの借入金等で調達しております。借入金残高は業容対比で多額なものではありませんが、急激な金利上昇などがあった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤保有有価証券の価値変動当社グループが保有している投資有価証券の価値が、投資先の業績不振、証券市場における市況の悪化等で変動した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥災害の発生当社グループは、国内及び海外に生産拠点を有しており、これらの地域において大きな災害が発生した場合は、生産能力に影響を与え、業績に影響を及ぼす可能性があります。

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