5283

高見澤(5283)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

卸売業 商社・卸売

事業の概要

  • 建設関連事業
    コンクリート製品や生コンクリート、砂利、砂の製造販売、建設資材の販売、土木建築の請負、運送などを手掛けています。特に中国での生コンクリート製造販売も行っており、国内外のインフラ整備や建築需要に応える基盤事業です。
  • 電設資材事業
    電設資材、産業機器、空調システムなどの販売を行っています。これは、電気設備や工場設備、快適なオフィス環境の構築に必要な製品を提供することで、幅広い産業のニーズを支える事業です。
  • 多角的な事業展開
    石油製品の販売、自動車の販売・整備・賃貸、不動産、廃棄物処理、青果物販売、食品加工、ゴルフ練習場経営、ミネラルウォーター製造販売、ケーブルテレビ、発電事業など、非常に多岐にわたる事業を展開しており、多様な収益源を持っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 建設関連事業
    このセグメントは、コンクリート二次製品や生コンクリートの製造販売、建設資材の販売、土木建築の請負などを手掛けています。売上高は90.07億円、営業利益は3.16億円で、主に地域インフラ整備を支える基盤事業です。
  • 電設資材事業
    電設資材、産業機器、空調システムなどの販売が主な事業内容です。売上高は383.2億円と最も大きく、営業利益も10.08億円と収益の柱となっています。幅広い産業の電気設備や空調ニーズに対応しています。
  • 石油・自動車関連事業
    石油製品の販売、自動車の販売・整備・賃貸、損害保険代理業務など、カーライフ全般をサポートする事業です。売上高は179.74億円、営業利益は1.45億円で、一般消費者の需要動向に影響を受けやすい特性があります。
2025-06 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
TheConstructionRelatedIndustry 地域 90 3 3.5%
TheElectricalEquipmentMaterialIndustry 地域 383 10 2.6%
TheOilAndAutomotiveIndustry 地域 180 1 0.8%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|934 文字
3【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社高見澤)、子会社10社及び関連会社2社より構成され、その事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。溜博高見澤混凝土有限公司及び山東建澤混凝土有限公司の2社は中華人民共和国山東省において現地向けに生コンクリートの製造販売を行っております。区分事業内容会社名建設関連事業コンクリート二次製品、生コンクリート・砂利・砂の製造販売、セメント他建設資材の販売、土木建築の請負、建築工事、貨物自動車運送株式会社高見澤        <提出会社>直江津臨港生コン株式会社   <連結子会社>溜博高見澤混凝土有限公司   <連結子会社>山東建澤混凝土有限公司    <関連会社>(会社総数 4社)電設資材事業電設資材、産業機器、空調システム等の販売昭和電機産業株式会社     <連結子会社>信州電機産業株式会社     <連結子会社>岐阜電材株式会社       <連結子会社>(会社総数 3社)カーライフ関連事業石油製品の販売、自動車の販売・整備・賃貸、損害保険代理業務株式会社高見澤        <提出会社>(会社総数 1社)その他事業不動産売買・媒介及び管理、一般廃棄物・産業廃棄物の処理処分とその収集運搬事業、青果物の販売、肥料の販売、食品加工品の製造販売、ゴルフ練習場の経営、ゴルフ用品の買取・販売、農業用機械の製造販売、ミネラルウォーターの製造販売、ケーブルテレビ局経営、チーズ類の加工及び菓子類の製造販売、発電事業及び電気の供給・販売に関する事業、漬物類・土産品の販売株式会社高見澤        <提出会社>オギワラ精機株式会社     <連結子会社>株式会社アグリトライ     <連結子会社>テレビ北信ケーブルビジョン株式会社<関連会社>株式会社ナガトク       <連結子会社>株式会社セイブ        <連結子会社>株式会社スマイルハウス    <連結子会社>(会社総数 7社) 事業の系統図は以下のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
公共工事への依存度が高く、石油製品等の需要動向に影響を受けるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
低炭素型コンクリート「ロカコン」の開発やプレキャストコンクリート製品「ハニカムボックス」の導入。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:減損会計による業績への影響 / 中国事業における規制や経済情勢の影響 / 市場金利上昇による有利子負債の影響
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

高見澤は卸売業であり、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという情報は現時点では確認できません。一般的な卸売業のビジネスモデルでは、無形資産による競争優位性は限定的です。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

卸売業においては、顧客(小売店など)が取引先を変更する際の切り替えコストは一般的に低い傾向にあります。しかし、長年の取引関係や特定の納入条件など、わずかながら関係維持によるメリットが存在する可能性はあります。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

高見澤のビジネスモデルは、サプライヤーと顧客を結びつける仲介業であり、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果は期待できません。プラットフォーム型ビジネスとは異なります。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

卸売業は、効率的な物流網や仕入れ交渉力によってコスト優位を築く可能性があります。高見澤が長年の事業運営で培った調達・販売チャネルの効率性が、一定のコスト競争力に寄与している可能性はありますが、構造的な優位性は限定的と考えられます。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

卸売業は規模の経済が働きやすい業界です。高見澤が特定のニッチ市場や地域において、一定のシェアを確保し、効率的なオペレーションを行っている場合、その規模が競争優位の源泉となり得ます。ただし、業界全体での寡占度は不明です。

  • 地域密着型事業
    長野県を中心に、建設関連事業やカーライフ関連事業を展開しており、地域社会のインフラ整備や生活を支えるサービスを提供しています。これにより、地域内での安定した顧客基盤と信頼関係を築いています。
  • 多角化によるリスク分散
    建設関連、電設資材、カーライフ、その他と多岐にわたる事業を展開しているため、特定の事業や市場の変動による影響を緩和し、経営の安定性を高める可能性があります。
  • 中国市場への展開
    中国国内の合弁会社を通じて生コンクリートの製造販売を行っており、成長著しい中国市場の需要を取り込むことで、事業の拡大と収益機会の創出を図っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針当社グループは、「顧客、社員、株主、地域社会」に必要とされ、貢献することを企業経営の最重要項目と捉え、存在感のある企業を目指して経営に当たっております。 (2)経営戦略等当社グループは、企業を取り巻く環境が依然厳しい中、社員全員が目標を共有化し、持てる力を最大限発揮し、「全員参加の経営」を基本として取り組んでおります。今後ますます変化が進む時代に対応すべく、以下の項目を中長期的な戦略と位置づけ、実施してまいる所存であります。① グループ各社の経営力をより強固にするため、経営意思決定のスピード化を図る。② 「収益基盤の拡充」を最重要課題として、各社コア事業の育成に取り組む。③ キャッシュ・フロー重視の経営に徹し、財務体質の強化と改善を図る。④ 営業力の強化を図り、良質な製品の提供を通して、お客様の信頼に応えるべく提案営業を行う。⑤ グループ各社の将来展望に立ち、時代と社会の要請に応え得る新しい事業の開発を模索し、その実現を図る。⑥ 事業再構築により、スリムで筋肉質な企業体質への脱却を図る。⑦ 経営体質の見直しと生産体制の効率化、原価の低減化を徹底させ、コスト競争を勝ち抜く。⑧ グループ会社の「智慧」を集め、この時代を生き抜くための人材育成を行う。 (3)経営環境経営環境につきましては、建設関連事業においては、公共・民間工事ともに前年度と同水準の受注量が見込まれるものの、原材料、資材価格及び人件費の更なる上昇により、依然として厳しい経営環境が続くと予想されます。電設資材事業においては、米国の関税政策等の影響により、受注環境は先行き不透明な状況下にあり、引き続き積極的な受注活動により増収を見込むものの、人件費及び販売経費のさらなる増加が想定されることから、収益は前期比でやや伸び悩むものと予想されます。カーライフ関連事業においては、燃料販売部門では自動車燃料油の需要縮小に伴う価格競争の激化と仕入価格の高止まりが続いており、自動車販売及び整備部門では、前年度と同水準の取扱量が見込まれるものの、利幅の確保という点では引き続き厳しい状況が予想されます。その他事業においては、農産物部門ではきのこ培地の需要は引続き堅調である一方で、コスト高や価格競争の激化による影響が懸念されます。不動産部門では、建築資材や人件費の高騰に伴う住宅価格の上昇により住宅販売数が伸び悩み、不安定な情勢が続くことが予想されます。飲食料品部門では、物価上昇による家計収支の圧迫から需要に不透明感があるものの、営業拡大により売上は引き続き堅調に推移する見込みです。こうした状況のもと、当社グループは各事業の持続的成長に向けて、営業エリアの拡大及び新分野への挑戦を積極的に進めるとともに、適正価格の追求と製品・サービスの質の向上を通じて、安定的な収益の確保を図ってまいります。また、今後もキャッシュ・フロー重視の経営を継続し、経常収支の改善に努めてまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループは、将来にわたり持続的な成長を実現するために、旧来の収益構造と事業組織を抜本的に見直し、経営環境の変化に柔軟に対応できる事業機構と企業文化の改革に取り組んでまいりました。今後、以下の重点目標の達成に向け、引続き戦略的な取組を推進してまいります。① 持続的成長に向けた事業基盤の再構築経営環境の変化に対応し、持続可能な収益源の育成と既存事業の収益構造改革を進める。また、セグメント制の特性を活かし、事業ポートフォリオを継続的に見直すことで、経営資源を最適配分し、成長と収益性の両立を図る。② 労働生産性・資本生産性の向上DXを活用して業務の属人化を排除し、創出された人的資源を高付加価値業務へ投入することで労働生産性を向上させる。また、資本コストを意識した経営を徹底し、事業ごとの収益性に応じた資本再配分を行い資本効率の最大化を目指す。③ 人的資本への投資長期的な視点で人材を確保・育成し、新たな人事制度の活用によりマネジメント人材と専門人材の育成を強化する。等級別研修やリスキリング制度を整備し、個々の能力向上に取り組むとともに、シニア層の活用を含めた人的資源の最適化を推進する。④ サステナビリティ経営への取組と社会的責任の遂行コンプライアンスの徹底を前提とし、社会との共生を重視した経営を実践する。企業の存在意義と果たすべき責任を明確にし、サステナビリティ経営を通じて経営リスクの把握と新たな価値創造に取り組み、持続的な企業価値向上を図る。⑤ 適切な利益配分とステークホルダー価値の向上会社の持続的成長に必要な原資を確保しつつ、株主・従業員・取引先・地域社会などのステークホルダーに対して適切に利益を還元する。ステークホルダー価値の向上が企業価値の源泉であることを全社員が意識し、日々行動する。 今後もお客様から選ばれる企業であり続けるため、高い倫理観をもってコンプライアンス経営を重視し、安定的な収益を創出する企業グループとして、経営基盤の強化と業績の一層の向上に努めてまいります。さらに、経営環境の急速な変化により多様化・高度化するリスクに対しては、内部統制体制を強化し、法令順守の徹底を通じて、経営リスクの最小化を図ってまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、事業活動の成果を示す売上高、経常利益を重視しており、2026年6月期の連結指標を次のように設定しております。売上高    740億円経常利益    18億円
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針当社グループは、「顧客、社員、株主、地域社会」に必要とされ、貢献することを企業経営の最重要項目と捉え、存在感のある企業を目指して経営に当たっております。 (2)経営戦略等当社グループは、企業を取り巻く環境が依然厳しい中、社員全員が目標を共有化し、持てる力を最大限発揮し、「全員参加の経営」を基本として取り組んでおります。今後ますます変化が進む時代に対応すべく、以下の項目を中長期的な戦略と位置づけ、実施してまいる所存であります。① グループ各社の経営力をより強固にするため、経営意思決定のスピード化を図る。② 「収益基盤の拡充」を最重要課題として、各社コア事業の育成に取り組む。③ キャッシュ・フロー重視の経営に徹し、財務体質の強化と改善を図る。④ 営業力の強化を図り、良質な製品の提供を通して、お客様の信頼に応えるべく提案営業を行う。⑤ グループ各社の将来展望に立ち、時代と社会の要請に応え得る新しい事業の開発を模索し、その実現を図る。⑥ 事業再構築により、スリムで筋肉質な企業体質への脱却を図る。⑦ 経営体質の見直しと生産体制の効率化、原価の低減化を徹底させ、コスト競争を勝ち抜く。⑧ グループ会社の「智慧」を集め、この時代を生き抜くための人材育成を行う。 (3)経営環境経営環境につきましては、建設関連事業においては、公共・民間工事ともに前年度と同水準の受注量が見込まれるものの、原材料、資材価格及び人件費の更なる上昇により、依然として厳しい経営環境が続くと予想されます。電設資材事業においては、米国の関税政策等の影響により、受注環境は先行き不透明な状況下にあり、引き続き積極的な受注活動により増収を見込むものの、人件費及び販売経費のさらなる増加が想定されることから、収益は前期比でやや伸び悩むものと予想されます。カーライフ関連事業においては、燃料販売部門では自動車燃料油の需要縮小に伴う価格競争の激化と仕入価格の高止まりが続いており、自動車販売及び整備部門では、前年度と同水準の取扱量が見込まれるものの、利幅の確保という点では引き続き厳しい状況が予想されます。その他事業においては、農産物部門ではきのこ培地の需要は引続き堅調である一方で、コスト高や価格競争の激化による影響が懸念されます。不動産部門では、建築資材や人件費の高騰に伴う住宅価格の上昇により住宅販売数が伸び悩み、不安定な情勢が続くことが予想されます。飲食料品部門では、物価上昇による家計収支の圧迫から需要に不透明感があるものの、営業拡大により売上は引き続き堅調に推移する見込みです。こうした状況のもと、当社グループは各事業の持続的成長に向けて、営業エリアの拡大及び新分野への挑戦を積極的に進めるとともに、適正価格の追求と製品・サービスの質の向上を通じて、安定的な収益の確保を図ってまいります。また、今後もキャッシュ・フロー重視の経営を継続し、経常収支の改善に努めてまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループは、将来にわたり持続的な成長を実現するために、旧来の収益構造と事業組織を抜本的に見直し、経営環境の変化に柔軟に対応できる事業機構と企業文化の改革に取り組んでまいりました。今後、以下の重点目標の達成に向け、引続き戦略的な取組を推進してまいります。① 持続的成長に向けた事業基盤の再構築経営環境の変化に対応し、持続可能な収益源の育成と既存事業の収益構造改革を進める。また、セグメント制の特性を活かし、事業ポートフォリオを継続的に見直すことで、経営資源を最適配分し、成長と収益性の両立を図る。② 労働生産性・資本生産性の向上DXを活用して業務の属人化を排除し、創出された人的資源を高付加価値業務へ投入することで労働生産性を向上させる。また、資本コストを意識した経営を徹底し、事業ごとの収益性に応じた資本再配分を行い資本効率の最大化を目指す。③ 人的資本への投資長期的な視点で人材を確保・育成し、新たな人事制度の活用によりマネジメント人材と専門人材の育成を強化する。等級別研修やリスキリング制度を整備し、個々の能力向上に取り組むとともに、シニア層の活用を含めた人的資源の最適化を推進する。④ サステナビリティ経営への取組と社会的責任の遂行コンプライアンスの徹底を前提とし、社会との共生を重視した経営を実践する。企業の存在意義と果たすべき責任を明確にし、サステナビリティ経営を通じて経営リスクの把握と新たな価値創造に取り組み、持続的な企業価値向上を図る。⑤ 適切な利益配分とステークホルダー価値の向上会社の持続的成長に必要な原資を確保しつつ、株主・従業員・取引先・地域社会などのステークホルダーに対して適切に利益を還元する。ステークホルダー価値の向上が企業価値の源泉であることを全社員が意識し、日々行動する。 今後もお客様から選ばれる企業であり続けるため、高い倫理観をもってコンプライアンス経営を重視し、安定的な収益を創出する企業グループとして、経営基盤の強化と業績の一層の向上に努めてまいります。さらに、経営環境の急速な変化により多様化・高度化するリスクに対しては、内部統制体制を強化し、法令順守の徹底を通じて、経営リスクの最小化を図ってまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、事業活動の成果を示す売上高、経常利益を重視しており、2026年6月期の連結指標を次のように設定しております。売上高    740億円経常利益    18億円
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調なインバウンド需要に加え、個人消費にも緩やかな回復傾向がみられ、景気は持ち直しの兆しを見せています。また、デジタル化や脱炭素化を背景とした企業の投資意欲は引続き堅調であり、業種を問わず設備投資の増加傾向が継続しています。一方で、ウクライナや中東における紛争の長期化、アジア太平洋地域における米中対立、米国新政権の政策動向など、地政学的リスクの高まりがグローバル経済の不確実性を一段と増大させています。さらに、為替水準や人件費の上昇に伴うコスト転嫁による物価高、実質賃金の伸び悩みによる家計支出の鈍化、中国経済の減速など、国内経済への下押し要因も多く、先行きは依然として不透明な状況にあります。このような経営環境の中にあって、当社グループは、「グループ・各事業部の連携強化」、「CSR(企業の社会的責任)への取組み」、「リスクマネジメント体制の強化」、「人材育成への総合的な取組み」、「コスト削減」等に取り組み、更なる安定基盤の構築とグループ全体の事業拡大、強化を図ってまいりました。この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。a.財政状態当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ514百万円減少し、38,851百万円となりました。当連結会計年度末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1,047百万円減少し、24,102百万円となりました。当連結会計年度末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ533百万円増加し、14,748百万円となりました。 b.経営成績当連結会計年度の経営成績は、売上高73,567百万円(前連結会計年度比3.1%増)、営業利益1,457百万円(前連結会計年度比19.2%減)、経常利益1,670百万円(前連結会計年度比21.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益670百万円(前連結会計年度比11.7%減)となりました。セグメント別の状況は、次のとおりであります。なお、以下の前連結会計年度比較につきましては、変更後の報告セグメントの区分に組み替えた数値で比較しております。そのため、従来報告セグメントとしていた、「住宅・生活関連事業」については、「その他事業」として記載しております。(建設関連事業)建設関連事業の売上高9,007百万円(前連結会計年度比4.2%増)、営業利益は316百万円(前連結会計年度比24.0%減)となりました。(電設資材事業)電設資材事業の売上高は38,320百万円(前連結会計年度比1.9%増)、営業利益は1,008百万円(前連結会計年度比1.7%減)となりました。(カーライフ関連事業)カーライフ関連事業の売上高は17,974百万円(前連結会計年度比4.8%増)、営業利益は145百万円(前連結会計年度比4.2%減)となりました。(その他事業)その他事業の売上高は8,264百万円(前連結会計年度比3.9%増)、営業利益は235百万円(前連結会計年度比49.1%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて982百万円増加し、当連結会計年度末には3,856百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において、営業活動の結果獲得した資金は3,748百万円(前年同期比153.9%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1,125百万円、売上債権の減少額2,217百万円によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において、投資活動の結果使用した資金は3,112百万円(前年同期比162.2%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出3,070百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において、財務活動の結果獲得した資金は346百万円(前年同期は254百万円の使用)となりました。これは主に長期借入による収入2,600百万円、長期借入金の返済による支出2,012百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日)前年同期比(%)建設関連事業(百万円)3,54995.5その他事業(食品加工業)(百万円)3,97098.8合計7,52097.2(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部取引振替前の数値によっております。2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3.従来報告セグメントとしていた「住宅・生活関連事業」については、「その他事業」として記載しております。 b.受注実績当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)建設関連事業7,724118.13,185126.9合計7,724118.13,185126.9(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 c.商品仕入実績当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日)前年同期比(%)建設関連事業(百万円)3,300111.7電設資材事業(百万円)32,07599.8カーライフ関連事業(百万円)14,782105.7報告セグメント計(百万円)50,157102.2その他事業(百万円)1,976111.6合計52,134102.5(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3.従来報告セグメントとしていた「住宅・生活関連事業」については、「その他事業」として記載しております。 d.販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日)前年同期比(%)建設関連事業(百万円)9,007104.2電設資材事業(百万円)38,320101.9カーライフ関連事業(百万円)17,974104.8報告セグメント計(百万円)65,303103.0その他事業(百万円)8,264103.9合計73,567103.1(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.前連結会計年度及び当連結会計年度における販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先に該当する主要な販売先はありません。3.従来報告セグメントとしていた「住宅・生活関連事業」については、「その他事業」として記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態の分析(資産)当連結会計年度末における流動資産は20,748百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,514百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が994百万円増加したものの、受取手形が649百万円、売掛金が663百万円、電子記録債権が611百万円減少したことによるものであります。固定資産は18,102百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,000百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が1,273百万円増加したことによるものであります。この結果、総資産は、38,851百万円となり、前連結会計年度末に比べ514百万円減少いたしました。(負債)当連結会計年度末における流動負債は16,226百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,179百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が1,032百万円減少したことによるものであります。固定負債は7,875百万円となり、前連結会計年度末に比べ132百万円増加いたしました。これは主に退職給付に係る負債が113百万円減少したものの、長期借入金が242百万円増加したことによるものであります。この結果、負債合計は、24,102百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,047百万円減少いたしました。(純資産)当連結会計年度末における純資産合計は14,748百万円となり、前連結会計年度末に比べ533百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益670百万円によるものであります。この結果、自己資本比率は37.4%(前連結会計年度末は35.6%)となりました。 b.経営成績の分析当社グループの当連結会計年度においては、建設関連事業は、公共工事の発注量はやや低調であったものの、民間工事向け需要が堅調に推移したことに加え、工法提案を始めとする積極的な営業活動により、受注量が増加し増収となりました。一方、人件費、材料費及び販売経費が増加し、生産効率向上や価格転嫁に努めたものの、減益となりました。電設資材事業は、公共向け及び民間向けともに、省エネ・省力化や環境負荷低減に関わる設備投資案件への販売が好調に推移し増収となりましたが、人件費、輸送費及び販売経費が増加し減益となりました。カーライフ関連事業は、石油部門では、燃料油小売りは前年をやや下回ったものの、法人向け販売の積極営業により増収となりましたが、仕入価格の高止まりや人件費の上昇などによるコスト増加分を価格転嫁しきれず減益となりました。オート部門では、自動車の需給改善に伴う車両販売の増加と利幅の改善に加え、整備売上が堅調に推移し、増収増益となりました。その他事業は、フード関連事業においては、農業関連部門で農産物取扱高が伸長しましたが、主力のきのこ培地販売が競争激化により減少し、生産効率向上など利幅確保に取り組んだものの、原材料費及び人件費の増加に加え、新工場取得に伴う一時費用により、減収減益となりました。飲食料品部門では、家庭内消費が堅調に推移したことから増収となりましたが、原材料費、人件費及び諸経費の上昇により減益となりました。エステート関連事業においては、不動産部門では、資材価格や労務費などの上昇に伴う住宅価格の高騰により不動産需要が伸び悩む中、積極的な受注に努め増収となりましたが、原価及び経費の上昇分を転嫁しきれず減益となりました。この結果、売上高73,567百万円(前連結会計年度比3.1%増)、営業利益1,457百万円(前連結会計年度比19.2%減)となりました。営業外収益は422百万円、営業外費用は209百万円を計上し、経常利益は1,670百万円(前連結会計年度比21.0%減)となりました。特別利益は0百万円、特別損失は545百万円を計上し、法人税等合計447百万円、非支配株主に帰属する当期純利益7百万円により、親会社株主に帰属する当期純利益は670百万円(前連結会計年度比11.7%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報a.キャッシュ・フローの状況の分析当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 b.資本の財源及び資金の流動性(契約債務)2025年6月30日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。 年度別要支払額(百万円)契約債務合計1年以内1年超3年以内3年超5年以内5年超短期借入金2,0202,020---長期借入金7,1792,0762,9451,279877リース債務331108157595上記の表において、連結貸借対照表の短期借入金に含まれている1年内返済予定の長期借入金は、長期借入金に含めております。当社グループの第三者に対する保証は、出資会社の借入金等に対する債務保証であります。保証した借入金等の債務不履行が保証期間に発生した場合、当社グループが代わりに弁済する義務があり、2025年6月30日現在の債務保証額は、228百万円であります。(財務政策)当社グループの運転資金需要のうち主なものは、石油製品や電設資材の購入費用及び販売用不動産の購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の安定性を確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は9,531百万円であります。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3,856百万円であります。③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行なっております。当該見積りにつきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる様々な要因に関して適切な仮定の設定、情報収集を行い、見積り金額を計算しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる場合があります。なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループの当連結会計年度において、売上高につきましては、建設関連事業において、公共工事はやや低調であったものの、民間工事向け需要が堅調に推移したことと積極的な営業活動により増加しました。また、電設資材事業において、省エネ・省力化や環境負荷低減に関わる設備投資案件への販売が好調に推移したこと、カーライフ関連事業においては、燃料油小売りは前年をやや下回ったものの、法人向け販売の積極営業などにより全体の売上高は計画を上回りました。また、利益につきましては、売上高の増加に伴い粗利益額は増加したものの、人件費、輸送費及び諸経費などの販売費用が上昇したことに加え、これらの費用増を原価低減や販売価格への転嫁などで十分に吸収するには至りませんでした。また、貸倒損失及び貸倒引当金も増加したことから、営業利益及び経常利益は計画を下回りました。さらに、中国の持分法適用会社に対する出資金の評価損、並びに国内事業において収益性が低下している固定資産に係る減損損失を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は計画を下回りました。指標2025年6月期(計画)2025年6月期(実績)2025年6月期(計画比)売上高70,000百万円73,567百万円3,567百万円 (5.1%増)営業利益1,700百万円1,457百万円△242百万円 (14.2%減)経常利益1,900百万円1,670百万円△229百万円 (12.1%減)親会社株主に帰属する当期純利益1,200百万円670百万円△529百万円 (44.1%減)

事業リスク

  • 減損会計の影響
    固定資産の減損会計基準の適用により、保有する資産の価値が下落したと判断された場合、減損損失を計上する必要があり、これが会社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 中国事業の不確実性
    中国国内の規制強化や経済情勢の変動は、現地での生コンクリート製造販売事業に直接的な影響を与え、収益の悪化につながる可能性があります。特に、政策変更や景気減速は大きなリスクです。
  • 公共工事への依存
    建設関連事業や電設資材事業は公共工事への依存度が高く、国や地方自治体の公共工事予算が大幅に削減された場合、売上高が減少し、業績に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,166 文字
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)減損会計について当社グループは、2006年6月期より適用の「固定資産の減損に係る会計基準」に対応するため減損損失の認識の判定を行っておりますが、その結果によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)中国事業について当社グループは、中国国内の合弁会社2社において生コンクリート製造販売事業を行っておりますが、中国国内の規制や経済情勢により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)有利子負債について当社グループの有利子負債残高は当連結会計年度末現在で9,531百万円であり、借入依存度は24.5%となっております。将来市場金利が上昇した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)公共工事への依存について当社グループの主たる事業である建設関連事業及び電設資材事業において、売上高に占める公共工事の割合が高いため、公共工事関連予算の大幅な削減により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、公共事業への依存度を低減するため、長野県内外での営業エリア及び分野の拡大を図り、公共工事への依存から民間工事へシフトしていくことによって事業領域を拡大してまいります。 (5)石油製品等の需要について当社グループのカーライフ関連事業において、売上高のうち主要な部分を占める自動車燃料油販売は、一般消費者の需要動向の影響を受けております。ハイブリッド車をはじめとする環境配慮型自動車の増加や人口減少により販売数量の減少が予想され、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。販売シェアのアップを図るとともに、事業所向けをはじめとする産業用石油製品の営業を強化するなど、グループのシナジー効果を最大限に活用し、エネルギー関連製品・サービスや自動車関連売上の拡大につなげてまいります。 (6)大規模自然災害・感染症等のリスクについて地震、台風、洪水等の自然災害の発生により、生産設備の損害や操業が停止し、事業活動の継続に支障をきたした場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、新型コロナウイルスやインフルエンザ等の感染症拡大の影響により従業員が感染した場合や経済情勢が悪化した場合には、当社グループの生産から販売に到る一連の事業活動が停滞し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

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