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ノエビアホールディングス

化学 素材・化学

研究開発費(時系列)

年度R&D費用(億円)設備投資(億円)
2025-09 - 22
2024-09 - 8
2023-09 - 5
2022-09 - 6
2021-09 - 5

研究開発活動(本文)

FY2025|3,211 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、“すべてはお客さまのために”を第一に、お客さまの美と健康に役立つ商品を提供し、中長期的な戦略のテーマ「グループ各事業の持続可能な経営による節度ある成長の実現」に取り組んでおります。 当社グループの商品開発は、㈱ノエビアのグループ総合研究開発部が担い、化粧品・医薬部外品・医薬品・食品のイノベーション創出を目指しています。東京研究所、滋賀研究所、鈴鹿高山植物研究所、北海道暑寒別岳パイロットファームにおいて研究・開発を推進し、高品質で競争力のある商品開発を進めています。2025年4月1日、未来型コミュニケーションラボ「東京研究所」の研究スペースを2倍に拡張いたしました。本研究所は開設から10年という節目を迎え、研究開発環境のさらなる進化により、美と健康に貢献する新たな価値創造を加速いたします。 当連結会計年度における研究開発費の総額は1,134百万円であり、セグメント別の内訳は、化粧品事業1,009百万円、医薬・食品事業125百万円であります。 当連結会計年度における研究開発活動及び研究成果は次のとおりであります。 化粧品事業 当連結会計年度におきましては、当社グループの強みであるスキンケア研究に、メイクアップ研究を融合することで、スキンケアによる美肌とメイクアップによる美しさの両面からアプローチする化粧品開発を推進しています。これにより、各ブランドの個性と価値を高める戦略的な製品づくりに取り組んでいます。当連結会計年度において開発いたしました主な商品は、以下のとおりであります。スキンケア商品商品名称主な特徴販売形態エクセルデイスキンウェイキングメイクアップブランド「エクセル」から、メイク前のお肌を整える朝用スキンローション発売。セルフ販売グラスーン シリーズ肌悩みにアプローチする濃密集中美容液「グルタブライト VC コンデンスドロップ」と濃厚密着クリーム「グルタブライト VC リフタンクリーム」発売。同ブランドからビタミンCサプリメントも発売。セルフ販売ノブ Ⅲフェイスローション EX敏感肌のための低刺激性化粧品「ノブ」のⅢシリーズから、「白濁とろみタイプの化粧水」初のリニューアル発売。皮膚のバリア機能の3因子をサポートする成分を追加・増量。セルフ販売ノエビア スペチアーレ×ニューロジック 薬用セラム最高峰スキンケアシリーズ「スペチアーレ」と、先進皮膚科学研究から生まれた美容液「ニューロジック」の理論を融合させ、ノエビアで最も多くの美容成分を配合した高機能美容液。カウンセリング販売ノエビア リポソームウルトラエースビタミンACE(エース)と厳選した5種類の植物エキスを配合した美容液を発売。ノエビア独自の多重層リポソームSTを含む3つの美容カプセルが肌のすみずみまで浸透。カウンセリング販売メイクアップ商品商品名称主な特徴販売形態なめらか本舗スキンケアUV下地美容液のようなやさしい使い心地で日中のお肌を守る「UV下地」2品目をリニューアル。乾燥やお肌のゆらぎに「スキンケアUV下地 NC」、美白・肌荒れ防止・毛穴レスな肌に「薬用純白スキンケアUV下地 N」。セルフ販売ニューボーン シューティングリキッドアイブロウ自眉のようなリアルな仕上がりを叶える「超極細リキッドアイブロウ」発売。セルフ販売エクセル エシリアル セラムコンシーラー美容液80%、ケアしながらカバーする美容液コンシーラー発売。肌悩み別に選べるカラー展開。それぞれの肌悩みにあわせたこだわりのケア成分を配合。セルフ販売ノエビア レイセラ透明感と血色感にあふれる美肌を叶えるメイクアップベース「ノエビア レイセラ トーンアップ UVベース」と、毛穴レスでなめらかなつや肌へ導くルースパウダー「ノエビア レイセラ UVルースパウダー」発売。カウンセリング販売 医薬・食品事業 当連結会計年度におきましては、美と健康を志向するお客さまのライフスタイルに寄り添い、化粧品の研究と健康食品の研究を融合したサプリメントや、食品成分の三次機能である生体調節機能を活用した機能性表示食品など、幅広い健康食品の開発を推進しています。当連結会計年度において開発いたしました主な商品は、以下のとおりであります。食品商品名称主な特徴販売形態グラスーンリポブライト VC パウダー化粧品と共通ブランド「グラスーン」から、高吸収・高持続のリポソームビタミンCのパウダーサプリメント発売。セルフ販売ノエビアプラズマ乳酸菌 青汁健康な人の免疫機能の維持をサポートする機能性表示食品。キリンホールディングス㈱の「プラズマ乳酸菌」配合。乳酸菌生産物質で処方を強化。甘さ控えめのフレーバーに刷新。カウンセリング販売ノエビアウェイトバランス SP機能性関与成分として、エラグ酸及びブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを配合。肥満気味の方の体重・体脂肪・内臓脂肪の減少をサポートし、高めのBMI値の改善に役立つ機能性表示食品。カウンセリング販売 その他の事業 研究開発活動を行っておりません。 基礎研究分野での主な成果は、次のとおりであります。 植物と神経に関する研究成果 当社農場で栽培された「シャクヤク」が、神経のシュワン細胞から分泌される成長因子の増加を促し、肌の修復力を高めることを明らかにしました。さらに、「ブルガリアンローズ」と組み合わせることで、シュワン細胞由来の神経栄養因子が相乗的に増加し、神経の炎症を抑制する効果も確認しました(「日本生薬学会第70回年会」にて発表)。これにより、神経が健やかに保たれ、肌の修復力がさらに高まることで、ゆらぎのない美しい肌へと導く可能性が広がりました。 皮膚と製剤技術の研究成果 角層のラメラ構造を整える作用が特に強い三本疎水鎖構造をもつ「アシルセラミド」が、「多重層リポソーム」の膜構造を強化・安定化させることを発見しました(「第75回コロイドおよび界面化学討論会」にて発表)。これにより、乳化剤を含む化粧品製剤中でも多重層リポソームの構造が維持されやすくなり、多様な剤形への応用が可能になると考えられます。 植物と肌透明感の研究成果 自社農場産「ウスベニアオイ」とビタミンC・Eに、透明感の高い肌に多く含まれる酵素複合体「プロテアソーム」の働きを高める効果があることを発見しました(「日本薬学会第145年会」にて発表)。これらの成分の組み合わせにより酸化タンパク質の分解促進と酸化抑制が進み、くすみのない透明感あふれる肌へと導く新たな可能性を示しております。 植物と炎症老化の研究成果 「カミツレ」花エキスと「メリッサ」葉エキスが、加齢による肌の慢性炎症(隠れ老化)に関わる3種類のマイクロRNAを増加させることで、炎症関連因子の過剰な合成を防ぎ、炎症老化を抑制することを発見しました(「日本薬学会第145年会」にて発表)。 また、「メドウスイート」花エキスが、加齢により炎症を促す免疫細胞M1マクロファージへの過剰な分極を抑制することで炎症老化を防ぐことを発見し、その作用がTET2–NFKBIZ経路を介したエピジェネティクス制御によって発揮されることを解明しました(「第78回日本酸化ストレス学会学術集会」にて発表)。過剰な炎症反応を根本から抑えることで、慢性的な炎症を未然に防ぐ新たな予防的エイジングケアへの応用が見込まれます。 植物と肌再生の研究成果 北海道暑寒別岳産「ニリンソウ」の花・葉・茎エキスに、新しい肌細胞をつくり続ける表皮幹細胞を活性化し、肌の再生力を高める効果があることを発見しました(「日本生薬学会第71回年会」にて発表)。加齢によって低下した肌のターンオーバーを改善し、若々しい肌を保つための新たなエイジングケアの可能性が広がっています。

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