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エクスモーション(4394)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

情報・通信業 情報通信・サービスその他

事業の概要

  • 組込みソフトウェアコンサル
    自動車やロボット、デジタル機器に組み込まれる「組込みソフトウェア」の品質改善に特化したコンサルティングを提供しています。提案だけでなく、実際に顧客の現場で課題解決まで手掛ける実践的なスタイルが特徴で、モデリング技術などを得意としています。特に自動車業界での実績が豊富で、モデルベース開発の導入や機能安全への対応などを支援し、顧客のソフトウェア開発を根底から支えることで収益を得ています。
  • 生成AI活用ソリューション
    プロフェッショナルの知見と生成AIを組み合わせることで、高品質かつ高生産性を実現するソリューションを提供しています。これにより、顧客のニーズに合わせた効率的なソフトウェア開発を支援し、新たな収益源を確立しています。AI技術の進化を取り入れ、コンサルティングサービスの付加価値を高めることで、市場の変化に対応しています。
  • ツール・人材育成サービス
    生成AIを活用した要件定義支援サービス「CoBrain(コブレイン)」を提供し、ソフトウェア開発の上流工程を効率化しています。また、当社グループが活用するエンジニアリング手法を基にした人材育成トレーニングや、オンライン学習プラットフォーム「Eureka Box(ユーリカボックス)」を提供し、顧客企業内の技術力向上を支援することで、多角的な収益構造を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • コンサルティング事業
    当社グループは、ソフトウェアの設計技術やコード品質改善、高付加価値なソフトウェアテストなど、ソフトウェア開発に有効な多くの技術を持つコンサルタントを擁しています。自動車業界を中心に、提案から課題解決までをワンストップで提供するコンサルティング会社として事業を展開しています。この事業が当社グループの主要な収益源となっています。
  • 組込みソフトウェア特化
    自動車やロボット、デジタル機器に組み込まれる「組込みソフトウェア」の品質改善に特化したコンサルティングを提供しています。特に自動車分野での実績が豊富で、モデルベース開発の導入や機能安全への対応などを支援し、国内の自動車メーカーやサプライヤーを顧客としています。この専門性が事業の核となっています。
  • 単一セグメント構成
    当社グループは、コンサルティング事業の単一セグメントで構成されています。そのため、セグメント別の詳細な記載は行われていませんが、主たるサービス内容はコンサルティング、コンサルティング+生成AI、ツール提供(CoBrain)、人材育成(Eureka Box)に分類されます。これらのサービス全体で顧客のソフトウェア開発を支援し、収益を上げています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|963 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社及び連結子会社(株式会社bubo)の2社で構成されており、ソフトウェアの設計技術、コード品質の改善、及び複数の製品を効率的に開発するための部品開発や派生開発から高付加価値なソフトウェアテストまで、ソフトウェア開発に有効な多くの技術について豊富な経験と技術を有するコンサルタントを擁し、ソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)の実現に向けて取り組む自動車業界を中心に提案から課題解決までをワンストップで提供することで、顧客を支援するコンサルティング会社です。当社グループは、コンサルティング事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりませんが、主たるサービス内容の特徴を整理すると以下のとおりであります。 ① コンサルティング自動車やロボット、デジタル機器等の製品に組込まれる「組込みソフトウェア」の品質改善に特化したコンサルティングを提供しています。当社のコンサルティングは、従来型の提案主体のコンサルティングではなく、提案した内容を実際に自分たちで実践し、直接課題解決まで手掛けるワンストップ型の実践的スタイルが特徴です。コンサルティング内容は、モデリング技術を中心に、組込みソフトウェア開発に有効な多くの技術を得意領域にしています。また、特に自動車分野に大きな実績を持ち、車載システムの多くの分野に対し、主に上流工程を中心とした開発技術の導入を支援してまいりました。現在も、国内の自動車メーカー、サプライヤーに対し、モデルベース開発の導入/展開や機能安全への対応などを中心に、数多くの支援を行っております。② コンサルティング+生成AIプロフェッショナルの知見に基づくコンサルティングに生成AIを活用し、「高品質+高生産性」ニーズに対応したソリューションとして提供しています。 ③ ツール生成AIを活用した要件定義支援サービス「CoBrain(コブレイン)」として提供しています。 ④ 人材育成コンサルティングで当社グループが活用するエンジニアリング手法を人材育成用のトレーニングサービスと、オンラインによる学習プラットフォーム「Eureka Box(ユーリカボックス)」として提供しています。 当社グループの事業系統図は下記のとおりであります。[事業系統図]

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
組込みソフトウェア開発に有効な多くの技術と豊富な経験を持つコンサルタントを擁する。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
組込みソフトウェアの品質改善に特化した実践的コンサルティングとモデリング技術。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 軽い(資本不要)
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:特定業界(自動車)への依存 / 特定顧客への依存 / 要員の確保
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 2 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

提供された財務サマリに時系列データが収録されておらず、ブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPに関する具体的な情報が得られないため、無形資産による競争優位性は評価できません。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

エクスモーションは主にITコンサルティングやシステム開発を提供していると推測されますが、顧客が他社に乗り換える際の具体的なスイッチング・コスト(学習コスト、システム連携の複雑さ、データ移行の困難さなど)に関する情報が不足しており、現時点では弱いシグナルに留まります。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

提供された情報からは、エクスモーションのサービスにネットワーク効果が存在する兆候は見られません。ユーザー数の増加がサービスの価値向上に直接繋がるようなビジネスモデルではないと考えられます。

コスト優位☆☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

エクスモーションのコスト構造に関する具体的な情報がなく、競合他社と比較して構造的に安価にサービスを提供できる優位性があるかは不明です。情報通信業という性質上、コスト優位性の構築は一般的に困難です。

規模の経済★☆☆☆☆
根拠:弱い規模が参入障壁になる

エクスモーションの市場シェアや業界内での位置づけに関する情報が不足しています。情報通信業は競争が激しい分野であり、規模の経済による明確な優位性を確立しているかは現時点では判断できません。

  • 実践型コンサルティング
    一般的な提案主体のコンサルティングとは異なり、提案内容を顧客と共に実践し、課題解決までをワンストップで手掛ける「実践的スタイル」が強みです。これにより、顧客は具体的な成果を早期に実感でき、深い信頼関係を構築しやすくなります。特に組込みソフトウェア開発のような専門性の高い分野では、この実践力が競争優位性となっています。
  • 自動車業界での実績と技術
    自動車業界において、車載システムの開発支援で豊富な実績とノウハウを有しています。モデルベース開発の導入支援や機能安全への対応など、自動車メーカーやサプライヤーの複雑な課題解決に貢献してきました。この特定分野での深い専門知識と実績は、新規参入企業が容易に模倣できない参入障壁となり、安定した顧客基盤を形成しています。
  • 生成AIと技術の融合
    プロフェッショナルのコンサルティング知見に生成AIを組み合わせることで、「高品質+高生産性」という顧客ニーズに応えるソリューションを提供しています。これにより、従来のコンサルティングの効率を高めるとともに、新たな価値創造を可能にしています。最先端技術を積極的に取り入れることで、常に市場の変化に対応し、競争力を維持しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針(企業理念)組込みシステムの開発現場は、大規模・複雑化への対応に追われる中、一刻も早い変革が求められています。当社グループは、組込みシステム開発の変革に取り組まれるお客さまを現場から支援し、成功に導くためのプロフェッショナル集団です。十分な実績と多くの知見をもったコンサルタントがもたらす「高品質なソフトウェア」により、効率的な組込みシステム開発への変革を成功させ、最終的に、顧客企業の開発する製品の競争力向上へとつなげます。 (2) 経営戦略等AI、IoTによる第4次産業革命の幕開けにより、ソフトウェアがますます重要になるこれからの社会や組込みシステムに対しては、当社グループのもたらす「高品質なソフトウェア」は、これまで以上に期待されることが予想されます。主要な顧客である日本の産業をリードする自動車分野で、最先端の製品開発を支援していくことでノウハウや知見をさらに蓄えていき、建設機器、農機、医療、FA等、あらゆる分野での開発支援にも携わっていくことで、引き続き、当社グループ事業の積極的な展開とともに、株主・投資家を始めとする当社グループの利害関係者への積極的な利益還元を目指します。 (3) 経営環境① AI、IoTによる第4次産業革命の幕開けにより、社会全体がコンピュータで変革される「データ駆動型社会」への移行が始まっています。これまでのようなひとつの製品やコンピュータに閉じたシステムではなく、IoTによってすべてが接続され一体となった、より大きなシステムの構築が求められています。このシステムの中で、組込み機器は現実世界と仮想世界をつなぐ接点として、重要な役割を担うことが期待されているとともに、それを実現するためには、これまで以上のソフトウェア開発が必要になると見込まれます。 ② 当社グループ顧客の多くを占める自動車分野においては、新機能の開発が、これまで以上のペースで増加することが見込まれます。具体的には、高度運転支援(ADAS)のより一層の強化、自動運転(ADS)レベル3対応モデルのリリース、電気自動車(EV)やハイブリッド(HEV)等の新パワーユニットの量産、次世代コックピットやスマートミラー等既存機能のスマート化です。これらの機能を実現するためには、ソフトウェアが大きな比重を占め、それに対する品質確保の需要は、より一層高まるものと思われます。また、自動車単体に留まらない、AI・IoT時代でのモビリティサービスの試行も始まり、より広範囲な品質確保に対する期待も強まると想定されます。 ③ 第4次産業革命を迎え、各企業では新しい製品開発やイノベーションを生み出すための活動を活発化させています。しかし長年の機能追加・変更による品質劣化がより一層進行した既存製品の組込みソフトウェアが膨大な保守作業を引き起こすことで、上記イノベーションを停滞させてしまうおそれがあります。この停滞を避けるために、既存ソフトウェアの品質改善に対する需要はこれまで以上に高まるものと思われます。ただし、リソース(人、モノ、金)の多くは今後を担うイノベーションに割きたいため、既存ソフトウェアの品質改善は、究極の効率化が求められます。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題① 優秀な人材の確保ホームページのリニューアル、展示会への出展のほか採用メディア(ビジネスSNS)の活用等により当社グループの知名度向上を図り、新卒、中途にかかわらず、積極的に人員確保を行っていきます。人員不足による機会損失を防止するため、専任者を設置して採用を強化し、継続して、採用活動を行い、即戦力となる人材の確保に努めております。また、新卒の採用及び教育による人員確保も並行して行ってまいります。 ② 収益基盤の拡充当社グループは、自動車分野以外の新規分野における収益基盤の強化が課題の一つであると考えております。当社グループは、自動車分野で培ったソリューションを展開できる新規分野(医療、建設機械等)への参入等に注力しながら事業を展開してまいります。医療機器分野や建設機械等、自動車業界以外への対応も、規模は小さいものの、展開を図っております。また、コンサルタントの人員数の制約を受けないストックビジネスとして、オンラインによる学習プラットフォーム「Eureka Box(ユーリカボックス)」と生成AIを活用した要件定義支援サービス「CoBrain(コブレイン)」の拡販に注力してまいります。 ③ コーポレート・ガバナンス体制及び内部管理体制の強化当社グループが継続的な成長を続けるためには、コーポレート・ガバナンス機能と内部管理体制の強化は必須であると認識しております。コーポレート・ガバナンスに関しては、経営の効率性、健全性を確保すべく、監査等委員会の設置や内部監査及び内部統制システムの整備によりその強化を図っているところです。また、内部管理体制については管理部門の増員を実施しておりますが、一層の体制強化が必要であると認識しております。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のため、収益力を高めるとともに、経営の効率化を図ってまいります。経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、売上総利益率、売上高営業利益率、コンサルティング要員数、ROE及び増配率を重要な経営指標と位置づけ、各経営課題に取り組んでまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針(企業理念)組込みシステムの開発現場は、大規模・複雑化への対応に追われる中、一刻も早い変革が求められています。当社グループは、組込みシステム開発の変革に取り組まれるお客さまを現場から支援し、成功に導くためのプロフェッショナル集団です。十分な実績と多くの知見をもったコンサルタントがもたらす「高品質なソフトウェア」により、効率的な組込みシステム開発への変革を成功させ、最終的に、顧客企業の開発する製品の競争力向上へとつなげます。 (2) 経営戦略等AI、IoTによる第4次産業革命の幕開けにより、ソフトウェアがますます重要になるこれからの社会や組込みシステムに対しては、当社グループのもたらす「高品質なソフトウェア」は、これまで以上に期待されることが予想されます。主要な顧客である日本の産業をリードする自動車分野で、最先端の製品開発を支援していくことでノウハウや知見をさらに蓄えていき、建設機器、農機、医療、FA等、あらゆる分野での開発支援にも携わっていくことで、引き続き、当社グループ事業の積極的な展開とともに、株主・投資家を始めとする当社グループの利害関係者への積極的な利益還元を目指します。 (3) 経営環境① AI、IoTによる第4次産業革命の幕開けにより、社会全体がコンピュータで変革される「データ駆動型社会」への移行が始まっています。これまでのようなひとつの製品やコンピュータに閉じたシステムではなく、IoTによってすべてが接続され一体となった、より大きなシステムの構築が求められています。このシステムの中で、組込み機器は現実世界と仮想世界をつなぐ接点として、重要な役割を担うことが期待されているとともに、それを実現するためには、これまで以上のソフトウェア開発が必要になると見込まれます。 ② 当社グループ顧客の多くを占める自動車分野においては、新機能の開発が、これまで以上のペースで増加することが見込まれます。具体的には、高度運転支援(ADAS)のより一層の強化、自動運転(ADS)レベル3対応モデルのリリース、電気自動車(EV)やハイブリッド(HEV)等の新パワーユニットの量産、次世代コックピットやスマートミラー等既存機能のスマート化です。これらの機能を実現するためには、ソフトウェアが大きな比重を占め、それに対する品質確保の需要は、より一層高まるものと思われます。また、自動車単体に留まらない、AI・IoT時代でのモビリティサービスの試行も始まり、より広範囲な品質確保に対する期待も強まると想定されます。 ③ 第4次産業革命を迎え、各企業では新しい製品開発やイノベーションを生み出すための活動を活発化させています。しかし長年の機能追加・変更による品質劣化がより一層進行した既存製品の組込みソフトウェアが膨大な保守作業を引き起こすことで、上記イノベーションを停滞させてしまうおそれがあります。この停滞を避けるために、既存ソフトウェアの品質改善に対する需要はこれまで以上に高まるものと思われます。ただし、リソース(人、モノ、金)の多くは今後を担うイノベーションに割きたいため、既存ソフトウェアの品質改善は、究極の効率化が求められます。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題① 優秀な人材の確保ホームページのリニューアル、展示会への出展のほか採用メディア(ビジネスSNS)の活用等により当社グループの知名度向上を図り、新卒、中途にかかわらず、積極的に人員確保を行っていきます。人員不足による機会損失を防止するため、専任者を設置して採用を強化し、継続して、採用活動を行い、即戦力となる人材の確保に努めております。また、新卒の採用及び教育による人員確保も並行して行ってまいります。 ② 収益基盤の拡充当社グループは、自動車分野以外の新規分野における収益基盤の強化が課題の一つであると考えております。当社グループは、自動車分野で培ったソリューションを展開できる新規分野(医療、建設機械等)への参入等に注力しながら事業を展開してまいります。医療機器分野や建設機械等、自動車業界以外への対応も、規模は小さいものの、展開を図っております。また、コンサルタントの人員数の制約を受けないストックビジネスとして、オンラインによる学習プラットフォーム「Eureka Box(ユーリカボックス)」と生成AIを活用した要件定義支援サービス「CoBrain(コブレイン)」の拡販に注力してまいります。 ③ コーポレート・ガバナンス体制及び内部管理体制の強化当社グループが継続的な成長を続けるためには、コーポレート・ガバナンス機能と内部管理体制の強化は必須であると認識しております。コーポレート・ガバナンスに関しては、経営の効率性、健全性を確保すべく、監査等委員会の設置や内部監査及び内部統制システムの整備によりその強化を図っているところです。また、内部管理体制については管理部門の増員を実施しておりますが、一層の体制強化が必要であると認識しております。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のため、収益力を高めるとともに、経営の効率化を図ってまいります。経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、売上総利益率、売上高営業利益率、コンサルティング要員数、ROE及び増配率を重要な経営指標と位置づけ、各経営課題に取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における我が国経済は、米国の通商政策等による影響が自動車産業を中心にみられるものの、緩やかに回復しています。先行きについては、雇用・所得環境の改善や、各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されますが、米国の通商政策の影響による景気下振れリスクには引き続き留意する必要があります。当社グループの事業領域である組込みソフトウェア開発のコンサルティング業界におきましては、製造業をはじめ、多くの産業分野でソフトウェアの重要性が高まり、高付加価値のソフトウェア開発の技術支援が必要とされています。あらゆるものをソフトウェアで定義するSDx時代が到来し、また、生成AIによりソフトウェア開発の手法そのものも転換が迫られています。このような環境の下、コンサルティング事業は、従来の自動車業界の顧客からの継続案件だけでなく、他の産業分野からの新規顧客案件の獲得が進みました。「Eureka Box(ユーリカボックス)」は、リスキリング需要の高まりを背景に順調に推移し、生成AIを活用した要件定義支援サービス「CoBrain(コブレイン)」も2024年11月のサービス提供開始以降の受注が好調で、2025年11月に発表した機能追加により、今後のさらなる受注拡大が見込まれます。a.財政状態(流動資産)当連結会計年度末における流動資産は1,655,295千円となり、前連結会計年度末に比べ83,274千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴い現金及び預金が151,441千円増加したことと、コンサルティング契約の短期化による売上債権の回収早期化が寄与し、売掛金が22,469千円、契約資産が45,751千円それぞれ減少したことによるものであります。 (固定資産)当連結会計年度末における固定資産は202,503千円となり、前連結会計年度末に比べ8,600千円増加いたしました。これは主に生成AIによる要件定義支援サービス「CoBrain」の開発費を資産計上したことにより、無形固定資産のその他に含まれるソフトウェアが35,537千円増加した一方で、のれん償却に伴いのれんが28,633千円減少したことによるものであります。(流動負債)当連結会計年度末における流動負債は187,927千円となり、前連結会計年度末に比べ20,235千円増加いたしました。これは主に「CoBrain」の受注により、その他に含まれる前受金が12,794千円、買掛金が6,524千円それぞれ増加したことによるものであります。(純資産)当連結会計年度末における純資産は1,669,871千円となり、前連結会計年度末に比べ71,639千円増加いたしました。これは主に剰余金の配当に伴い利益剰余金が57,296千円減少した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴い利益剰余金が127,466千円増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は89.9%(前連結会計年度末90.5%)となりました。 b.経営成績当連結会計年度の経営成績は、売上高1,386,816千円(前期比7.9%増)、営業利益189,955千円(同22.1%増)、経常利益194,194千円(同23.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益127,466千円(同28.5%増)と増収増益となり、売上高、営業利益および経常利益は過去最高となりました。なお、当社グループはコンサルティング事業の単一セグメントであり、セグメント別の記載を省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ151,456千円増加し、当連結会計年度末残高は1,440,766千円となりました。主な要因は次のとおりです。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は、主に税金等調整前当期純利益が36,339千円増加した一方で、契約の短期化による資金回収早期化により売上債権の増減額129,795千円が減少したことにより、前期に比べ165,959千円増加し、252,316千円の収入(前期は86,357千円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動の結果支出した資金は、主に前期に比べ開発投資に伴う無形固定資産の取得による支出が35,226千円増加した一方で、有形固定資産の取得による支出が11,109千円減少したことにより、前期に比べ24,059千円増加し、45,070千円の支出(前期は21,010千円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動の結果支出した資金は、主に株式の発行による収入1,470千円が増加したことと、配当金の支払額3,005千円が増加したことにより、前期に比べ1,535千円増加し、55,789千円の支出(前期は54,254千円の支出)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当社グループはコンサルティング事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年12月1日 至 2025年11月30日)金額(千円)前年同期比(%)コンサルティング事業808,522105.7合計808,522105.7 (注) 金額は製造費用によっております。 b.受注実績当社グループはコンサルティング事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の受注実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年12月1日 至 2025年11月30日)受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)コンサルティング事業1,386,681102.0310,839100.0合計1,386,681102.0310,839100.0 c.販売実績当社グループはコンサルティング事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年12月1日 至 2025年11月30日)金額(千円)前年同期比(%)コンサルティング事業1,386,816107.9合計1,386,816107.9 (注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先前連結会計年度(自 2023年12月1日 至 2024年11月30日)当連結会計年度(自 2024年12月1日 至 2025年11月30日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)株式会社SUBARU450,06635.0530,34738.2トヨタ自動車株式会社168,93413.1237,39017.1ウーブン・バイ・トヨタ株式会社221,49517.2107,2627.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、次のとおりであります。a.財政状態の状況財政状態の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態」をご参照ください。 b.経営成績の状況(売上高)当連結会計年度の売上高は、コンサルティング事業は、従来の自動車業界の顧客からの継続案件だけでなく、他の産業分野からの新規顧客案件の獲得が進みました。「Eureka Box(ユーリカボックス)」は、リスキリング需要の高まりを背景に順調に推移し、生成AIを活用した要件定義支援サービス「CoBrain(コブレイン)」も2024年11月のサービス提供開始以降の受注が好調で、2025年11月に発表した機能追加により、今後のさらなる受注拡大が見込まれます。この結果、売上高は前期比7.9%増の1,386,816千円と過去最高となりました。 (売上総利益)当連結会計年度の売上原価は、売上の拡大などにより、同5.7%増の808,840千円となりました。この結果、売上総利益は同11.2%増の577,976千円と過去最高となりました。 (営業利益)当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、支払手数料が減少したものの、給与手当、賞与及び法定福利費等の増加などにより同6.5%増の388,020千円となりました。この結果、営業利益は同22.1%増の189,955千円と過去最高となりました。 (経常利益)当連結会計年度の営業外収益は、受取利息の増加により同83.4%増の4,238千円となりました。この結果、経常利益は同23.0%増の194,194千円と過去最高となりました。 (当期純利益)当連結会計年度の法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額を含む。)は、同13.8%増の66,728千円となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は同28.5%増の127,466千円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。a.資金需要当社グループの資金需要のうち主なものは、人件費、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。 b.財務政策当社グループは、事業運転上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。これらの資金需要につきましては、自己資金によることを基本としておりますが、必要に応じて銀行借入で調達する方針であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績やその時々の状況を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があることから、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営者の問題認識と今後の方針経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、一部業界及び特定顧客への依存等、様々な要因が挙げられます。詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりと認識しております。これらのリスクについては解消に努めていく所存です。 ⑥ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、重要な経営指標として、売上高、売上総利益率、売上高営業利益率、コンサルティング要員、ROE及び増配率を使用しております。それぞれの指標の当連結会計年度における達成率及び次期の計画は以下のとおりであります。売上高は計画比64百万円減(達成率95.6%)、売上総利益率は計画比0.0ポイント減(達成率99.8%)、売上高営業利益率は計画比0.1ポイント減(達成率99.3%)、コンサルティング要員は計画比2名増(達成率102.4%)、ROEは計画比0.0ポイント減(達成率99.4%)、増配率は達成率100.0%となりました。引き続き、計画の達成に向けて、各経営課題に取り組んでまいります。(単位:百万円) 2025年11月期2026年11月期計画計画実績達成率(%)売上高1,4511,38695.61,451売上総利益率(%)41.741.799.843.8売上高営業利益率(%)13.813.799.314.1コンサルティング要員(人)※18486102.481ROE(%)7.87.899.47.8増配率(3か年平均)(%)※25.65.6100.05.3 ※1.コンサルティング要員は、当社グループのコンサルティング要員とビジネスパートナーの合計です。2026年11月期のコンサルティング要員数は、当社グループ要員については増加を見込むものの、「CoBrain」開発に係るビジネスパートナーの減少により、2025年11月期実績を下回る計画となっております。2.増配率(3か年平均)は、配当金÷前年配当金の3年の平均値です。

事業リスク

  • 特定業界への売上集中
    売上高の約73%が自動車業界向けであり、自動運転技術開発の進展や現場支援ニーズの減少があった場合、依頼が大幅に減少し、業績に大きな影響を与える可能性があります。他分野(医療機器、産業機器等)への展開でリスク軽減を図っていますが、特定分野への依存解消には時間を要する見込みです。
  • 特定顧客への依存度
    売上高の55%が上位2社の自動車業界顧客に集中しており、これらの顧客からのニーズが減少した場合、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。売上の分散化に努めていますが、特定顧客への依存を解消するには時間がかかる可能性があります。
  • 優秀な人材確保の困難さ
    ソフトウェアエンジニアリングの専門知識と実践スキルを持つ人材の確保が、大手メーカーとの競争激化により困難になっています。中長期的な新卒者人口の減少も相まって、必要な要員を確保できない場合、新規・既存顧客からの要請に対応できず、受注機会の損失や業績悪化につながる可能性があります。また、少数精鋭のため、主要社員の退職も業績に大きな影響を与えるリスクがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|4,310 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 特定業界への依存当社グループの売上高は、第18期連結会計年度においては、自動車業界向けで約73%が占められております。自動車業界が推進する自動運転等の技術や開発現場で起こる問題点等に対して、当社グループの提案や支援が求められておりますが、技術開発が一段落したり、現場支援のニーズが減少したりした場合、当社グループへの依頼が大きく減少し、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。当該リスクに対しては、他分野(医療機器、産業機器等)での新規顧客獲得により、リスクの軽減に努めておりますが、特定分野への売上集中を解消するには時間を要する可能性があります。 (2) 特定顧客への依存当社グループの売上高は、第18期連結会計年度においては、取引先上位2社に対する売上が全売上高の55%を占めております。当該2社とも自動車業界に属しており、技術支援や現場支援等を実施しておりますが、当該ニーズが減少した場合、当社グループへの依頼が減少し、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。当該リスクに対しては、売上を特定の会社に集中しないように分散を図り、リスクの軽減に努めておりますが、特定顧客への依存を解消するには時間を要する可能性があります。 (3) 要員の確保当社グループでは、ソフトウェアエンジニアリングの理論と、それらを使える技術として実践できるスキルを有する人材により、ソフトウェアに関わる様々な問題を解決するコンサルティングサービスを提供しておりますが、社員の採用については、大手メーカー等との人材獲得競争激化により、当社グループが求めるスキルを有した人材の確保が困難になっております。また、中長期的に新卒者人口は減少傾向にあるため、優秀な人材の確保が困難になる可能性があります。こうした状況が続くと当社グループにおいても必要な要員等が十分確保できず、その結果、新規顧客からの要請や既存顧客からの追加要請などに、十分なコンサルタントの配置が困難となる可能性があり、そのような場合に受注ができないことで当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。さらに当社グループは少数精鋭で運営しており、個々の業務は担当する社員のスキルに依存しているため、現場支援を行う社員の退職は、顧客に対するサービスの提供に影響を与える可能性があります。当該リスクに対して、専任者を設置して、人材紹介会社との連携により通年採用を行い、人材確保に努めるとともに、在籍社員に対しては、各人のスキル向上に向けた予算を付与したり、月2回、帰社日を設けて社員同士の情報交換等を行ったりする等、人材の定着化に努めておりますが、完全に回避できるものではありません。そのため、重要な社員の退職等が発生した場合には、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 (4) 情報漏洩リスク当社グループにおいては、業務特性上、頻繁に顧客のソフトウェア開発に関する情報や、さらには新製品、新技術に関する情報等、顧客に関する重要な情報を取り扱うことがあります。情報漏洩事故が発生した場合、契約破棄、失注等が発生し、信用失墜、事業展開への影響が発生する可能性があります。当該リスクに対して、データを暗号化する、顧客データを個人のPCに保存しない、BIOSパスワードを設定する等の対応をとるとともに、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取得し、情報セキュリティ基本方針を定め、当社役職員への遵守、徹底を図る等により情報漏洩のリスクの軽減に努めておりますが、完全に回避できるものではありません。そのため、情報の漏洩等が発生した場合には、当社の業績に大きな影響を与える可能性があります。 (5) 新技術への対応に関するリスク当社グループのコンサルティング事業は、アーキテクチャや開発プロセスなどにフォーカスしたソフトウェアエンジニアリング技術に基づいて展開しております。現時点においては当社グループのソフトウェアエンジニアリング技術は、顧客企業の要求を満たす十分な優位性を有していると認識しており、原則として稼働時間の一定割合をスキル向上のためのワーキング活動に充てるなど、顧客企業のドメイン知識、新たな技術や知見及びノウハウ等が蓄積できるように取り組んでおります。このような取り組みにも関わらず、ソフトウェアエンジニアリングに新たな技術や手法等がもたらされた場合や高度なAIやツールなどの発展によるソリューションサービスが確立された場合には、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 (6) コンサルティング案件終了に関するリスク当社グループでは、顧客からの受注に基づき、案件ごとに契約書や注文書等を取り交わしてコンサルティングサービスを提供しております。顧客における経営方針や業績の変化等、何らかの理由により顧客との契約が解除されたり、中途解約により業務が継続できなくなった場合や、契約の終了により当初見込んでいた売上が計上されなくなった場合には、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 (7) 法的規制及び訴訟等のリスクについて① 法的規制のリスクについて当社グループのコンサルティング事業において、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下、「労働者派遣法」という。)で定められた労働者派遣事業に該当するものがあります。当社グループは、関係法令の遵守に努めておりますが、労働者派遣法に定める派遣元事業主としての欠格事由に該当したり、関係法令に違反した場合には当該事業の停止や許可の取消しを命じられる可能性があります。また、新たに法規制の制定や改廃等が行われた場合や、司法・行政解釈等の変更がある場合には、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ② 訴訟等のリスクについて当社グループは、取引先と契約を締結する際に、事前にトラブル時の責任分担を取り決める等、過大な損害賠償の請求をされないようリスク管理を行っております。しかしながら、契約時に想定していないトラブルの発生等、取引先等との何らかの問題が生じた場合、これらに起因する損害賠償を請求される、あるいは訴訟を提起されるリスクがあります。かかる損害賠償の金額、訴訟の内容及び結果によっては、当社グループの社会的信用及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) コンプライアンスリスクについて当社グループは、当社グループの役員及び従業員に対し、行動規範を定める等、コンプライアンスに対する意識の徹底を図っております。しかしながら、万が一、当社グループの役員及び従業員がコンプライアンスに違反する行為を行った場合には、当社グループの社会的信用及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 風評リスクについて当社グループは、高品質のサービスの提供に努め、役員及び従業員に対する法令遵守浸透、情報管理やコンプライアンスに対する意識の徹底を行い、経営の健全性、効率性及び透明性の確保を図っております。しかしながら、当社グループのサービスや役員及び従業員に対して意図的に根拠のない噂や悪意を持った評判等を流布された場合には、当社グループの社会的信用及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 当社代表取締役への依存について当社の代表取締役社長である渡辺博之は、当社の創業者であり、設立以来取締役を務めております。同氏は、モデリングに関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において極めて重要な役割を果たしております。当社は、取締役会等における役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化を図り、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により同氏が当社の業務を継続することが困難となった場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 小規模組織について当社は、2025年11月末日現在において、取締役(監査等委員である取締役を除く。)6名(うち、社外取締役1名)と監査等委員である取締役3名(うち、社外取締役2名)、当社グループ従業員88名と小規模な組織となっており、内部管理体制もこれに応じたものとなっております。当社グループは、今後の事業規模の拡大に応じて、人員の増強と内部管理体制の一層の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 親会社について当社は、親会社として株式会社ソルクシーズを有していますが、当社グループは独自の企業文化、経営の自主性を維持しており、独立した経営を行っております。今後においても同社は当社グループの自主的な経営を尊重しつつ連携を深めていくものとしておりますが、同社の経営方針に変更があった場合、当社グループの事業運営等に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社の役員のうち2名が親会社の役員による兼務となっていますが、これ以外には、当社グループと親会社との間に人的関係及び取引関係はありません。当社グループは、親会社との間で以下の関係を有しております。① 役員の兼務について取締役会長の長尾章は、当社の親会社である株式会社ソルクシーズの取締役会長を務めております。同氏につきましては、取締役としての経験が豊富であること及びIT業界に関して相当程度の知見を有していることから、同社と当社の連携強化を図るとともに、経営基盤の強化を期待し招聘しております。監査等委員である取締役の甲斐素子は、当社の親会社である株式会社ソルクシーズの取締役管理本部長兼経理部長を務めております。同氏につきましては、経理部長として財務・経理業務に携わってきた豊富な経験を有しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有していることから、同社と当社の連携強化を図るとともに、監査体制の強化を期待し招聘しております。

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