3058

三洋堂ホールディングス(3058)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

小売業 小売

事業の概要

  • 小売サービス事業
    三洋堂ホールディングスは、本、トレーディングカード(トレカ)、文具・雑貨、映像・音楽ソフト、ゲームソフト、ホビーといった新品の販売を主軸としています。これらは同社の主要な収益源であり、顧客の多様なニーズに応える幅広い商品展開が特徴です。
  • リユース・レンタル事業
    新品販売に加え、本、トレカ、ゲームソフト、ホビーのリユース販売や、映像・音楽ソフト、コミックのレンタルも行っています。これにより、商品のライフサイクルを延ばし、より手頃な価格で商品を提供することで、顧客層の拡大と収益機会の多角化を図っています。
  • 多角的な新規事業
    ビュッフェ事業、フィットネス事業、教育事業、自動販売機設置、不動産賃貸など、小売サービス以外の分野にも事業を拡大しています。これは、既存事業の市場縮小リスクに対応し、新たな収益源を確保するための戦略的な取り組みであり、事業ポートフォリオの多様化を進めています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 単一セグメント事業
    三洋堂ホールディングスは、有価証券報告書において単一セグメントであると記載しており、事業全体を「小売サービス事業」として捉えています。これは、複数の事業を展開しているものの、経営判断や資源配分の観点から、事業全体を一体として管理していることを意味します。
  • 多岐にわたる事業内容
    この単一セグメントには、本、トレカ、文具・雑貨、映像・音楽ソフト、ゲームソフト、ホビー等の新品販売、本、トレカ、ゲームソフト、ホビー等のリユース、映像・音楽ソフト・コミックのレンタルが含まれます。さらに、ビュッフェ事業、フィットネス事業、教育事業、飲料及び玩具の自動販売機設置、不動産賃貸等も含まれており、幅広いサービスを提供しています。
  • 地域集中型の事業展開
    事業系統図からは、主に日本国内、特に東海地方を中心とした地域での事業展開が示唆されます。これは、ローコストオペレーションを活用した多店舗展開戦略と合致しており、特定の地域に集中して顧客基盤を構築していると考えられます。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|368 文字
3【事業の内容】当社グループは、小売サービス事業を主たる事業としており、本、トレカ、文具・雑貨・菓子、映像・音楽ソフト、ゲームソフト、ホビー等の新品販売、及び本、トレカ、ゲームソフト、ホビー等のリユース、並びに映像・音楽ソフト・コミックのレンタルに加えてビュッフェ事業、フィットネス事業、教育事業、飲料及び玩具の自動販売機設置、不動産賃貸等を行っております。また、当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 [事業系統図]以上述べた事項を事業系統図で示すと次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
書籍・雑誌やCDは再販価格維持制度の対象であり、価格設定の自由度が低い。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
大規模小売店舗立地法、古物営業法、著作権法、食品衛生法など多岐にわたる法的規制。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか ディフェンシブ
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 成長投資
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:店舗の出店計画変更や営業継続困難 / 特定仕入先(トーハン)への依存 / 電子書籍や映像・音楽配信による市場縮小
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

三洋堂ホールディングスは「三洋堂書店」ブランドを展開しているが、強力なブランドロイヤリティや特許などの無形資産は限定的。地域密着型の店舗展開が中心であり、他社との差別化要因となるような強力な無形資産は見当たらない。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

書籍・DVDレンタル・ゲーム販売といった商品・サービスは、競合他社(TSUTAYA、GEOなど)でも容易に入手可能。顧客が三洋堂に乗り換えることによる明確な損失や不便さは少なく、スイッチング・コストは低いと考えられる。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

三洋堂ホールディングスの事業モデルには、ユーザー数の増加がサービスの価値を向上させるようなネットワーク効果は存在しない。プラットフォーム型ビジネスではないため、ネットワーク効果は期待できない。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

地域密着型の店舗運営による効率化や、仕入れ・物流における一定の規模の経済性は考えられる。しかし、小売業全体として競争が激しく、構造的なコスト優位性を確立しているとは言い難い。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

東海地方を中心に店舗網を展開しており、一定の地域における規模の経済性は有している。しかし、全国的な競争環境においては、業界全体を代表するような寡占的な地位を築いているとは言えない。

  • ローコスト多店舗展開
    東海地方を中心に、人口3万人程度の小商圏でも出店可能なローコストオペレーションを確立しています。これにより、効率的な店舗展開が可能となり、広範囲の顧客にサービスを提供できる点が競争優位性となっています。
  • 多様な商品とサービス
    本、トレカ、文具、映像・音楽ソフト、ゲーム、ホビーの新品販売に加え、リユースやレンタル、さらにはビュッフェ、フィットネス、教育といった多角的な事業を展開しています。これにより、顧客の様々なニーズに対応し、幅広い層の集客を可能にしています。
  • 地域密着型ビジネス
    小商圏での出店戦略は、地域に根ざしたサービス提供を可能にし、顧客との強固な関係構築に繋がります。地域住民の生活に密着した店舗運営は、顧客ロイヤルティを高め、安定した顧客基盤を築く上で重要な要素となります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、「ほんとのであいのおてつだい」をミッション、「Creating a world without boredom.」をビジョンとして掲げ、持続的な成長を実現するために、企業活動を行っております。このミッションに基づき、「ほんとのであい」を実現するバラエティに富んだ品揃えと、利便性の高いサービスをお客様に提供し、コンプライアンスに沿った適正な企業活動によって利益を確保することで、持続的な成長を目指しております。 (2)目標とする経営指標当社グループで重視する経営指標は、ROA(総資産対当期純利益率)とEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)であり、同指標の継続的な改善を目標としております。ROAを重視するのは、ROAが資本の収益性指標であり、企業の成長速度はROAの水準と強い相関関係があると考えるからであります。また、EBITDAを重視するのは、当社グループの持続的な成長の源泉は、成長のための投資を可能とするキャッシュ・フローの獲得と考えるからであります。 (3)中長期的な会社の経営戦略当社グループは新本と古本を併売するハイブリッド型書店を核として、顧客のニーズの変化に合わせて様々な販売部門やサービス部門を積極的に導入するとともに、スマート無人営業やスマートフォンを活用したサービスを提供する「スマート・ブックバラエティストア」業態の展開を進めております。当社グループを取り巻く事業環境は、動画や音楽配信、スマートフォン等による時間消費の多様化の影響を受けており、中期的には雑誌やDVD・CDなどに依存しない新たな収益構造の確立が必要であると認識しております。こうした環境に対応すべく、成長部門の拡大や新部門の導入を通じて、顧客に支持される業態への進化を図ってまいります。また、スマートサービスの開発や認知向上により、人件費など各種コストの上昇にも対応しながら「ほんとのであい」の実現を追求してまいります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループは「ほんとのであいのおてつだい」をミッションとして、持続的な成長を実現するために、以下の項目について取り組んでまいります。①スマートサービスの拡大スマート無人営業の拡大を進めるとともに、スマートフォンを活用して商品の注文や受取ができるセルフ受取、セルフ取置、宅配ネット決済等の認知度向上を進めてまいります。②成長商材・フォーマットの拡大と新商材・フォーマットの開発トレカや駿河屋、プラモデルなどの成長商材・フォーマットについては、引き続き拡大投資を続けるとともに、新商材・フォーマットの開発を進めてまいります。③リユース事業の強化リユース事業では、適正な買取価格により仕入力を強化するとともに、適正な売価設定により収益性を確保しつつ販売力の向上を図ってまいります。また、当社のリユース事業に対する認知度の低さを課題と捉え、情報発信にも注力してまいります。④コスト構造及び利益構造の見直しスマート無人営業導入店舗では、売上を維持しつつ人件費を抑えるため、有人時間帯の見直しに取り組むとともに、ロス対策を始めとする粗利益率改善策に取り組んでまいります。⑤人材の確保と育成当社グループが将来にわたり継続して企業価値を拡大していくため、人材確保・育成、多様な働き手を支援する環境整備を進めてまいります。また、成長を続ける新規事業に対応するために、人事制度、資格制度の再構築を進めてまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、「ほんとのであいのおてつだい」をミッション、「Creating a world without boredom.」をビジョンとして掲げ、持続的な成長を実現するために、企業活動を行っております。このミッションに基づき、「ほんとのであい」を実現するバラエティに富んだ品揃えと、利便性の高いサービスをお客様に提供し、コンプライアンスに沿った適正な企業活動によって利益を確保することで、持続的な成長を目指しております。 (2)目標とする経営指標当社グループで重視する経営指標は、ROA(総資産対当期純利益率)とEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)であり、同指標の継続的な改善を目標としております。ROAを重視するのは、ROAが資本の収益性指標であり、企業の成長速度はROAの水準と強い相関関係があると考えるからであります。また、EBITDAを重視するのは、当社グループの持続的な成長の源泉は、成長のための投資を可能とするキャッシュ・フローの獲得と考えるからであります。 (3)中長期的な会社の経営戦略当社グループは新本と古本を併売するハイブリッド型書店を核として、顧客のニーズの変化に合わせて様々な販売部門やサービス部門を積極的に導入するとともに、スマート無人営業やスマートフォンを活用したサービスを提供する「スマート・ブックバラエティストア」業態の展開を進めております。当社グループを取り巻く事業環境は、動画や音楽配信、スマートフォン等による時間消費の多様化の影響を受けており、中期的には雑誌やDVD・CDなどに依存しない新たな収益構造の確立が必要であると認識しております。こうした環境に対応すべく、成長部門の拡大や新部門の導入を通じて、顧客に支持される業態への進化を図ってまいります。また、スマートサービスの開発や認知向上により、人件費など各種コストの上昇にも対応しながら「ほんとのであい」の実現を追求してまいります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループは「ほんとのであいのおてつだい」をミッションとして、持続的な成長を実現するために、以下の項目について取り組んでまいります。①スマートサービスの拡大スマート無人営業の拡大を進めるとともに、スマートフォンを活用して商品の注文や受取ができるセルフ受取、セルフ取置、宅配ネット決済等の認知度向上を進めてまいります。②成長商材・フォーマットの拡大と新商材・フォーマットの開発トレカや駿河屋、プラモデルなどの成長商材・フォーマットについては、引き続き拡大投資を続けるとともに、新商材・フォーマットの開発を進めてまいります。③リユース事業の強化リユース事業では、適正な買取価格により仕入力を強化するとともに、適正な売価設定により収益性を確保しつつ販売力の向上を図ってまいります。また、当社のリユース事業に対する認知度の低さを課題と捉え、情報発信にも注力してまいります。④コスト構造及び利益構造の見直しスマート無人営業導入店舗では、売上を維持しつつ人件費を抑えるため、有人時間帯の見直しに取り組むとともに、ロス対策を始めとする粗利益率改善策に取り組んでまいります。⑤人材の確保と育成当社グループが将来にわたり継続して企業価値を拡大していくため、人材確保・育成、多様な働き手を支援する環境整備を進めてまいります。また、成長を続ける新規事業に対応するために、人事制度、資格制度の再構築を進めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況当連結会計年度における我が国経済は、経済活動の活性化が進む一方で、為替相場の急激な変動や不安定な海外情勢等の影響に加え、物価上昇の影響も見られ、依然として先行き不透明な状況が続いております。当社グループを取り巻く事業環境は、動画や音楽配信、スマートフォン等による時間消費の多様化の影響を受けるとともに、人件費や非現金決済手数料などの各種コスト負担が増加しております。このような経営環境のもと、当社グループは新本と古本を併売するハイブリッド型書店を核として、顧客のニーズの変化にあわせて様々な販売・サービス部門を積極的に導入するとともに、スマート無人営業やスマートフォンを活用したサービスを提供する「スマート・ブックバラエティストア」業態の展開を進めております。当連結会計年度においては、4月に星川店(三重県桑名市)、5月に長浜店(滋賀県長浜市)、7月に近江八幡店(滋賀県近江八幡市)にデュエルスペースを備えた大型トレカショップ「トレカ館」をオープンした一方で1店舗を閉店したことから、トレカ館導入店舗は25店舗となりました。また、中古ホビーを扱う「駿河屋」は、11月に名古屋新開橋店(名古屋市瑞穂区)、3月に奈良大安寺店(奈良県奈良市)をオープンし、駿河屋導入店舗は5店舗となりました。さらに、プラモデル売場の導入拡大を14店舗で実施し、プラモデル導入店舗は35店舗となりました。一方で5店舗を閉店したことから、当連結会計年度末時点での店舗数は、68店舗2校となりました。オペレーション面では、顔認証入店による「スマート無人営業」の導入を推進しました。「スマート無人営業」を含む24時間営業を9店舗、自動閉店や自動開店による営業時間延長を4店舗で開始し、スマート無人営業店舗は14店舗となりました。主要な部門の売上高は、書店部門91億1百万円、トレカ部門20億35百万円、文具・雑貨・食品部門15億37百万円、セルAV部門5億73百万円、古本部門5億31百万円、TVゲーム部門3億79百万円、レンタル部門8億21百万円、新規事業部門12億94百万円、サービス販売部門3億28百万円となりました。増収部門としては、トレカ部門が10.7%増、新規事業部門が26.7%増、サービス販売部門が5.5%増となりました。減収部門としては、書店部門が6.9%減、文具・雑貨・食品部門が3.6%減、セルAV部門が15.6%減、古本部門が10.8%減、TVゲーム部門が20.6%減、レンタル部門が17.7%減となるなど、大変厳しい状況となりました。以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高166億5百万円(前連結会計年度比4.0%減)、営業利益1億23百万円(同46.6%増)、経常利益1億68百万円(同23.7%増)となり、一部の店舗で減損損失を50百万円計上したことや、法人税等調整額を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は1億77百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失46百万円)となりました。 ②財政状態の状況当連結会計年度末における総資産は124億10百万円となり、前連結会計年度末に比べ75百万円減少いたしました。これは主に、商品の減少などにより流動資産が42百万円減少し、一部の店舗で減損を行ったことなどから固定資産が32百万円減少したことによるものであります。負債につきましては95億89百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億77百万円減少いたしました。これは主に、買掛金が減少したことなどにより流動負債が2億52百万円減少し、繰延税金負債の減少などにより固定負債が25百万円減少したことによるものであります。純資産につきましては28億20百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益1億77百万円の計上などにより前連結会計年度末に比べ2億1百万円増加いたしました。 ③キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、期首時点に比べ30百万円減少し、当連結会計年度末には24億15百万円となりました。当連結会計年度における現金及び現金同等物の増減は、主に、税金等調整前当期純利益、減価償却費及び減損損失の計上のほか、仕入債務の減少、有形固定資産の取得による支出、長期借入金の借入れ及び返済による影響を受けております。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は41百万円(前連結会計年度は3億42百万円の獲得)となりました。これは主に売上債権の増加が35百万円、仕入債務の減少が2億91百万円あった一方で、税金等調整前当期純利益1億25百万円、減価償却費1億91百万円及び減損損失50百万円を計上し、棚卸資産の減少が47百万円であったことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は1億37百万円(前連結会計年度は1億22百万円の使用)となりました。これは主に差入保証金の回収による収入が53百万円あった一方で、有形固定資産の取得による支出が1億27百万円、無形固定資産の取得による支出が5百万円、差入保証金の差入による支出が14百万円あったことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果獲得した資金は64百万円(前連結会計年度は5億1百万円の使用)となりました。これは長期借入金の返済による支出が4億85百万円あった一方で、長期借入れによる収入が5億50百万円あったことによるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績ⅰ.仕入実績当連結会計年度における仕入実績を部門ごとに示すと、次のとおりであります。部門当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(千円)前年同期比(%)書店6,686,34794.6トレカ1,545,28299.1文具・雑貨・食品901,39589.7セルAV443,26786.4古本158,19980.8TVゲーム312,93379.8レンタル343,03282.5新規事業747,869121.3サービス販売79,867119.4その他1,613109.2合計11,219,80894.8 ⅱ.受注実績当社グループは受注販売を行っていないため、該当事項はありません。ⅲ.販売実績当連結会計年度における販売実績を部門ごとに示すと、次のとおりであります。部門当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(千円)前年同期比(%)書店9,101,83593.1トレカ2,035,153110.7文具・雑貨・食品1,537,24396.4セルAV573,69084.4古本531,52689.2TVゲーム379,08579.4レンタル821,72382.3新規事業1,294,462126.7サービス販売328,539105.5その他1,82491.0合計16,605,08596.0(注)部門間の取引については相殺消去しております。 ⅳ.地域別販売実績当連結会計年度における地域別販売実績は、次のとおりであります。区分当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(千円)前年同期比(%)店舗数増減関東甲信 (2店舗)547,84387.4△1東海北陸 (59店舗)14,036,76296.8△3近畿   (7店舗)2,019,63193.3△1小計(68店舗)16,604,23796.0△5その他847100.9-合計16,605,08596.0△5(注)1.部門間の取引については相殺消去しております。2.店舗数は当連結会計年度末の店舗数を記載しております。また、店舗数増減につきましては、前連結会計年度末の店舗数との比較であります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容(売上高)主要な部門の売上高は、書店部門91億1百万円、トレカ部門20億35百万円、文具・雑貨・食品部門15億37百万円、セルAV部門5億73百万円、古本部門5億31百万円、TVゲーム部門3億79百万円、レンタル部門8億21百万円、新規事業部門12億94百万円、サービス販売部門3億28百万円となり、全体では166億5百万円となりました。増収部門としては、トレカ部門、新規事業部門、サービス販売部門の3部門であります。トレカ部門は前期までに導入したデュエルスペースを備えた大型トレカショップ「トレカ館」22店舗が堅調に推移したこと、当連結会計年度に「トレカ館」を3店舗でオープンしたことから増収となりました。新規事業部門のうち、中古ホビー事業は、「駿河屋」既存店3店舗が堅調に推移したこと、当連結会計年度に「駿河屋」を2店舗オープンしたことから、増収となりました。また、ビュッフェ事業も堅調に推移し増収となりました。さらに、サービス販売部門は、建物・売場の賃貸、転貸等により賃貸収入が増加したことから増収となりました。減収部門としては、書店部門、文具・雑貨・食品部門、セルAV部門、古本部門、TVゲーム部門、レンタル部門の6部門であります。書店部門と古本部門は、動画や音楽配信、スマートフォン等による時間消費の多様化に伴う市場縮小の影響から減収となりました。文具・雑貨・食品部門は、積極的に拡大したプラモデル売場や夢グループによる企画売場は好調に推移したものの、GIGAスクール構想に伴う紙製品・学用品の需要減少により、減収となりました。TVゲーム部門は、ソフトのヒット作が少なく、ハードについても翌期に「Nintendo Switch 2」の発売が見込まれていることから需要が伸び悩み、減収となりました。セルAV部門及びレンタル部門は、ネット動画配信による市場縮小の影響を受け、売上が減少いたしました。当社グループは新本と古本を併売するハイブリッド型書店を核として、顧客のニーズの変化にあわせて様々な販売部門やサービス部門を積極的に導入するとともに、スマート無人営業やスマートフォンを活用したサービスを提供する「スマート・ブックバラエティストア」業態の展開を進めております。当社グループは、「スマート・ブックバラエティストア」という業態を通じて、核となるハイブリッド型書店事業だけではなく「トレカ館」や「駿河屋」などの新事業を推進し、お客様に新たな価値や楽しさ、便利さを提供してまいります。 (営業利益、経常利益)売上高は6億92百万円減少し、売上総利益も大きく影響を受けましたが、利益率の高いトレカ部門、新規事業部門の売上が大きく伸びたことから、売上総利益全体では97百万円の減少に留まりました。販売費及び一般管理費については、以下の増減要因により前期に比べて1億36百万円減少しました。まず、電気代単価の高騰により水道光熱費が25百万円増加し、スマート無人営業拡大にともない修繕費が24百万円増加、さらに非現金決済比率の増加により販売手数料が21百万円増加しました。一方で、閉店や運営体制の見直しにより人件費が83百万円減少したほか、閉店等により地代家賃が50百万円減少し、また閉店や前期の減損損失の影響により減価償却費が22百万円減少いたしました。その結果、当連結会計年度における営業利益は1億23百万円(前連結会計年度比46.6%増)となりました。また、営業外費用より営業外収益が多かったことから、経常利益は1億68百万円(前連結会計年度比23.7%増)となりました。(親会社株主に帰属する当期純利益)固定資産の減損損失を50百万円計上したことや、法人税等調整額を計上したことにより、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は1億77百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失46百万円)となりました。 ②財政状態の分析(流動資産)当連結会計年度末における流動資産の残高は84億74百万円(前連結会計年度比0.5%減)となり、42百万円減少しました。これは主に、閉店や数店舗の改装により商品が43百万円減少したことによるものであります。(固定資産)当連結会計年度末における固定資産の残高は39億35百万円(同0.8%減)となり、32百万円減少しました。これは主に、固定資産の減損損失を50百万円計上したことによるものであります。(流動負債)当連結会計年度末における流動負債の残高は65億25百万円(同3.7%減)となり、2億52百万円減少しました。これは主に、売上の減少に伴い買掛金が2億85百万円減少したことによるものであります。(固定負債)当連結会計年度末における固定負債の残高は30億63百万円(同0.8%減)となり、25百万円減少しました。これは主に、繰延税金負債が40百万円減少したことによるものであります。(純資産)当連結会計年度末における純資産の残高は28億20百万円(同7.7%増)となり、2億1百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益1億77百万円を計上したことによるものであります。また、自己資本比率は、前連結会計年度21.0%、当連結会計年度22.7%となりました。 ③キャッシュ・フローの分析ⅰ.キャッシュ・フローの状況当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ⅱ.資本の財源及び資金の流動性についての分析資金需要当社グループの資金需要は主に大きく分けて運転資金需要と設備資金需要の二つがあります。運転資金需要のうち主なものは子会社による商品の仕入のほか、グループに共通するものとして給料及び手当や地代家賃などの販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、設備資金需要としましては、主に設備投資として店舗の開店・改装や中古ホビー事業など、新規事業に関する建物や器具備品等の固定資産購入によるものであります。また、当社グループは、店舗を中心とした小売サービス事業から日々の収入金があり、流動性資金は十分な水準を確保しているものと考えております。 財政政策当社グループは、運転資金につきましては、営業キャッシュ・フローで獲得した資金より充当し、不足が生じた場合は短期借入金での調達を基本としております。設備資金につきましては、設備資金計画に基づき調達計画を作成し、内部資金で不足する場合は長期借入金による調達を基本としております。また、長期資金の調達については銀行借入による調達を主として、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境、既存借入金の償還時期等を考慮の上、調達規模を適宜判断して実施していくこととしており、当連結会計年度末の有利子負債の残高は27億28百万円となりました。また、金融機関との間で総額13億円の当座貸越契約を締結しております。 ④経営成績に重要な影響を与える要因経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりでありますが、とりわけ以下のものを重要と考えております。 ⅰ.市場動向当社を取り巻く事業環境は、電子書籍や映像・音楽配信、ゲームアプリなどが一般化して消費者の行動が変化し、書籍・雑誌やDVD・CDなどの販売・レンタルの市場の縮小が続いております。この変化の流れが想定よりも急速に進む場合は当社グループの業績に影響を与えるため、デュエルスペースを備えた大型トレカショップ「トレカ館」、中古ホビー事業の「駿河屋」などの新事業の導入を進めております。ⅱ.新規事業投資当社グループは、新規事業の導入を継続して、新たな収益構造の確立を目指しております。しかしながら、新規事業が軌道に乗るまでには数年を要すると考えていることや、事業が想定した収益を獲得できない場合は、投資回収の遅れによるキャッシュ・フローの悪化や減損損失が発生するなど、当社グループの業績に影響を与えます。ⅲ.固定資産の減損市場動向の影響を大きく受ける店舗の継続的な収益の悪化などにより、減損損失の計上が必要となる物件が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があるため、店舗の生産性向上や販売部門の強化を行うことにより収益力の向上を行ってまいります。 ⑤重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 (3)経営戦略の現状と見通し経営戦略の現状と見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりでありますが、当社グループでは、資本の収益性指標としてROA(総資産対当期純利益率)とEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)を重視しております。当連結会計年度におけるROAは1.4%(前連結会計年度は△0.4%)となりました。ROAが改善した主な要因は、売上高は減少したものの利益率の高い部門が伸び売上総利益が微減ながら健闘したこと、販売費及び一般管理費が減少したことから、経常利益が前期を上回ったことによるものです。当連結会計年度におけるEBITDAは、314百万円(前連結会計年度は305百万円)となりました。EBITDAが改善した主な要因は、売上総利益が微減ながら健闘した一方で、減価償却費以外の販売費及び一般管理費が減少したことによるものです。当社グループのROA及びEBITDAの将来予測は、引き続き厳しい環境が続くことを想定して保守的に捉えております。今後も投資の収益性や営業活動による現金創出力が予測を下回ることがないように現状を詳細に分析し、効率的で収益性の高いビジネスモデルへの投資を進め、これらの数値を改善してまいりたいと考えます。 (4)経営者の問題認識と今後の方針について当社の経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」において記載を行っておりますので、ご参照ください。

事業リスク

  • 店舗出店計画の不確実性
    ローコスト出店のため賃貸物件を多く利用しており、地主や貸主との交渉、不動産価格の上昇、建設業界の人材不足、建築資材価格の高騰などにより、計画通りの出店ができない、または店舗運営が継続できない可能性があります。これにより、同社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 特定仕入先への依存
    主要な仕入先である株式会社トーハンへの依存度が高く(総仕入実績の58.5%)、同社との取引関係が不安定になった場合、商品の安定供給に支障をきたし、業績及び財務状況に重大な影響を与える可能性があります。
  • デジタル化による市場縮小
    書籍・雑誌、DVD・CDなどの主要な販売・レンタル市場は、電子書籍や映像・音楽配信の普及により縮小傾向にあります。市場縮小が想定よりも急速に進んだ場合、新規事業への投資回収が遅れるなど、同社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|4,517 文字
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業内容について① 店舗の出店について当社グループは、東海地方を中心に人口3万人程度の小商圏でも出店可能なローコストオペレーションを活用して多店舗展開を行っております。ローコストでの出店を実現するため、基本的には土地・建物の賃貸を想定していることから、地主又は貸主との交渉次第では出店計画が変更になる場合があり、さらには後述のように立地法上の手続きも影響いたします。これらの事情により計画どおりの出店ができない又は店舗の営業が継続できない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、不動産価格の上昇、建設業界の慢性的な人材不足、建築資材価格の上昇などの要因が当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。② 差入保証金等について当社グループは、ローコストでの出店を可能にするため、多くの店舗で賃貸物件を利用しており、貸主に対して敷金を差し入れております。また、地主及び貸主に建物の建築を依頼し賃借を行う場合には、建設協力金として建築費の一部を貸し付け、契約期間内に賃料と相殺で当社グループに返済される契約を締結する場合があります。当連結会計年度末現在での残高は、差入保証金が9億円(建設協力金1億1百万円を含む)であります。これらの契約は、貸主の経済的破綻等による敷金又は建設協力金の回収リスクを伴うものであります。また、借主である当社グループ側の都合による契約の中途解約の場合等、契約内容に従って返還請求権の放棄や違約金の支払いが必要になる場合があります。③ 特定仕入先への依存度について当社グループの主要な取引先は株式会社トーハンであり、当連結会計年度における当社グループの総仕入実績に対する割合は58.5%となっております。株式会社トーハンとは取引基本約定と資本業務提携契約を締結し、これまで取引関係は安定的に推移しておりますが、このような取引関係が継続困難となった場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。④ 電子書籍や映像・音楽配信の影響について書籍・雑誌やDVD・CDなどの販売・レンタルする市場は、電子書籍や映像・音楽配信の影響を受けて縮小傾向にあります。当社は、同市場の縮小を想定し、顧客のニーズに合わせて販売部門の拡大や新規事業の導入を進めておりますが、書籍・雑誌やDVD・CDなどを楽しむライフスタイルの変化が想定より急速であった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。⑤ 新規事業への投資について当社グループは、顧客ニーズの変化に伴い新たな収益構造の確立が必要であると認識し新規事業導入を進めておりますが、導入のための投資額は一定規模を維持する必要があります。当事業年度もトレカ館や中古ホビー事業に投資しておりますが、新規事業の投資回収には数年の期間を要するのが一般的であり、想定した利益水準への到達が計画より遅れた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。⑥ 物流網について当社グループは、自社ロジスティクスセンターを経由する運送について、外部委託しております。昨今の深刻なトラック運転手不足等の要因により安定的な配送が確保できなくなった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。⑦ キャッシュレス決済の普及について当社グループは、キャッシュレス決済の普及を受け、各種QRコード決済を導入しておりますが、当社の想定よりも利用率が上昇した場合は、決済にかかる販売手数料の負担が想定を超え、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、キャッシュレス決済の増加により、売上の現金化までのタイムラグが発生することから、当社の想定よりも利用率が上昇した場合には、当社の財務状況に影響を与える可能性があります。⑧ 大規模なシステム障害の発生に伴うリスクについて当社グループは、効果的かつ効率的な商品管理や店舗運営のために、システム環境の整備を推進しております。当社グループでは主要なシステムを安全性の高い外部データセンターに設置しておりますが、これらのシステムが、外的もしくは内的な何らかの要因、あるいは自然災害等により、予測を超える障害の発生に見舞われ著しく業務に支障をきたした場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。⑨ 災害等に関するリスクについて店舗施設等の周辺地域において、大規模な地震、台風等の自然災害や、事故、テロ活動その他当社グループや供給業者もしくは仕入・流通ネットワークに影響を与える何らかの事象が発生し、当社グループの販売活動や流通・仕入活動が阻害された場合や人的被害があった場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。⑩ 会計上の見積りについて当社グループは、財務諸表の作成にあたり会計上の見積りが必要な事項については、合理的な基準に基づき見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、金額の見直しや実際の結果と異なる場合があり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。固定資産の減損固定資産の価格の下落や店舗の継続的な収益の悪化により、新たに減損損失計上の要件に該当する物件が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (2)法的規制について① 大規模小売店舗立地法について当社グループの店舗のうち、小売の売場面積が1,000㎡以上の店舗は、「大規模小売店舗立地法(以下「立地法」という。)」の規制を受けております。立地法は、小売業を巡る経済的、社会的環境変化を踏まえ、大規模小売店舗の立地に伴う交通渋滞、騒音、廃棄物等の周辺生活環境への影響を緩和し、地域社会との融和を図る制度として、建物設置者が大規模小売店舗を設置しようとする場合に配慮すべき事項を定めたものであります。当社グループが規制対象となる1,000㎡超の新規店舗出店及び既存店舗の増床を行う場合には、出店計画や出店コスト上昇等の影響を受ける可能性があります。② 再販価格維持制度について当社グループの主力商品であります新刊書籍・雑誌及び新品CDは「再販売価格維持制度(以下「再販制度」という。)」の適用対象になっております。再販制度とは、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)」の第23条第4項に基づき著作物等を発行する事業者が販売の相手方である事業者と再販売価格(定価)を決めてこれを維持する契約をしても、同法が適用されないとする制度であります。公正取引委員会は、2001年3月23日に同制度の廃止を促す意見に対して、国民的合意形成がなされていないことを理由に、当面同制度を存置することが適当であるとの見解を示しました。これにより、当社グループの取扱商品への影響は当面ないものと考えられますが、今後において制度の改正又は廃止等が行われた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。③ 個人情報の保護について当社グループは、お客様に関する個人情報及び従業員に関する社会保障・税番号制度(マイナンバー)に関する特定個人情報(以下、個人情報)に関して十分な管理体制を構築し、個人情報に関する規程・マニュアルを活用し、細心の注意を払って個人情報を管理しております。しかしながら、個人情報の漏えい等の事故が発生した場合には、社会的制裁や損害賠償請求の発生等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 青少年保護育成条例について当社グループは、成人向け商品のレンタル及び販売について、「愛知県青少年保護育成条例」及び各自治体の同種の条例を遵守し、必要な配慮を行っております。レンタルにおいては入会時には身分証明書の提示を求めており、また18歳未満の方に成人向けビデオ等を貸出できないよう、会員証によってレジで年齢が判別できるシステムを導入しております。さらに成人向けコーナーは店内でも他の売場から区切られたスペースにし、かつ18歳未満の方の入場を禁止する旨をコーナー入口に掲示しております。しかしながら、こうした運営管理の徹底が図られなかった場合には、当社グループに対する信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。⑤ 古物営業法について当社グループが行っているリユース品の買取及び販売事業は、「古物営業法」による規制を受けております。当社グループで取り扱うリユース品は、本・雑誌、トレカ、ゲーム、おもちゃ・ホビー類があります。古物営業法は、盗品等の売買の防止、速やかな発見等を図るため、古物営業に係る業務について必要な規制を行い、もって窃盗その他の犯罪の防止を図り、及びその被害の迅速な回復に資することを目的としております。当社グループは、同法を遵守するとともに、以下のルールを独自に設け、必要な配慮を行っております。1)同一顧客から同一アイテムの買取を2点以上行わない。(トレカ、おもちゃ・ホビー類を除く)2)15歳未満の顧客からの買取は、保護者同伴の場合以外は行わない。3)15歳以上から18歳未満の顧客からの買取は、保護者への買取承諾の確認連絡がつかない限り行わない。なお、トレカとおもちゃ・ホビー類のリユース品については、その商品特性に鑑み、上記 1)の同一顧客からの同一アイテムの買取に制限を設けておりません。しかしながら、こうした運営管理の徹底が図られなかった場合には、古物営業許可の取り消し、又は古物営業の停止を命じられることなどにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。⑥ 著作権法について当社グループにおける映像ソフトのレンタル事業は、著作権法の頒布権に関する規定の適用を受けております。また、CD及びコミックのレンタル事業は、同法の貸与権に関する規定の適用を受けております。当社グループでは、同法の規定を遵守し、権利者に対して許諾を得てCD及びコミックのレンタルに関する著作権料を支払い、レンタル事業を行っておりますが、今後著作権料の高騰が起こった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。⑦ 食品衛生法について当社グループは、お客様に飲食を提供するために「食品衛生法」の規制を受けております。当社グループでは、同法の規定を遵守し、衛生管理の重要性を十分に認識した上で、定期的に衛生検査を各店舗で実施しておりますが、万一、食中毒事故等が発生し営業停止等の処分を受けたり、法的規制が強化された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

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